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幼児は何歳から何歳まで?新生児・乳児との違いも解説!

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乳児と幼児は「乳幼児」として一緒に語られる場面が多くあります。

しかし、乳児や幼児という言葉が具体的にどれくらいの年齢の子どもを指すのかは、あまり意識していないのではないでしょうか。

この記事では、幼児とは何歳から何歳までの子どもを指すのか、新生児や乳児との違いは何か解説します。保育園や医療機関、公共交通機関など、生活に身近な場面での分け方についてもお伝えします。

法的な定義や身近な施設・機関における定義を知っておくと、乳幼児に関するさまざまな制度も理解しやすくなるので、ぜひ参考にしてください。

この記事のもくじ

幼児は何歳から何歳まで?


幼い子どもを指す言葉として、幼児の他に新生児や乳児があります。
新生児や乳児と幼児とではどう違うのでしょうか。


新生児


先に紹介した児童福祉法に、「新生児」の定義はありません。

しかし、WHOによれば新生児とは生後28日未満の子どもを指します。厚生労働省が出す用語集でもこの定義が用いられています。

幼児

乳児は、児童福祉法において「満1歳に満たない者」と定義されています。

広い意味では、新生児も乳児に含まれると考えられます。

幼児期の発達段階


幼児期は満1歳から小学校入学前までと、成長も発達も著しい時期を指すことがわかりました。

ここでは、幼児期を3つの段階に分け、それぞれどのような発達をするのかを見ていきましょう。


1~2歳の発達


1〜2歳では、一人で歩いたり走ったりできるようになります。

また、積み木を数個積み上げたり、指差しをしたり、クレヨンを使って点や丸を描くことができたりと、細かな作業ができるようになってくるのもこの時期の特徴です。

大人の言っていることを理解し、一語文や二語文が出てくるようになります。また、自我が芽生え始めるのもこの時期です。中には「イヤイヤ期」に入る子もいます。


【こちらの記事も確認しておきましょう♪】
イヤイヤ期はいつまで続く?

3~4歳の発達

3〜4歳になると、それまでに比べて体型がほっそりしてきます。

尿意や便意を感じて大人に伝えることができ、徐々に排泄コントロールができるようになります。
また、衣服の着脱だけでなく、裏返った衣服を戻したり、畳んだりできるようになるのもこの頃です。

いろいろなことに疑問を抱くのもこの時期。少しずつ我慢を覚えるなど、心身ともに大きく成長する時期です。

【こちらの記事も確認しておきましょう♪】
なぜなぜ期とは?

5~6歳の発達

5〜6歳になると、社会性を身につけ、友だちと協力して遊んだり、トラブルを自分たちでも解決できるようになってきたりするようになります。

他者の気持ちに共感したり、他人の振る舞いに対して冷静に判断したりと、精神面での発達が著しいのがこの時期です。

語彙も圧倒的に増え、いろいろな言葉や文字に興味を持つ子どもも出てきます。

【こちらの記事も確認しておきましょう♪】
小学校の入学準備はいつから?

年齢に迷うシーン別の区分


一般的な乳児・幼児の区別と、さまざまな施設・機関によって決められている乳児・幼児の区別は異なるケースがあります。

ここでは、遭遇しやすい3つのケースをご紹介します。


保育園の区分


保育園では、0歳児クラス、1歳児クラス、2歳児クラスを「乳児クラス」、3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスを「幼児クラス」としているところがほとんどです。

乳児クラスと幼児クラスでは保育士の配置基準も違います。

保育士1人で見ることができる子どもの人数は0歳児が3人、1歳児と2歳児が6人なのに対し、3歳児は15人、4歳児と5歳児は25人と「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」で定められています。

保育士の配置基準は、安全面や保育の質などさまざまな要素から決められていますが、保育士の手助けを必要とする場面の多さも考慮されているのかもしれません。

医療機関の区分

医療機関では、未就学の子どもをまとめて「乳幼児」とすることが多いようです。

子どもの医療費助成制度は近年、18歳に達した最初の3月31日まで受けられる自治体が増え、それに伴い「子ども」という表現を使う自治体が増えてきました。

一方、「乳幼児」という表現や児童福祉法とは異なった分け方で「乳児」「幼児」の表現を使う自治体もあります。

例えば東京都では年齢によって発行される医療証が異なり、未就学の乳幼児には「マル乳医療証」が発行されています。

交通機関の区分

主な公共交通機関では、料金区分が「おとな」「こども」に分けられていて、中学生以上は「おとな」料金、小学生は「こども」料金となっています。

就学前の子どもは満1歳から就学前までの「幼児」と1歳未満の「乳児」に分けられてはいますが、幼児でも乳児でも保護者が同伴であれば無料で乗車できるため、乳幼児を区別して考える必要がないケースがほとんどです。

例えばJRでは、中学生以上がおとな料金、小学生がこども料金、幼児(満1歳から就学前)は大人1人に対して2人まで無料、乳児(満1歳未満)は無料となっています。

また、京阪バスでは幼児は1歳以上6歳未満、乳児は1歳未満とされています。おとな1名につき幼児2名までは無料(おとなが保護者の場合には3名以上であっても無料)、乳児は一律無料となっています。

また、多くの公共交通機関で幼児のみで乗車したり、乳幼児にも指定席を取ったりする場合には、こども料金が適用されています。

年齢区分の定義を把握しておきましょう!


「幼児」はよく使われる言葉ですが、指す範囲は広く、施設・機関によって対象となる年齢が異なることもあります。

また、幼児期は心身ともに子どもが大きく成長する時期でもあります。
公共交通機関を利用して出かけたり、いろいろな施設・機関を利用する機会も増えるでしょう。

それぞれの場面や施設・機関で「幼児」がどの年齢の子どもを指すのか確認しておくことで、勘違いやトラブルを防ぎ、子どもとの時間を充実させる一助になるでしょう。


ライター:サカイケイコ

3児の母。おかあさんだからって好きを諦めない、をモットーに、仕事に家事に育児に趣味に全力投球中。
SNSで見かけて面白そうだなと思っていた「100の目標」を立ててみました。さて、いくつ実現できるかな…!


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