
多くの子どもが楽しみにしているであろう「夏休み」。共働きのママとパパにとっては、うまく乗り切れるかドキドキの1か月半ではないでしょうか。
今回は、3人の娘の母かつ頼れる両親・義両親は一切いない私が、夏休みの過ごし方について体験談をお話しします。
我が家の夏休みの目標は「学校があるときと変わらないスケジュール感で過ごすこと」。
生活のリズムを崩さないことが、順調な学童・保育園生活、出勤につながると考えているので、夏休みも冬休みも毎年これが目標です。
この記事のもくじ
保育園児と小学生でスケジュールは違う?
とにかく大変なのだ、と語られる共働き家庭の小学校生活。夏休みもそのひとつです。共働きなら、夏休み中も学童に預けるご家庭も多いでしょう。
では、保育園や幼稚園の一時預かりを利用する幼児と学童を利用する小学生とで、夏休みのスケジュールはどれくらい変わるのでしょうか。
意外にタイムスケジュールは変わらない
次の表は、我が家の次女・三女のタイムスケジュールです。分刻みといえば分刻みですが、学校があるときも分刻みなので、次女の行き先が変わるだけでスケジュールは普段とあまり変わりません。
【保育園児の場合】
時間 | 保育園児 |
---|---|
7:00 | 起床朝食身支度 |
7:45 | 出発 |
8:00 | 登園 |
8:15 | |
9:00 | |
17:00 | |
17:45 | お迎え |
18:00 | |
18:15 | 帰宅 |
19:00 | 夕食 |
19:30 | 翌日準備テレビ・ゲームなど |
20:00 | 入浴 |
21:00 | 就寝 |
21:30 |
【小学生(小4)の場合】
時間 | 小学生(小4) |
---|---|
7:00 | 起床朝食身支度 |
7:45 | 出発 |
8:00 | |
8:15 | 駅にて学童職員に引き渡し |
9:00 | |
17:00 | |
17:45 | |
18:00 | 駅にてお迎え |
18:15 | 帰宅その日やった勉強のものを出す |
19:00 | 夕食 |
19:30 | 翌日準備勉強の直しテレビ・ゲームなど |
20:00 | 入浴 |
21:00 | |
21:30 | 就寝 |
【母の場合】
時間 | 母 |
---|---|
7:00 | 身支度お弁当作り子どもへの声がけ |
7:45 | 出発 |
8:00 | |
8:15 | 出勤 |
9:00 | 始業 |
17:00 | 退勤 |
17:45 | |
18:00 | |
18:15 | 帰宅、夕飯準備 |
19:00 | 夕食大抵子どもより先に食べ終わるので、 小学生の勉強チェック |
19:30 | お皿洗いなど |
20:00 | 入浴 |
21:00 | |
21:30 |
我が家は民間の学童を利用していて、駅まで学童の職員が迎えに来てくれます。この時間を逃すと、駅とは反対方向の学童まで送っていかなくてはならないので、絶対に間に合わせたいところです。
しかし、子どもはなかなかテキパキ動いてはくれません。気づくと5分前と同じ状態でぼーっとしていることも。気が散るものはなるべく避けたいので、朝や食事中はテレビをつけません。
夜も成長への影響や体調管理を考えると、21時には眠っていて欲しいところですが、うまくいきません。中学生の長女が遅くまで起きているので、保育園児もつられてしまいます。就寝時間は、目下の課題です。
勝因は学童選び
さて、我が家のスケジュールを見て「思ったより大変ではなさそう」と思ったパパママもいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、このスケジュールの勝因は学童選びだと考えています。
一口に「学童」といっても、学校の横にある公営のものもあれば、民間のものもあります。また、民間でも学童によってサービス内容はさまざまです。
学童を選んだ理由は、外遊びが豊富なこと、預かり時間が長いこと、そして駅までの送迎があることでした。
長女が小学校にあがるにあたって長期休暇の生活を考えたときに、次女を保育園に送り、駅で小学生の長女を預けて電車に乗るのが我が家にとっては一番スムーズな動きだと感じました。
預けてみて特に不満がないので、そのまま次女のときも同じ学童に預けています。
もし、三女を違う場所の保育園に預けていたなら、やはり保育園から駅までの動線上にあり、預かり方針に納得のできる学童を探したのではないかと思います。
お友達の中には、家を挟んで幼稚園・保育園と学童が反対方向にあるので、ママとパパとで送り迎えを分担しているというご家庭も。それぞれの家庭で、いろいろな工夫の仕方がありますね。
小学生の夏休みは「お弁当」がいる!
長女が保育園に通っていた頃は、「小学生になったら夏休みは毎日お弁当を作るのか…大変…」と思っていました。
インスタ映えするようなお弁当を作ろうとしたら大変ですが、割り切ってしまえばそうでもありません。
とっても助かる保育園の「給食」
保育園には、給食があります。栄養士の先生が栄養バランスを考えたメニューで、しかも園内の給食室で調理師の先生が作った温かい給食です。
体調不良で保育園からお迎え要請の電話がかかってくるとき、決まって先生が「給食をあまり食べなくて…」とおっしゃいます。
我が家の子どもたちが、普段しっかり食べている証ですね。嫌いなものを残したという話も聞かないので、苦手な食材も出れば食べているのでしょう。
忙しくて夕食が適当になってしまったときも、「昼は給食で栄養バランスが取れているから」と思うと、少し気が楽になります。本当に、給食さまさまです。
学童のお弁当は「毎日の食事」
学童では、毎日お弁当が必要です。私は、学童に持っていくお弁当は「毎日の食事」であって特別なものではないと考えています。
お弁当の中身のリクエストを聞くのは、遠足など学校行事のときだけ。学童に持っていくお弁当は、数種類のメインおかずをローテーション、サブのおかずも作り置きや冷凍食品数種類をローテーションしています。
隙間には、冷凍枝豆をさやから出してピックにお団子のように刺したものを詰めます。隙間を埋めることでおかずがずれないし、緑で彩りがよくなり便利です。デザートに子どもたちの大好きなこんにゃくゼリーをつけて完成!
夕食がカレーの日の翌日は、のり弁の要領でカレールーをご飯に挟んだカレー弁当です。茹でたそうめんをお弁当箱に詰め、スープジャーにめんつゆを入れてそうめん弁当の日もあります。よその家庭も似たようなものなのか、子どもからお弁当の中身に関して苦情がきたことはありません。
夏は暑く、エアコンが効いているとはいえお弁当の傷みが心配なので、保冷剤が入れられるお弁当バッグに入れて持たせています。
小学生の宿題事情
小学生の夏休みは宿題もありますが、量はあまり多くありません。学校によっても異なるとは思いますが、学童に通っている子でも問題なく終わらせられる量ではないでしょうか。
学童には学習タイムがある
学童では学習タイムがあるのですが、学校からの宿題だけではすぐに終わってしまい、夏休みの間持ちません。
そこで、長期休業前になると書店に並ぶ「◯年生の学習総復習」のような問題集を購入し、持たせています。通信教育の教材を持ってきている子もいるようです。
注意が必要なのは、学童の学習タイムは「子どもが学習する時間」であって「学童の職員が勉強を見てくれる時間」ではないということ。課題に取り組むよう声がけをしてはくださるようですが、わからないところを教えたり、丸つけをしたり、といった作業は親の仕事です。
工作など大物は週末に家で
テキスト系の宿題は学童で終わらせてくることが可能ですが、工作などの宿題はさすがに学童ではできません。夏休み前に宿題の内容をチェックし、何が作りたいのか、必要な材料は何か子どもに確認し、時間が取れる週末にやらせています。
児童館で開かれる工作教室を活用するのも手です。お友達と集まってアイデアを出し合っても楽しく作業ができます。
夏休みではありませんが、長女のときには公民館の部屋を借りて週末に書き初めの宿題を学童のお友達と一緒に終わらせました。広いスペースが使えるし、準備や片付けも楽なので、またやろうと考えています。
工夫して夏休みを乗り切ろう!
大変そうなイメージばかりが先行する夏休みですが、共働きでも学童や保育園・幼稚園をうまく活用すれば乗り切れます。
レジャーも、豪華な旅行に行かなくても子どもは楽しんでくれるもの。
上のイラストは次女に「夏休みの印象に残っている出来事を描いてよ」とお願いして描いてもらいました。TOPの画像に使用した、近場の水かけまつりに行ったときの次女と三女を記憶だけで描いたものです。
仕事で忙しくても、分刻みのスケジュールでも、何か楽しい思い出があれば十分。「〇〇しなければ」と思わず、ハードルを下げていきましょう。
ライター:サカイケイコ
3児の母。おかあさんだからって好きを諦めない、をモットーに、仕事に家事に育児に趣味に全力投球中。
SNSで見かけて面白そうだなと思っていた「100の目標」を立ててみました。さて、いくつ実現できるかな…!