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【助産師監修】新生児の授乳回数・間隔は?母乳、ミルク、混合授乳の違いも紹介!

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赤ちゃんとの生活が始まったママやパパにとって、母乳やミルクの量が十分に足りているかを判断するのは、なかなか難しいことがあります。
授乳方法によって授乳回数や授乳間隔が違うことを知っておくと、毎日の授乳に役立ちます。
今回は、新生児期の赤ちゃんの特徴と、1日に必要な母乳やミルクの量に応じた授乳回数や授乳間隔について解説します。

この記事のもくじ

授乳回数や授乳間隔の数え方

赤ちゃんの授乳回数と授乳間隔の数え方をおさらいしておきましょう。

授乳回数とは?

授乳回数とは「母乳やミルクを飲み始めてから飲み終わるまで」を1回として、1日のうちに何回繰り返したかを数えた回数のことです。

授乳間隔とは?

授乳間隔とは、母乳やミルクを飲み始めた時刻から、次の授乳で飲み始める時刻までの間隔のことです。飲み終わった時刻から次の授乳で飲み始める時刻までの間隔のことではありません。

新生児期の授乳の特徴は?


生まれたばかりの赤ちゃんは胃が小さいため、1度に少量しか飲むことができず、授乳に慣れるまでは1回の授乳に時間がかかることがあります。
授乳が集中する時間帯があったり、特に夕方から夜にかけて頻回に飲みたがることがあります。

赤ちゃんの胃は、生後1週目ではおおよそ生後日数×10mLを飲めるサイズで、生後1週間を過ぎる頃から生後1か月頃には50〜80mLを飲めるサイズに変化します。


母乳の場合

左右のおっぱいを合わせて平均20〜40分かかります。 生後1か月を過ぎると、赤ちゃんの胃は大きくなり、飲める量が増えてくるので、授乳時間は平均15〜20分と短くなっていきます。
おっぱいをくわえた最初の2〜3分間に母乳が一気に流れ出る射乳反射が起こるので、数分間でおっぱいから離れることもありますが、授乳に慣れると、満足するまで飲み続けるようになっていきます。

哺乳瓶の場合

適量を15分ほどで飲み終わるよう設計されていますが、赤ちゃんが授乳に慣れるまでは、さらに時間がかかることがあります。

授乳後の赤ちゃんが満足していて、1日に薄い黄色の尿が6回以上、便が3回以上(ミルクだけの場合は1回以上)あれば、母乳やミルクの量は足りていると判断してOKです。


新生児期の赤ちゃんの授乳回数や間隔は?


赤ちゃんの成長にとっては、回数や間隔よりも、1日に必要な母乳やミルクの量を確実に飲むことが大切です。
新生児期の赤ちゃんに必要なエネルギー量から計算すると、1日に必要な母乳やミルクの量は、およそ500〜600mLです。
1日に必要な母乳やミルクの量と、授乳のリズムが規則的な場合の授乳回数や授乳間隔の目安について解説します。


【新生児】母乳の場合の授乳回数や間隔は?

授乳回数 : 1日7〜8回以上 1日10回以上となることもある
授乳間隔 : 1.5~2時間 場合によっては3時間おき
1回あたりに飲む量 :
生後すぐから生後1週間頃までは生後日数×10mL程度
生後1週間を過ぎる頃から生後1か月頃は50~80mL程度

ちなみに、母親が1日8回以上授乳や搾乳をしていると、母乳を作るのに欠かせないホルモン(プロラクチン)の効果を維持するのに役立ちます。
また、母乳育児を続けて産後1か月ほど経過すると、毎日約600mL程度の母乳が出るので、赤ちゃんが1回に50~80mL飲むと仮定すると、授乳回数は8~12回になります。
 

母乳のあげ方に関する記事はこちら!



【新生児】ミルクの場合の授乳回数や間隔は?

授乳回数 : 1日7~8回
授乳間隔 : 規則的であれば2~3時間
1回あたりに飲む量 :
生後すぐから生後1週間頃までは生後日数×10mL程度
生後1週間を過ぎる頃からは 80mL程度
生後2週間~1か月頃までは80~120mL程度

1日に必要なミルクの量を6回に分けて毎回140mL飲む赤ちゃんもいれば、10回に分けて毎回50mL飲む赤ちゃんもいます。
ミルクは、赤ちゃんに必要な栄養を一定の濃度と量で飲むことを前提に製造されているため、母乳を飲む場合よりも1回あたりに飲む目安の量は多いです。
ミルクのパッケージに書かれている調乳量は、ミルクだけ飲む赤ちゃんが十分に育つための量や回数なので、必ず表示の通りに飲み切らないといけないというわけではありません。
 

ミルクに関する記事はこちら!



【新生児】混合授乳の場合の授乳回数や間隔は?

新生児期の赤ちゃんが混合授乳※で育つ場合、母乳とミルクを合わせて1日に飲む量は、150〜200mL/kgが目安です。
例えば、体重3kgの赤ちゃんであれば、母乳とミルクを合わせて1日に飲む量は、450〜600mLが目安となります。
毎回母乳を飲ませた後に不足する量をミルクで補う場合、授乳回数・授乳間隔は、母乳の場合とほぼ同じですが、母乳よりミルクの量が多いと、授乳回数が少なかったり、授乳間隔が3時間以上あくこともあります。
※専門用語では「混合栄養」と言いますが、この記事では一般的に使われる「混合授乳」という言葉を使って説明しています。

混合授乳に関する記事はこちら!



授乳回数が多いと悩むママやパパに知っておいてほしいこと


生まれてすぐの赤ちゃんの授乳回数が多いと感じたときに知っておきたいことを解説します。

急成長期は授乳回数が増えやすい

生後2〜3週頃、急に授乳回数が増えることがあります。
この時期は、赤ちゃんの食欲と成長にスパートがかかる急成長期で、授乳や睡眠のペースが乱れ、理由なく赤ちゃんが泣くことがあります。

新生児期を過ぎて、生後6週頃と生後3か月頃にも出現することがあります。
ママが乳房の張りを感じなかったり、ミルクを足すべきか不安になったりしがちですが、赤ちゃんの欲しがる欲求に合わせて授乳回数を増やしていくと、母乳の量は増え、数日で元の状態に戻ることが多いです。
急成長期は、普段より量や回数を増やして授乳しても問題ありません。

しっかり飲めている回数だけを数える

母乳の場合、赤ちゃんの欲しがるままに授乳すると、授乳回数が10回以上になることはよくあることです。
赤ちゃんの成長にとっては、回数よりも1日に必要な量を飲めているかが大切ですが、親にとって回数の多さが負担になる場合、しっかり飲めている回数だけ数え直してみると、意外に回数が多くないことがあります。

授乳1回分の数え方に、医学的に正確なルールはありませんが、母乳の分泌や赤ちゃんの飲むペースに応じた下記のルールで数え直してみると、しっかり飲んだ授乳回数の判断に役立つかもしれません。
 

<授乳1回分を数えるルール>

「おっぱいをくわえて最初の射乳反射が起こりやすい2分間よりも長く飲んでいる」「授乳間隔が30分以上あいている」の両方の条件を満たした場合、授乳1回分として数える。



生後3か月までの授乳のスケジュールを解説!


生まれたばかりの赤ちゃんは、昼夜の睡眠リズムが整っていないため、授乳と睡眠を短い間隔で繰り返します。
生後1〜2か月頃になると、1度に飲む量が増えて、授乳間隔が長くなり、生後3か月頃に向かって睡眠リズムも安定していきます。
成長するにつれて、授乳回数や授乳間隔が少しずつ安定していきますが、もし1日のほとんどを授乳しながら過ごしている場合は、早めに専門家へ相談しましょう。



授乳回数や授乳間隔が気になる場合は、専門家へ相談しよう


赤ちゃんが欲しがるときに授乳をして、尿や便がしっかり出ていれば、「〇時間おきの授乳だから」「授乳間隔が〇時間あいてないから」と時間で管理する必要はありません。
赤ちゃんの成長には、1日に必要な母乳やミルクの量を飲めていることが大切です。
授乳回数や授乳間隔が気になる場合は、2週間健診や1か月健診で医師や助産師へ相談しましょう。

監修・執筆【助産師:古谷 真紀(ふるや まき)】

自治体や企業等と連携した産前産後ケア事業担当を歴任後、妊娠中から産後のママパパ&赤ちゃんのための講座運営や相談事業に従事している。

【参考文献】
・授乳・離乳の支援ガイド 実践の手引き(2019年改訂版)第2版 公益社団法人母子衛生研究会 2021
・母乳育児支援スタンダード第2版 NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会  医学書院 2015
・Kent JC et al. Volume and frequency of breastfeedings and fat content of breast milk throughout the day. Pediatrics. 2006;117(3):e387-395


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