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【保育士監修】赤ちゃんとの遊び方 生後1~6ヶ月の発達を促す遊び

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赤ちゃんはかわいいけれど、遊び方がわからないというママやパパは多いもの。
保育士としてたくさんの赤ちゃんと触れ合った経験から、遊びは赤ちゃんの心と身体の発達を促す効果が高いと感じています。

そこで今回は、ママやパパにおすすめしたい生後1ヶ月~6ヶ月の赤ちゃんとの遊び方を月齢ごとにご紹介します。

この記事のもくじ

赤ちゃんの心と身体の発達に合わせた遊びが大切

赤ちゃんと遊べるのはいつから?

生まれたばかりの0歳の赤ちゃん。
ママやパパの声かけに反応する様子がないように見えても、実はたくさんのことを感じています。
赤ちゃんの脳は、1歳頃までに急速に成長していきます。
生まれてすぐからでも、抱っこや声かけを中心とした遊びで好奇心を刺激することができます。
毎日の遊びの中で、赤ちゃんの心と身体の発達を促すことができたら嬉しいですね。


月齢はあくまで目安と考えて


この記事では、月齢別に赤ちゃんとの遊び方を紹介していきます。
でも月齢はあくまでも目安。
発達には個人差があるので赤ちゃん自身の身体と心の発達に合わせて、様子を見ながら遊んでみてください。

生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊び方

生後1ヶ月の赤ちゃんの発達は?

短い周期で眠ったり起きたりする時期。
起きている時には、あたたかな声かけやスキンシップでコミュニケーションをとりましょう。
視力は、ぼんやりママとパパの顔が見えるくらい。
生後間もない赤ちゃんだけが持っている、意思に関係なく反射的に身体が動く「原始反射」がはっきりとあらわれる時期です。

生後1ヶ月の赤ちゃんとの遊びアイデア

手のひらをツンツン
原始反射のひとつ、「把握反射」をぜひ体感してみてください。
赤ちゃんの手の平を指でツンツンと触ると、ぎゅっとにぎってくれます。赤ちゃんの意思でにぎるわけではないのですが、とても愛おしい動作です。

顔のマネっこ
赤ちゃんを抱っこして向かい合わせにします。
ママやパパが口をあける、唇を尖らせる、舌を出すなどして見せると、反射的に赤ちゃんがマネをします。
これは「新生児模倣」というこの時期ならではの現象で、いろいろな表情を見せてくれます。
 



生後2ヶ月の赤ちゃんとの遊び方


生後2ヶ月の赤ちゃんの発達は?


あやされると笑顔になったり、「あー」と声を出したり、少しずつ表情が出てくる時期。
視力が発達しママやパパと視線を合わせることもできるようになります。


生後2ヶ月の赤ちゃんとの遊びアイデア


こちょこちょ遊び
赤ちゃんの全身に順に触れ「こちょこちょ~」とくすぐります。ママやパパとスキンシップをとることで赤ちゃんはリラックス。
運動能力を高める効果や脳への刺激になりますので、足の裏のマッサージもおすすめです。

だっこでゆらゆら
抱っこをして視線を合わせて歌をうたったり、お話ししたり、やさしくゆらゆら揺らしましょう。
この遊びをすると、赤ちゃんはママやパパの顔をじっと見つめてくれます。
 



生後3ヶ月の赤ちゃんとの遊び方


生後3ヶ月の赤ちゃんの発達は?

手足をパタパタと動かせるようになってきます。
また、おもちゃを持つこともできるように。
自分の手の存在に気づき、じ~っと見つめる仕草が見られることもあります。
この頃になると、楽しい時には声を出して笑うようになります。

生後3ヶ月の赤ちゃんとの遊びアイデア


音の出るおもちゃ
音の出るおもちゃを赤ちゃんのそばで鳴らします。赤ちゃんがふり向いたら「おもちゃ、見つけたね」と声かけします。
にぎりやすいリング状のおもちゃは、赤ちゃんに持たせて遊ぶこともできます。

足をパタパタ歌遊び
仰向けの赤ちゃんの足を持ち、「歩こう~歩こう~♪」などいろいろな歌に合わせて足をパタパタと動かします。
ゆっくり、早く、もっと早く! というようにテンポを変えると、赤ちゃんは大喜びです。
 
ほっぺみつけた!
「ほっぺをみっけ、おでこをみっけ、おててはここ」などと声をかけながら赤ちゃんに触れます。
赤ちゃんのやわらかな身体の感覚を楽しむつもりで、愛情いっぱいに触れましょう。
 



生後4ヶ月の赤ちゃんとの遊び方


生後4ヶ月の赤ちゃんの発達は?


首が座り、動くものを目で追うようになる時期です。 周囲のものに興味を持ち始め、ママやパパの声がする方を振り向いて見るように。
また、興味のあるものに手を伸ばす動作も見られるようになります。


生後4ヶ月の赤ちゃんとの遊びアイデア


ハンカチゆらゆらひっぱりっこ
赤ちゃんのそばでハンカチをゆらします。
赤ちゃんが手を伸ばしてきてしっかりつかんだら、やさしくひっぱりっこ。
素材のもつ楽しさに触れ、握る力を促す遊びです。

おなかでザブ~ン!
仰向けになったママやパパのおなかに、赤ちゃんを乗せます。「波が来たよ~ザブ~ン」と身体をゆらします。
「大波が来たよ~」と言って大きくゆらし、「小波が来たよ~」と言って小さくゆらすなど、動きにアクセントをつけるととても喜びます。
 
鏡遊び
赤ちゃんに鏡を見せると興味津々。
「あ~」「う~」と喃語を発しながら楽しみます。
遊びを通して少しずつ自分の顔と認識するようになります。
一緒に大きな鏡に向かってママやパパが映ったり隠れたりするのも、赤ちゃんにとってはとても楽しいことです。
 



生後5ヶ月の赤ちゃんとの遊び方


生後5ヶ月の赤ちゃんの発達は?


うつ伏せになって両手を使って遊べるようになる時期。自分からものに手を伸ばし、口に入れてその素材を確かめるようになります。
また喜怒哀楽の感情がはっきりしてきます。


生後5ヶ月の赤ちゃんとの遊びアイデア


いないいないばあ
「いないいないいばあ」と言って手で顔をおおったり見せたりします。どこかに隠れたり、ハンカチなどを使って顔を隠したり、強弱をつける、表情を変えるなど、いろいろなバリエーションで遊んでみましょう。
「いないいないばあ」を喜ぶのは、記憶や予測の能力が備わってきている証拠。だんだんと、自分から手やハンカチをのけようとする仕草も出てきます。

寝返りぐるりん
赤ちゃんが自分で身体を横向きにするなど、身体をひねる動きが見られるようになったら、足腰や肩を支え、寝返りのサポートをしてあげましょう。
その際、寝返りする方向と逆の足をもう片方の足の上に置いて、交差させておくとスムーズです。寝返りの瞬間に「ぐるり~ん!」と声をかけると赤ちゃんは大喜び。
お気に入りのおもちゃなどを横において興味を引くのも、寝返りを促すのに効果的です。

これ、なあに?
「これ、なあに?」と聞きながら、キラキラしたもの、はっきりした色のもの、やわらかいもの、かたいもの、音の出るものなど、いろいろな素材のおもちゃを赤ちゃんにわたしてみましょう。
赤ちゃんは、おもちゃに手で触れたり、口の中に入れたりして素材を確かめながら遊びます。
注意点は、赤ちゃんが触れるものは清潔にしておくこと。そして、飲み込む危険性のない大きさのものを選んでわたすことです。
 



生後6ヶ月の赤ちゃんとの遊び方


生後6ヶ月の赤ちゃんの発達は?


短時間であれば、自分で座れるようになってきます。寝返りができるようにもなる時期。
うつ伏せでおなかをつけて前に進む「ずりバイ」もできるようになり行動範囲が広がります。
ママやパパとそれ以外の人との区別がつくようになり、人見知りをする子も。


生後6ヶ月の赤ちゃんとの遊びアイデア


おいでおいで
少し離れたところから、うつ伏せの赤ちゃんに「おいでおいで」と呼びかけます。ずりバイやハイハイを促す遊びです。
赤ちゃんの興味のあるおもちゃを見せて呼ぶのもおすすめです。

ボールころころ
赤ちゃんの前に、やわらかいボールを転がします。赤ちゃんはボールをずりバイやハイハイで追いかけます。
ボールに手が届くと両手で持って投げようとする仕草も見られ、全身の運動になります。

おもちゃをどうぞ
座っている赤ちゃんにパパやママが「どうぞ」と言っておもちゃをわたします。
この時、高いところ、低いところなど赤ちゃんがいろいろな姿勢をして受け取るよう促します。
また「○○どうぞ」と、ものの名前を言いながらわたすと、言葉を覚えることに繋がっていきます。
 



愛情いっぱいのコミュニケーションで安心感を


たくさん赤ちゃんとの遊びを紹介しましたが、生後1ヶ月~6ヶ月の時期になによりも大切なのは、ママやパパと赤ちゃんの絆を育むことです。
この絆が、その後の発達の基礎となっていきます。遊びを通したコミュニケーションのひとつひとつが、赤ちゃんとの絆を深めていきます。
「できる」「できない」にこだわらず、ママやパパ自身が赤ちゃんとの触れ合いを楽しみ、愛情いっぱいのコミュニケーションの時間にしてくださいね。
 

生後7ヶ月~1歳の赤ちゃんとの遊び方はこちら!


 

ライター:にこあい

元保育士、9歳6歳の兄妹のママ。育児を楽しみながらチャイルドコーチング、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーの資格を取得。
 「子育て学び広場 にこあい」で、オンライン子育て相談や子育て講座を開催。


イラスト:Ryoko Ishiyama
 


【参考文献】
・藤崎眞知代 野田幸江 村田保太郎 中村美津子『保育のための発達心理学』新曜社 1998年
・池田由紀江『脳と体の発達をうながす赤ちゃん体操』講談社 2008年

 
 



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