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【インタビュー】小林よしひささん/子どもの「やりたい」を尊重する“よしお兄さん流”子ども遊び術

2019年までNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の体操のお兄さんを務めた小林よしひささん。
“よしお兄さん”として、子どもはもちろんパパやママからも親しまれています。

そんな、よしお兄さん流の子どもとの遊び方をお聞きしました。

この記事のもくじ

小林よしひささんプロフィール


1981年6月29日生まれ。埼玉県出身。
2005年~2019年まで、NHK『おかあさんといっしょ』にて体操のお兄さんを歴代最長となる14年間務める。

現在はEテレ『オハ!よ~いどん』(月~水)に同じく体操のお兄さんとしてレギュラー出演中。プライベートでは一女の父。


今のうちにスーパーパパっ子を満喫


小さいころから料理が好きで、幼児食インストラクター、食育アドバイザーの資格を持つよしお兄さん。


――3歳の娘さんがいらっしゃるよしお兄さんですが、ご家庭ではどんなパパでしょうか


小林さん:このお仕事なので、日中は家にいる時もあり、子どもとは時間がある限り遊んだり、ご飯を作ったり、関わる時間を大切にしています。
そのおかげか、嬉しいことにスーパーパパっ子です。

女の子なので、大きくなったらお母さんとお買い物に行ったりして一緒にいてくれなくなるかもしれないと思い、今のうちにしっかり、たっぷり遊んでいます。

 


――よしお兄さんというと、子どもとの遊びの達人といったイメージがあります

小林さん:体操のお兄さんになった当時、子どもは好きでしたが関係性を築くのが特別上手なわけではありませんでした。
子どもたちのために「おもしろいことを見せよう」「やってあげよう」と思い過ぎて、空回りしたこともあります。
そういう時は皆の反応が薄いんですよね。

でもある日、子どもたちが反応していないのではなく、私が一方的に何かをしようとしてばかりで皆を見ていなかったことに気づいたんです。
子どもが楽しそうか、笑顔になっているか。
そして何に対して笑顔なのか。
反応を見ながら対応を変えると、一気に皆が笑顔になってくれました。

それに “反応が薄い”ことも大切な“反応”なんです。
おうちで子どもの反応が薄い時も、視線などを確認しながら「どうしたいのか」が出てくるまでゆっくり待ちます。

遊びたいことが何もないなら、ぼ~っとするだけでも案外楽しいものです。
寝っ転がりながらツンツンとつついてみると、それが遊びに発展したりします。


何して遊ぶかは子どもにお任せ


現在、娘さんのマイブームはごっこ遊び。謎のストーリー展開に戸惑うことがあるものの、それが楽しいのだとか。


――よしお兄さん流の子どもとの遊び方を教えてください


小林さん:私が娘と遊ぶ場合ですが、最初に「今日は何する?」「何がしたい?」と聞いています。
そのほうが、子どもの自主性や主体性が育まれると思うからです。

3歳くらいでも、ちゃんと自分のしたいことを自分で考え、発信できるものなんですよね。
そして、その遊びに私なりの味付けや工夫をして、遊びを膨らませています。

――“味付け”とはどのようなものでしょうか


小林さん:例えば、滑り台で遊んでいる時に「カンカンカン」と言いながら、腕で踏切をつくります。
腕を上げている間に、子どもに通ってもらうだけで、とっても喜んでくれます。
今度は子どもが電車になりきり、そこから滑り台を降りて電車ごっこに移るなど、遊びがどんどん広がっていきます
 


 


「子どもとの遊びは、何をしたいか子どもに聞くのが一番!」

――子どもが同じ遊びに飽きてきた時に良さそうですね

小林さん:飽きて別の遊びに移るなら、それはそれで良いと思います。
その子のやりたいことをやるのが一番だと思うので。

大人も同じ遊びをずっと続けるのがキツイなと思ったら、子どもの興味に合わせて遊びを変化させても良いのではないでしょうか。

うちでは、アイスクリーム屋さんごっこがしたいと言われたら、最初は普通に「アイスクリームどうぞ」と店員さんやお客さんを演じていますが、何回目かで「アイスクリームがありませ~ん。今からつくります」とアイスをつくる遊びにしたり、「材料がなくなってしまいました」と買い物遊びに変えたりして、ごっこ遊びの世界を膨らませています。


公園が宝島!?舞台設定で遊びの幅を広げていく


仕事柄、子どもと会えない日が続くことも。その分、家にいる時は全力で遊ぶよしお兄さん。


――子どもと遊ぶことが得意ではないと感じているパパやママもいると思いますが、それなら難しくなさそうです

小林さん:何といっても子どもは遊びの天才ですから。
大人は子どもの遊びのアイデアに乗っかるだけ。
大人なのでちょっと恥ずかしいと思うこともあるかと思いますが、そこは振り切ってしまうと子どもが楽しんでくれます。

 

――子どもの発想って豊かですよね

小林さん:その発想を促すためにちょっとした舞台を設定することはあります。
例えば公園が宝島だという設定にして「宝島に行こう!」と言うと、公園が子どもにとっては本当の宝島になるんですよね。
いつもの遊具が船になり、島になる。
遊具に登っているだけなのに「今は何しているところ?」と聞くと「船に乗っているの。これから島に行くよ」とストーリーがつくられていきます。
後はそのストーリーについていくだけです。

ちなみに宝島の設定は家の中でも使えます。
よく、座布団を島に見立てて、隣の島に泳いで行こうと、泳ぐふりをしたりして遊んでいます。
適度に体も動かせて良いですよ。


何をしたいかを子どもが自分で考えることで自主性・主体性が育っていく


普段から、奥さんとも育児に関する話をして、方向性をすり合わせているそうです。


――お話を伺っていると子どもの気持ち、考えを第一にされていることが伝わります


小林さん子どもが楽しいのが一番だと思います。
子どもに何をしたいのか聞くだけで、自分の中にある気持ちを言葉にできるようになったり、自分から主体的に動くことを意識するようになったりしてくれるといいなと期待しています。
遊びを通して子どもの想像力が刺激され、それを自分から発信することで主体性や自主性が育まれてくれると嬉しいです。

 

――最後に、子育てをしているパパとママにメッセージをお願いします

小林さん:子どもと遊ぶ時間って本当に楽しいです。
どうやって遊んでいいかわからない方もいると思いますが、まずは半歩でも踏み出してみてほしいです

大変なことはもちろんあるけど、それ以上に素敵なことがたくさんあります。
そのキラキラした時間は子どもと関わっていないと出会えないんですよね。
そして何よりも、子どもと一緒に遊ぶと楽しいですよ。


まとめ


元気で快活なイメージのあるよしお兄さんでしたが、物腰がやわらかく落ち着いた雰囲気のやさしいパパでした。
 
 


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