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思わずかぶりたくなるヘルメット! 安全性とデザイン性の両立で、子どもを守る「チャイルドメット」

「子どもの自転車用ヘルメット、どれを選べば……」と迷っていませんか?
子ども用ヘルメットを選ぶ際のポイントや正しいかぶり方、おすすめのヘルメットなどについてお聞きしました。

この記事のもくじ

キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。
今回は、キッズ~ジュニア用のヘルメット「チャイルドメット」です。
バイク・自転車競技で多くのプロが愛用し、高い信頼性で知られる「オージーケーカブト」が制作する「チャイルドメット」には、独自の工夫やこだわりが詰まっていました。

オージーケーカブト「チャイルドメット」とは


40年以上にわたりバイク・自転車用ヘルメットを製造・販売する株式会社オージーケーカブトが手掛ける、子ども専用ヘルメット。
独自の頭部データを使った高いフィット感とおしゃれなデザインが特徴。


「チャイルドメット」についてお聞きしました!


お聞きした方:株式会社オージーケーカブト 上辻友美さん

意外と知られていない、子ども用ヘルメットの選び方・かぶり方


年齢にこだわらず、子どもの頭の形や頭囲を優先して選ぶのがおすすめ。

――ヘルメットを選ぶ際のポイントについて教えてください

上辻さん:デザインやサイズなど選んでいただくポイントはさまざまですが、「安全規格」を満たしたヘルメットであるかをご確認ください。

日本で流通している子ども用の自転車ヘルメットでは、SGマークやCEマーク(EN1078)などの安全規格のマークがある製品は衝撃吸収性や脱げにくさなどの厳しい試験をクリアしたという証明になります。
 

――サイズの選び方について、注意点はありますか?

上辻さん店舗で実際にかぶってみて、ぴったりフィットする製品がベストです。
対象年齢が記載されている製品もありますが、あくまでも目安です。

年齢にこだわらず、子どもの頭の形に合う物を選んでください。
 

――ヘルメットの正しいかぶり方について教えてください

上辻さん:まず眉毛の上から指1本程度を目安にして深めに、水平にかぶります。
続けて耳下であご紐がVになるようアジャスターで調節し、その後、あご下に指一本入る程度の長さに調整すればOKです。
 


間違ったかぶり方では、効果が期待できないこともあるので要注意。

――ヘルメットの買い替え時期について、目安はありますか?

上辻さん:素材の経年劣化や子どもの成長によるサイズアウトなどの観点から、弊社では3年を目安に買い替えをおすすめしています。

洋服やおもちゃと同じ感覚で下の子に「おさがり」したくなるかもしれませんが、安全性の面から避けていただきたいです。
 


豊富なサイズ&シリーズと、独自データに基づく快適設計が特徴


XXS~Lの5サイズ・13種のデザインで「かっこいい」から「かわいい」まで展開。

――「チャイルドメット」には、どんな種類があるのでしょうか

上辻さん:ABS樹脂製のハードシェルと、ポリカーボネート製のソフトシェルの2種類があります。
どちらも衝撃耐性・剛性に優れていますが、ハードシェルは外側のシェル部分の厚みがあり、頑丈なのでアクティブな子どもにおすすめですね。

一方、ソフトシェルはシェル部分が薄めで軽いので、小さな子どもでも負担なくかぶっていただけます。
 


子どもの頭の形は千差万別、だからこそ実際に計測しながら開発を行った。

――「チャイルドメット」設計のポイントについて教えてください

上辻さん:実は「チャイルドメット」の開発時には、子どもの頭部に関するデータが国内にありませんでした。
そこで子どもにぴったりフィットするヘルメットの設計を目指し、こども園に協力をお願いして、約100名の園児たちの頭囲測定を月1回、1年にわたって続けたんです。

そこで得た独自のデータからサンプルを作り、園児たちにかぶってもらいながら改善を重ねて、現在の形になりました。
お客様からもご好評をいただいて、本当に嬉しく思っています。
 


安全性もデザイン性も高い、かぶりたくなるヘルメットを実現!


衝撃吸収試験は、センサー付き人型模型を用いてリアルな安全性を追求。

――「チャイルドメット」の開発で、最もこだわった点はどこでしょうか

上辻さん:「チャイルドメット」に限らず、全ての製品について安全性に強くこだわっています。
社内に安全性能実験ができる設備を持ち、結果を製品にフィードバックし、製品開発を進めています。
 

――安全に対する意識が非常に高いのですね

上辻さん:ヘルメットを製造販売するメーカーとして、安全性の追求は使命だと感じています。
ヘルメットの安全性について、お客様から忘れられないお手紙をいただいたことがあります。

弊社のヘルメットを利用されていた女子高生が、通学中に交通事故にあってしまったんです。
お母さんが病院に駆け付けたところ、医師から「ヘルメットが衝撃を全て吸収したおかげで、頭部は内出血もなく無事です。お母さん、よかったですね」と言われたそうです。

私たちは人の命を守る製品を作っている、だからこそ安全性を追求し続けなければ、と改めて実感しましたね。
 



安全性とファッション性を兼ね備えた「ジョリー」。

――いつ起こるかわからない万が一の事態に備え、常に身につける習慣が必要ですね

上辻さん:本当にそうなんです。そのために必要なのが、弊社が安全性と同様に重視しているデザイン性です。
弊社の会長は以前より、「ヘルメットはかぶる物から着る物へ」と言い続けてきました。
そのためにはデザインにこだわり、「気が進まないけれど仕方なくかぶる物」から、「身につけることを楽しみ、自然と使いたくなる物」にしていく必要があります。
 

――ヘルメットをファッションとして楽しむために、どんな工夫をされていますか?

上辻さん:ヘルメット本体に帽子カバーを装着した、帽子かぶせヘルメット「ジョリー」をラインナップに加えました。
帽子のような感覚で使えて、弊社の「かぶる物から着る物へ」というビジョンを、わかりやすくデザインとして表現できたと思います。
 


子どもたちの安全・未来を守るため、まず大人がお手本に


子どもの安全と未来を守るヘルメットこそ、楽しく身につけられるものを。

――今後、「チャイルドメット」をどう展開させていきたいですか?

上辻さん:今後も安全性とデザイン性を両立させながら、楽しんでかぶってもらえる製品を生み出していきたいですね。
 

――キッズアライズを見ているママ・パパにメッセージをお願いします

上辻さん
:ヘルメットの重要性を、保護者が身をもって教えてあげていただければと思います。
海外に比べ日本はヘルメットの定着率がまだ低めですが、大人がかっこよくヘルメットをかぶっている姿を子どもたちに見せていけば、その姿勢が受け継がれてやがて文化になるのではないでしょうか。
メーカーとしてヘルメットを作るのはもちろん、そういった文化の醸成にも貢献していきたいと考えています。


お気に入りのヘルメットを見つけてみて


思わず「かわいい!」と声が出る「チャイルドメット」。
安全性とデザインの両立で、子どものヘルメット選びに悩むママ・パパの心強い味方になりそうです。
 



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