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食事が待ち遠しくなる 楽しく続けられる食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」

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子どもの食にまつわる悩みはさまざま。いつも同じものばかり食べていて目新しいものを食べたがらない。遊んでいるとなかなか食事がスタートしない。途中で飽きて食べ終わらない。食への関心が薄い。そんな悩みに寄り添い食事が楽しくなる工夫が込められているのが大塚製薬が提供する食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」です。製薬会社がなぜ食育アプリを開発したのでしょうか。どんなアプリなのか、お聞きしてきました。

この記事のもくじ

キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。今回は、食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」です。料理を撮影してクイズに答えると食材のキャラクター「もぐみん」を仲間にすることができるなど、食事が楽しくなったり、食への関心がわいてきたりする仕掛けがたくさん。興味が移りがちな子どもたちでも続けられるゲームアプリでした。

もぐもぐタウンとは


大塚製薬が提供する食育ゲームアプリ。料理に使われている食材のキャラクター「もぐみん」を集めて、町を育てていきます。なぞなぞのようなクイズや、大人でも「へぇ」と興味がわくクイズなど楽しい仕掛けが随所にあり、幼児から大人まで家族で楽しめるアプリです。


「もぐもぐタウン」についてお聞きしました!


お聞きした方:大塚製薬 武藤太郎さん

食材キャラクターもぐみん集めや、クイズなど仕掛けがいっぱい


自身も4歳の娘がいる親として「継続して楽しめるアプリをつくりたい」と開発。

-「もぐもぐタウン」はどのようなアプリでしょうか

武藤さん:「もぐもぐタウン」の市長となって食材をキャラクター化した「もぐみん」を集め、町を育てていくゲームアプリです。料理を撮影するとAIが料理に使用されている食材を推測し、その中から3つのもぐみんをピックアップ。集めたもぐみんの数や種類が増えると町が広がっていきます。


料理を撮影するとAIがメニューを推測し、そのメニューで使用される食材のもぐみんをピックアップ。

-豚肉、鶏肉、玉ねぎ、卵などよく使う食材は、もぐみんがかぶってしまいませんか?

武藤さん:何回やっても楽しめるように、表情が異なるもぐみんがひとつの食材につき2500種類あります。もぐもぐタウンは100種類の食材に対応しているので、最大25万種類のもぐみんが登場することになるんです。同じ食材であっても、どんなもぐみんが出てくるか楽しんでいただけるのではと思います。やはり、楽しくないと続かないですよね。「明日もやりたい!」「次の食事が楽しみ!」と思っていただけるような主体的に継続して取り組める工夫を凝らしました。



目元や口元の表情が変わるだけで、もぐみんの雰囲気ががらりと変わり、次のもぐみんとの出会いが楽しみになります。

-料理の撮影後に毎回出てくるクイズも楽しいです

武藤さん:クイズは、なぞなぞのような面白味のあるもののほか、その食材がどのように育っているのかといった知識が得られるようなものまでいろいろなジャンルを揃えました。中には大人でも難しいものもあります。
解答では写真を使うなどして、食材の正しい知識をわかりやすく伝えるようにしています。


食材に関する正しい知識を楽しく学ぶ


クイズの解答では写真なども使用して、実際の野菜や果物の姿・形なども紹介します。

-もぐもぐタウンをつくることになったきっかけを教えてください

武藤さん:大塚製薬は人の健康を身体全体で考えるトータルヘルスケアカンパニーとして、事業を展開しています。栄養補助食品の開発や食育活動を長年行ってきた知見・ノウハウを活かし、家庭でコミュニケーションを取りながら、楽しく正しい食や栄養についての知識を学べる機会を提供したいと考えたことがきっかけです。

-正しい知識とは、どういうことでしょうか

武藤さん:どのようなアプリにするかを検討する中で、子育てに関わる方々や専門家の方々に直接お話をうかがいました。子どもが食事をしない、偏食があるなど毎日の食事に関する悩みが多いことがわかったほか、野菜や果物が畑でなっているところを知らない子や、切り身の魚しか見たことがない子がいるとの声があったのです。知らないからと言って危険があるわけではありません。しかし魚の本当の形や、とうもろこしは粒々の集合体であることなど、食や栄養に関する正しい知識を持ってもらうことが健康に関心を持ってもらうために重要だと考えています。
何より、子どもが主体的に学んだことは身につきやすいと思っています。そこで、もぐみんやクイズなどのゲーム感覚で遊べる要素を盛り込みながら正しい知識を得てもらえるようにすることで、子どもが「これ知ってる?」と語りたくなる体験をつくるようにこだわりました。


「今日はナスを食べてみる」。子どもの心に生まれるチャレンジの気持ち


武藤さんの未就学の娘さんも「もぐもぐタウンをやりたい」と、すぐに席について最後まで食べるようになったそう。

-利用された方からの声で嬉しかったものはありますか?

武藤さん:食に関するコミュニケーションが増えたという声をいただいています。クイズを家族で一緒にしたり、野菜や果物の写真を見て興味がわいたので一緒にスーパーマーケットに買い物に行ってみたいと言われたという例もありました。
また、なかなか食卓の席につかなかった子が、もぐもぐタウンをやりたいからと席についたり、ナスが苦手だけどナスのもぐみんをGETしたいからナスの料理を食べると言ったりした子もいるそうです。

-料理の撮影後に出てくるクイズで「食後」を選べるのは嬉しいです

武藤さん:撮影後すぐではなく、まずは食事を始めていただき、後からのお楽しみにしていただくこともできます。クイズはさまざまな難易度のものを用意しているので、子ども1人で解答するのではなく、周りの人に聞いたり、一緒に悩んだりしてコミュニケーションを取りながらしていただけると嬉しいなと思っています。


もぐみんが増えると大きくなる町には、人の身体にちなんだユニークな名前の施設や広場があります。


-もぐもぐタウンは何歳くらいから始められますか?


武藤さん:表示される文章の漢字表記は小学3年生を基準にしていますが、写真を撮るだけの簡単な操作なので、3~4歳くらいの子でも楽しんでいただけます。また、高校で先生をされている方が生徒たちに遊ばせたところ、ものすごく面白がって毎日お弁当を撮影して盛り上がっているという声もいただきました。クイズも「親も楽しんでいます」と言っていただくこともあり、さまざまな年代の方に活用いただいています。


食を通したコミュニケーションが増えることも食育のひとつ


「今後はイベントに出るなどして認知を広げていきたい」と話す武藤さん。

-キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします

武藤さん:「食育」は非常に広義であり、難しいと思われるかもしれません。だからこそ、もっと気軽に取り組んでもらえるように、もぐもぐタウンを開発しました。実際に開発してみて、食についての正しい知識を得ることも食育ですが、食に関して家庭でコミュニケーションが醸成されることも食育のひとつだと改めて感じるようになりました。
そして、まずは子どもたちに「食べることが楽しい」と思ってもらうことが何よりも大切です。そのツールとして、もぐもぐタウンを使っていただけたら嬉しいです。


まとめ


家庭内で食について会話が広がる。それ自体も食育だと語る武藤さん。子どもたちの食への意識が変わった先には、パパやママたちの食への意識も変化する可能性が秘められたアプリでした。



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