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保育士が教える、赤ちゃんとのスキンシップのコツ その効果と方法

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赤ちゃんとの生活は喜びが多い反面、不安に思うこともあるのではないでしょうか。
毎日一緒に過ごしている赤ちゃんとのスキンシップは、どのようにしていますか?
スキンシップは大切というけれど、方法などがわからないという方も多いのでは?
ここでは赤ちゃんとのスキンシップの効果や、行う方法とコツについて月齢別にご紹介します。

この記事のもくじ

赤ちゃんとのスキンシップはどんな効果があるの?

スキンシップは赤ちゃんにとってどんな効果があるのでしょうか?


愛情ホルモン・オキシトシンが分泌される


肌と肌がふれあい、お互いのぬくもりを感じられるスキンシップ。
スキンシップをするとオキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンは脳内物質のひとつで、不安やストレスなどを抑制する働きがあると言われています。
別名「愛情ホルモン」とも呼ばれ、出産や授乳時に分泌が増加し、その後の母性行動の形成にも重要な役割を果たしているのです。
赤ちゃんはママに抱っこされたり、素肌がふれあうマッサージをされたりすることなどでオキシトシンが分泌されます。

そのほか、オキシトシンは大人になってからの人間関係や社会的な行動にまで、関係するホルモンであることがわかってきています。
 



身体の発達を促す


スキンシップには成長ホルモンの分泌を促す働きがあるとも言われています。
なかでもベビーマッサージは脳だけでなく、身体の発育にも効果があるそう。
身体をマッサージすることで血行がよくなり、食欲増進や筋肉の発達を促進。
肌のふれあいを心地よく感じることが刺激になり、ストレスホルモンを抑制し免疫力のアップにもつながります。

親子の絆が深まる

スキンシップは親子の絆を深める効果も期待できます。
赤ちゃんにとっては何もかもが初めて。
ママやパパも毎日のお世話をとおして赤ちゃんとスキンシップをはかることで親になったことを実感しながら、少しずつ親子の関係を築いていくのです。
お世話になれてくると、赤ちゃんの泣き声で何を求めているか聞き分けられるようにもなります。

一見すると、ママやパパが赤ちゃんに一方的に愛情を注いでいるようですが、赤ちゃんからも愛情をもらい、やすらぎを与えられていることに気づくことでしょう。
先に紹介したオキシトシンは、親子の絆を深めるホルモンとも言われています。

スキンシップは赤ちゃんだけでなくママやパパにとってもいいこと尽くめ。
たくさん抱っこして、赤ちゃんとの時間を有意義なものにしましょう。

赤ちゃんとのスキンシップの方法は? 月齢別に紹介

ここでは、月齢別におすすめのスキンシップの方法やコツについて紹介します。
 



新生児〜2ヶ月ごろ


新生児〜2ヶ月ごろの赤ちゃんの特徴
新生児〜2ヶ月ごろの赤ちゃんは、眠っている時間が多いのが特徴です。
目はまだはっきりとは見えていませんが、声を認識できます。
1ヶ月を過ぎるとあやすと笑うようになります。
 

【おすすめのスキンシップ】

  • 抱っこ
  • おむつ替え
  • 沐浴後のスキンケア

 


この時期は授乳やおむつ替えなどのお世話が中心。
産後しばらくはママの身体が本調子でない場合もあるので、お世話のついでにスキンシップを行いましょう。
赤ちゃんはママのおっぱいの匂いや心臓の音で安心します。
泣いたら抱っこをしてあげてください。
抱っこをする時のコツは、おくるみなどに包んであげること。
抱きやすいだけでなく、布に包まれることで赤ちゃんも安心するようです。

抱っこした時に笑顔で話しかけたり「あー、うー」などの赤ちゃんの声に応えてあげるのも効果的。
おむつ替えの時には「おむつを替えてきれいにしようね」など声かけをしてください。
そして沐浴後は、全身の状態のチェックを兼ねて、スキンケアをしながらマッサージ。
ママの手のぬくもりを直に感じられ、赤ちゃんもリラックスしてくれます。


3ヶ月〜6ヶ月ごろまで


▼1~6ヵ月の遊び方のコツはこちらで紹介!


3ヶ月〜6ヶ月ごろの赤ちゃんの特徴
3ヶ月を過ぎると首がすわり始め、動きも活発に。
4ヶ月ごろにはうつ伏せの状態にすると首をあげて周りのものを見ようとします。
5〜6ヶ月ごろには寝返りをするような動きが見られます。
 

【おすすめのスキンシップ】

  • 抱っこ
  • おむつ替え
  • お風呂あがりのスキンケア
  • 運動を取り入れた遊び

 


寝返りをしだすと、おむつ替えもひと苦労。
そんな時は、話かけながら赤ちゃんの身体にふれて「こちょこちょ」や「いないいないばあ」などの遊びを取り入れておむつ替えをするのがコツです。
赤ちゃんがじっとしてくれるので、おむつを替えやすくなりますよ。

また、ママのおなかの上に赤ちゃんをうつぶせに乗せてゆらゆらしたり、寝返りしそうな赤ちゃんには、身体をねじって寝返りの手助けをしてあげるなど、遊びや運動をとおしたスキンシップを行いましょう。
 


7ヶ月〜1歳ごろまで


7ヶ月〜1歳ごろの赤ちゃんの特徴
早い子は8ヶ月くらいからハイハイやつかまり立ちが始まり、動く範囲も広がります
個人差はありますが、両手を広げて抱っこをアピールするしぐさをみせる赤ちゃんも。
離乳食も始まり、生活のリズムもついてくる時期です。
 

▼7ヵ月~1歳の選び方のコツはこちらで紹介!


【おすすめのスキンシップ】

  • 抱っこ
  • お風呂後のスキンケア
  • 絵本を見る
  • まてまて遊び

 


抱っこを要求されたらなるべく応じてあげましょう。
その際、赤ちゃんの背中をさすったりトントンしたりしてスキンシップをとります。
色々なことができるようになる時期なので、一緒に遊ぶ時間を作ってみましょう。
コツはママも一緒に楽しむこと。

ハイハイする赤ちゃんを追いかける「まてまて遊び」などにチャレンジしてみましょう。
おすわりができるようになったら、膝の上に赤ちゃんを座らせて絵本を一緒に見るのもおすすめ。
赤ちゃんと密着しながら一緒に過ごす時間が重要です。


1歳半ごろ


1歳半ごろの赤ちゃんの特徴
1歳を過ぎると「ワンワン」などの言葉を話しだし、ひとりで歩くようになる赤ちゃんも。
好奇心旺盛でじっとしていることが少なくなる時期です。
体重もぐんと増えるので、抱っこをすると重く感じるかもしれません。
 

【おすすめのスキンシップ】

  • 抱っこ
  • 絵本を一緒に読む
  • 脇を持って歩く練習

 


体重も10kg前後になり、長時間の抱っこがつらいと感じる場合も。
そんな時は無理をせずに、座ったままで抱っこしましょう。
膝の上に座らせて、おままごとをしたり、絵本を読んだりしてスキンシップをとるのもおすすめ。

大人のマネも大好きなので、洗濯ものを一緒に畳んだり、赤ちゃんのお世話をしながら家事を済ませるのもよいでしょう。
よちよち歩きの赤ちゃんには脇を持って歩く練習をしたり、短い距離を「おいでおいで」と呼びママのところまで来たら、ぎゅーっと抱きしめるなどしてスキンシップを楽しみましょう。


スキンシップの頻度やタイミングは?


無理のない程度に行う


気持ちの余裕を持って赤ちゃんに接したいもの。
「赤ちゃんのために、たくさんスキンシップをとらなければ」と無理をしてしまうと負担になり、ストレスに感じることも。
スキンシップはとても大切ですが、無理のない程度に行いましょう
 
ちなみに、抱っこする時間が短くてもオキシトシンは分泌されるのだとか。
赤ちゃんの目を見ながら優しく抱っこすると、10分ほどでオキシトシンが分泌されるとも言われているようです。

家事の途中など手が離せない時は、赤ちゃんに声をかけたり、時々顔を見せるなどの工夫をしましょう。
家事が済んだらぎゅっと抱っこしてあげてくださいね。
 



赤ちゃんのタイミングにあわせる


スキンシップは一方的に行えばよいというものではありません
ご機嫌でひとり遊びを楽しんでいる時は無理にスキンシップをせずに、赤ちゃんから求められるまでタイミングを待ってみてください。
その間にママも休憩したり、片付けや食事の準備をしたりといった時間の使い方をするのもおすすめです。

また、この時期の赤ちゃんの発達には個人差があります。
少しだけ発達が早い赤ちゃんや、ゆっくりめな赤ちゃんなどさまざまです。
月齢ごとの内容はあくまでも目安です。
赤ちゃんの成長にあわせて対応しましょう。


パパや周りの人にも協力してもらおう


当然ですが、スキンシップはママだけ行えばよいわけではありません。
パパや周りの人にも協力してもらいましょう。
きっとパパだって赤ちゃんとスキンシップをとりたいはず。
赤ちゃんと過ごす時間が増えることで赤ちゃんとパパの絆も深まることでしょう。

赤ちゃん中心の生活は自分の時間がとれず、イライラすることもあると思います。
そんな時は、周りの頼れる人を巻き込んで。
今は預かり施設なども充実しているので、うまく利用してリフレッシュできるといいですね。
少し赤ちゃんと離れる時間を作ることで、モヤモヤした気持ちもリセット。
ママだって、時には休息が必要です。
 

身体の負担も軽くなる、抱っこの基本をチェック!


楽しく無理なく、が大切!​

赤ちゃんとのスキンシップの効果や方法、コツについて月齢別に紹介しました。
スキンシップは難しく考えなくても大丈夫。
日常生活のなかで、無理なく行うことが大切です。
何よりママやパパがご機嫌なのがいちばん!
お世話のついでにスキンシップをとるだけでも、効果はありますよ。
 

保育士・ライター:misono

3児を子育て中のママライターです。保育園や児童館での勤務経験があります。
日々の子育てを通して感じたことや育児に関する情報を、ママ目線で寄り添いながらお伝えしていきます。



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