小学校入学に向けて準備はできていますか?
今回は学用品など学校で必要な物の準備と、子どもがスムーズに学校生活を始めるために親子でしておきたい準備についてお伝えします。
この記事のもくじ
もうすぐ小学一年生、しっかり入学準備を
小学校の入学準備といえば持ち物の用意を思い浮かべますが、それ以外にも準備しておくことはたくさん。
子どもが安心して小学校生活を送るための練習や心構えも、入学式までにしっかりチェックしておきましょう。
小学校入学説明会の資料を見直そう
一般的に1月下旬~2月の平日に、入学説明会が行われます。
まずはその資料をしっかり見て指定の学用品を用意しましょう。
また入学説明会では、入学までにお子さんに身につけて欲しいことの説明もあります。
できていないことがあれば、入学までにひとつひとつ練習しておきましょう。
その他の小学校生活に必要な道具は随時購入でOK
入学説明会で指示のなかった持ち物については、学校から案内があってから購入すれば大丈夫。
分度器やコンパス、リコーダー、水彩絵の具のセット、習字セット、彫刻刀セット、裁縫セット、エプロンなど、必要な時期が来たら購入しましょう。
小学校入学に必要な持ち物や、家庭での収納場所を準備しよう
学校によって異なりますが一般的に、ランドセル、通学帽、上履きと上履き袋、筆箱と筆記用具、ハサミやのりなどの文房具と袋、体育着と赤白帽、学校机用の引き出し、算数セット、防災頭巾などが必要。
すべて記名ができているか確認しましょう。
学用品の家庭での収納場所を用意しよう
ランドセルや持ち帰ってくるプリントや教科書、体操服などの家庭での置き場を決めておきましょう。
置き場が決まっていれば、片づけの習慣がつきやすく、物をなくすことを予防できます。
学校から指定が無くても用意しておくと便利な物
手提げ袋
大きめで丈夫な手提げ袋があると便利。
休み明けなど荷物が多い日に使います。
布製のバッグなら折りたたんでランドセルにしまうこともできます。
使いやすい鉛筆削り
小学生になると毎日家で鉛筆を削ります。
子どもがイヤがらずにできるように、自宅用に好きなキャラクターの鉛筆削りや電動の鉛筆削りを用意するといいでしょう。
防犯ブザーやGPS
通学路での安全対策として防犯ブザーや子どもの居場所が確認できるGPSなどを用意しておくと安心です。
動きやすい衣類
小学校では私服のまま身体を動かすこともあるので、動きやすくて汚れてもいい通学用の衣類を用意しましょう。
着替えがしやすいように、上下セパレートタイプでストレッチがきいた素材の衣類がおすすめです。
小学校生活で困らないために必要な生活面・学習面の入学準備
次に小学校生活で困らないように、生活面や学習面で練習しておきたいことを紹介します。
小学校入学準備【生活習慣編】
身の回りのことを自分でする練習
小学校では、朝の準備や帰りの準備を子どもが自分で行います。
就学前から持ち物の準備は自分でするように練習しておきましょう。
体操服への着替え、脱いだ衣類をたたんでしまう練習、縄跳びや靴ひもなどのひもを結ぶ練習もしておきましょう。
自分の気持ちを言葉で伝える練習
小学校では、困ったことがあった時には子どもが自分から先生に伝えることが必要になります。
入学前から、自分の気持ちや状況を言葉で伝える練習をしておくと安心です。
普段から親が先回りして子どもを助けるのではなく、子どもが伝えてくるまで見守るようにしましょう。
時計の読み方を覚えて時間を気にして行動する練習
小学校では時間割に合わせて行動します。
時計の読み方を知っておきましょう。
「○時5分、○時10分…」と5分単位で読めるようにしておくと安心です。
また、時計を見て「何時までにやるべきことを終わらせる」という練習をしておきましょう。
食事を時間内に食べる練習
小学校の給食の時間は、幼稚園や保育園と比べて短く、入学後に焦ってしまう子も多いようです。
給食の時間として一般的な約20~30分で食事を終えられるよう練習しておきましょう。
また慣れていない食材に戸惑うことのないよう、魚や海藻類、豆類などいろいろな食材やメニューに慣れておくといいですね。
通学路や交通ルールの確認
安心して学校に行けるように通学路は事前に確認しておきましょう。
子ども自身が道を覚えられるまで繰り返しの練習が大切。
また登校班などがない場合は、通学路が同じ友達を見つけて一緒に登校する約束ができると理想的。
また、防犯ブザーはどんな場面でどのように使うのか、使い方を確認しておきましょう。
最近はデジタル化も進み、通学時の防犯対策として様々なアイテムが登場しています。こんな便利なグッズもありますよ。
小学校入学準備【学習編】
数に親しむ遊びをする
算数の土台となる「数の概念」を理解する経験をしておくと、入学後に算数の授業で教わる内容がスムーズに身につきます。
目安として0~20くらいまでの数が言えること、「全部で何個?」「右から何個目?」などがわかるようにしておくと安心です。
お風呂で数を数えたり、ままごとをしながら食べ物の数を数えたり、数を競うゲームで点数を数えたりと、いろいろな遊びの中で数に親しんでおくといいでしょう。
ひらがなの読み書きを練習
入学までに自分の名前が書けて、全部のひらがなが読めるようにしておくといいでしょう。
書き順、細やかな筆の運びなどは入学後にひとつひとつ教えてくれます。
入学前には、細かなことを注意するより楽しく文字に親しめるようにしてあげることが大切です。
机に向かって集中する時間をもつ
小学校の45分間の授業で落ち着いて座っていられるよう、家庭でも机に向かう時間をもちましょう。
することは、簡単なワークや迷路、ぬりえやお絵描きなど子どもが興味のあることで構いません。
30分程度を目標に、集中してできた時にはたくさん誉めてあげてください。
少しずつ授業に必要な集中力を養いましょう。
読書習慣をつけ音読の練習をしておく
小学校では、文章を読み取る力が必要になります。
いろいろな絵本に親子で親しみ、時には子どもが自分で読む練習をしておきましょう。
読書で培われる読解力は、さまざまな教科に生かせます。
子どもが興味のある本をいつでも手に取れるようにしておけば、読書習慣をつけやすくなりますよ。
親の前向きな言葉かけで小学校入学が楽しみに
最後に、入学準備でとても大切なのが「心の準備」。
子どもが「小学校、楽しみだな」と思えれば、いろいろなことに前向きに取り組み、小学校生活にもスムーズに慣れていきます。
心配なことがあるかもしれませんが、まずは親が「あなたなら大丈夫」「たくさんのお友達ができるよ」「小学校でいろいろな勉強ができるの、楽しみだね」など前向きな言葉をかけてあげること。
そうすれば、子どもは安心し笑顔で小学校生活をスタートできるはずです。
就学前健診についてもチェック!
まとめ
持ち物の準備、生活面・学習面での準備、そして心の準備。
しっかり入学準備をして楽しい小学校生活が送れるようにしましょう。
ライター:nicoai
元保育士、幼児教室講師。
育児を楽しみながら、家族療法カウンセラー、チャイルドカウンセラーの資格を取得。
「子育て学び広場にこあい」で、オンライン子育て相談や子育て講座を開催しています。