せっかくおもちゃを買うなら、知育玩具も検討したい。
そんなパパ・ママに人気なのが、エド・インターのおもちゃです。
幼児教室の運営もするおもちゃメーカーが作る知育玩具とは?
人気の「ひも通しブロックSwingy」「育脳タワー」についてお聞きしてきました。
この記事のもくじ
キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。
今回は「ひも通しブロックSwingy」「育脳タワー」です。
定番のひも通し遊びをクリエイティブな遊びに発展させた「Swingy」や、大人も夢中になるという「育脳タワー」。
脳を刺激するのと同時に、木製の温かみを感じるおもちゃです。
エド・インターとは
1988年、兵庫県の西宮、芦屋で誕生した幼児教室監修のもと、知育玩具の販売をスタート。
現在では、積み木などの木製玩具をはじめ、「ひも通しブロックSwingy」「育脳タワー」など子どもだけではなく大人も夢中になれる玩具を発売しています。
「ひも通しブロックSwingy」&「育脳タワー」についてお聞きしました!
お聞きした方:株式会社エド・インター 企画部 北川さくらさん
「あれ!?」と気づく楽しさが隠れた知育玩具
――幼児教室も運営されているエド・インターさんが考える知育玩具とはどのようなものでしょうか
北川さん:知育玩具は、算数などのお勉強ではなく、その基礎となる色々な能力の成長をサポートするものだと考えています。
楽しく遊ぶことがメインであり、遊びの中での発見や「できた」という喜びが得られるものです。
例えば、弊社にはいくつか積み木のおもちゃがありますが、「基尺(きじゃく)」をそろえています。
正方形の1辺が3cmであれば長方形の長辺は6cm。
すると、正方形を2つ重ねた時に長方形と長さ、高さが揃うんですね。
ぴったり揃うスッキリ感や達成感、1つと2つが一緒なんだという気づき。
そういったことを遊びながら感じることができるのが知育玩具です。
そして、それらが木製であることで、自然素材のやさしい手触りや質感、木の重さ、音が楽しめます。
複雑な形も作れ、アイデアがどんどん湧いてくる「ひも通しブロックSwingy」
――「ひも通しブロックSwingy」は、ひもを通しておしまいではなく、その先に好きな形を作れる楽しさがあります
北川さん:このおもちゃは“おもちゃとあそびのクリエイター”であるoKaさんが監修したもので、ピースにひもを通したあと抜け落ちないような工夫をしているので、作ったものを持ち運んだり動かしたりして遊べるおもしろさがあります。
――例えばどんな遊び方になるのでしょうか
北川さん:ひもに付いた棒が引っかかる仕組みになっており、それぞれのピースを繋ぐことができます。
3つの穴が空いているピースもあり、鞄のようにしてみたり、列車にしてみたり。工夫次第でロボットのような形にして、手足にあたる部分を動かすこともできます。
――制作意欲がどんどん湧いてきそうですが、そういった発想力以外にも育まれるものはありますか?
北川さん:指先は第二の脳とも言われている器官。
3歳前後の子どもの指先の器用性を育みながら、脳へも良い刺激を与えてくれます。
また、夢中になって遊べるので集中力や根気が育まれます。
これは、小学校に上がった時に、コツコツと頑張っていける基礎力の源になります。
パパ・ママへのメッセージも込められたブックレット
――「Swingy」にはブックレットがあるとのこと。どのようなものでしょうか
北川さん:「Swingy」は自由に色々な形が作れるといっても、何を作ったらいいかわからない子もいます。
まずは、ブックレットに紹介されている作例を大人が作ってあげ、同じように作ってみたいとなれば一緒に作っていくことができます。
そうやって最初は色々な作例で遊び方を学ぶことで、自分なりのアイデアが生まれ、次はこうしようなどと独自に遊ぶようになっていきます。
――ヒントのほかにパパ・ママ向けのコメントが入っているそうですね
北川さん:ブックレットには「ひも通し自体がはじめての子どもには難しく、ひもを通せるだけでも十分すごいこと」といったことが書かれています。
これは、最初にうまくできないことで「うちの子は、大丈夫?」と不安になるかもしれない保護者の方に向けたメッセージです。
焦ることなく一緒に楽しんでいただきたいので、できたら「できたね」と一緒に喜ぶことで、子どもの自信につながり、遊びへの意欲が高まると伝えたいのです。
――その一言があると、とても安心できそうです
北川さん:これらの子どもへの声掛けなどは、幼児教室の先生に監修いただいているもので、エド・インターのオリジナルです。
長年の幼児教室の知見が活かされています。
大人が唸り、子どものひらめきが光る「育脳タワー」
――実はキッズアライズのスタッフも「育脳タワー」を持っているのですが、大人も楽しめるおもちゃですよね
北川さん:そうなんです。
ピースをタワーに隙間なくぴったり積み上げていくおもちゃなのですが、ピースが複雑な形をしているので、レベルによっては大人でも難しいんです。
でも、最初は嵩増しのピースを使って使用するピースを減らすなど、年齢にあわせて難易度を調整してからスタートできます。
問題と答えを記載したテキストも用意しており、ヒントも提示しているので段々とレベルアップしていくことができます。
――まさに「育脳」と言えるおもちゃですが、具体的にどのような効果がありますか?
北川さん:テキストでは、レベル1なら重ねる順番もヒントとして記載していますが、このヒントは当然ながら平面に描かれたものです。
その絵を見て、頭の中で立体に置き換える必要があります。
それは二次元から三次元を想像する空間認知能力の部分で、ここが刺激されます。
また、トライアンドエラーを繰り返すことによる探求心や集中力が育まれます。
これらの力は、やはり将来の学びの土台になります。
まずは楽しく遊んでほしい
――最後に、どんなおもちゃを買えばいいのか迷っているパパやママにメッセージをお願いします
北川さん:私たちは世界中の子どもを笑顔にしたいという思いでおもちゃを開発しています。
知育というと「子どもの発達」ばかりを考えてしまうかもしれませんが、一番は笑顔で遊んでいただきたい。
そして、遊びの中でやさしい心と豊かな感性を育んでほしいと思っています。
その中でも木のおもちゃは手触りがやさしく、大人も触っていたくなる魅力があります。
パパもママも忙しいと思いますが、お子さまと一緒に木のおもちゃで遊びながら、そこで発見する驚きや感動、喜びを一緒に味わっていただきたいです。
それは、今だけ経験できるとっておきの時間です。
まとめ
知育玩具であると同時に、木のおもちゃとしてのやさしさも備えた同社のおもちゃたち。
子どもが1人でも夢中になって遊ぶと評判ですが、一緒に遊んで楽しさを共有できるおもちゃでした。