見かけるとつい触りたくなるピアノやキーボード。
「弾いてみたいけれど自分には無理」と諦めていませんか?
そんな楽器初心者の強い味方がカシオ計算機の「Casiotone 光ナビゲーションキーボード」です。
簡単に弾けるようになるとは言うものの、それはなぜなのか。
弾けるようになる仕組みや音楽を奏でる楽しさについて、開発に携わった方々にお聞きしました。
この記事のもくじ
キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。
今回は、光る鍵盤に合わせれば曲が弾ける、カシオ計算機の「Casiotone 光ナビゲーションキーボード」です。
だれでも音楽を自分で奏でられる。
そんな体験ができる楽器でした。
Casiotone 光ナビゲーションキーボードとは
「いつでも、どこでも、いい音で、自分らしく楽しむ。」をコンセプトにした、Casiotoneブランドの初心者向けキーボード。
光る鍵盤に合わせて弾くことで譜面が読めなくても音楽を奏でることができる点が特徴。
音響にこだわり200曲内蔵、600種類の音色がありアプリで好きな曲が追加できるLK-530と、120曲を内蔵してスリム&コンパクトで持ち運びしやすいLK-330の2種があります。
「Casiotone 光ナビゲーションキーボード」についてお聞きしました!
お聞きした方:営業本部マーケティング統轄部 楽器マーケティング部 清水志庸さん、サウンドBU 商品戦略部 第二商品企画室 佐藤洋さん
鍵盤が光って誘導してくれるので、誰でも弾ける
――鍵盤が光ることで、どのように弾きやすくなるのでしょうか。本当に初心者でも弾けるのでしょうか
佐藤さん:「Casiotone 光ナビゲーションキーボード」では、いくつかの段階を経てキーボードが弾けるように工夫をしています。
最初は、小さな子どもでも音楽を楽しんでもらえるよう、マイクで歌うところから。
自動演奏で内蔵曲を流すこともできるのでBGM代わりにもなるんです。
実際に弾く段階では、どの鍵盤を押しても正しい音が出る「らくらくモード」から始めます。
「らくらくモード」で合わせるのは鍵盤が光るタイミングだけ。
でたらめに押しても曲どおりの音が出るため、正しく曲が流れます。
うちには保育園に通う息子がいますが、ポンポンと自由に叩いては、自分自身で曲を弾いている気分に浸って楽しんでいます。
自分が正しい音を出しているという小さな達成感があるようで、すごく楽しそうなんですよ。
――そこからどのようにステップアップしていくのでしょうか
佐藤さん:3つのステップで練習ができます。
ステップ1では最初に曲とリズムを覚えます。
ステップ2で光る鍵盤を押して正しい音を出します。
この時、曲のリズムやテンポを知っていないと鍵盤を押すタイミングがわからず、音は合っていても正しい曲にならないので、曲を覚えるステップ1が生きてくるんですね。
このステップ2では、テンポをゆっくりにしたり、フレーズに分けて区間ごと繰り返して練習したりして細かなところを覚えていきます。
ある程度覚えたら、光のナビゲーションなしで弾くステップ3へと進みます。
主体的、能動的になれる演奏は、表現のアウトプットにもおすすめ
――小さいうちに楽器を自分で弾く体験をすると、どういった影響があると思いますか?
清水さん:純粋に「音楽をもっと楽しめる」というのもありますが、個人的に大切だと感じているのは、感動や感情のアウトプットの幅が広がることだと思っています。
音楽を聴く機会は日常に溢れているものの、自分で演奏する機会は少なく、音楽を聴いたときの感動を表現するスキルはやはり自分自身で演奏をしてこそだと感じています。
音楽に限らず、アウトプットのスキルは生きていくうえでとても大切です。
小さなころに積み上げたその経験は、大人になってからも活きると思っています。
佐藤さん:YouTubeやサブスクの動画は受動的で、ついついずっと見てしまいますよね。
主体的に何かをする。
それを遊びの中に取り入れることができるのは素晴らしいですし、楽しそうに音楽を奏でている子どもの表情を見るだけで、親としては満たされるような気持ちになっています。
――曲だけではなく、乗り物や動物の鳴き声といった色々な音があり、楽しそうです
清水さん:管楽器やパーカッションの音などのほか、LK-530ではヘリコプターや電車といった乗り物の音、動物の鳴き声、波の音などの効果音、アラビックやチャイニーズなどの世界の楽器をイメージした音もあります。
「この音なんだろう?」と興味が湧いて、大人に聞いたりしてそこから新たな世界が広がっていってくれると嬉しいと思っています。
佐藤さん:曲も、クリスマスやハッピーバースデーの曲、ラジオ体操第一なんていうのも入っているのでイベントに利用していただくこともできます。
より本格的な音響か、コンパクトさか。ニーズに合わせて選べるキーボード
――LK-530、LK-330の違いについて教えてください
佐藤さん:大きな違いはサイズ感や音響です。
LK-330は携帯性を高めているため軽さを重視して、持ち手が付いています。
3.4kgという重さは小学校のイスとほぼ同じ。
低学年の子どもでも運ぶことが可能です。
弾きたい場所への移動や外出時の持ち運びがしやすくなっています。
LK-530は音響にこだわりたい方向けに、音の通り道を作って低音を増幅させるバスレフ音響システムを搭載して、よりリアルなピアノの音を追求しています。
また、アプリを使用して最新曲などを追加していくことができ、より長く使い続けることができます。
まずは家族で音楽のある生活を楽しんで
――キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします
清水さん:飽きずに練習したり、弾いたりできるよう様々な工夫はしていますが、飽きる時は飽きます。
でも、1度でも音楽を奏でた経験があることで、その後の音楽への理解や楽しみ方はずっと豊かになると思っています。
その最初の一歩は、踏み出しやすくなっているでしょう。
音楽の趣味は一生もの。まずは家族で楽しんでほしいと思います。
親御さんが楽しんでいるとお子さんも興味を持ち、気が付くと親御さんよりも上手になっている。そういうご家庭がとても多いです。
佐藤さん:「光ナビゲーションキーボード」があれば、ピアノが弾けない人でも音楽が楽しめます。
肩ひじ張らずにまずは鍵盤を押してみてください。
色々な音や感情が子どもたちの表現力、想像力に繋がっていくと思います。
色々な楽しみ方ができるキーボードですので、ぜひ触っていただきたいです。
どんな人でも楽しめるキーボード
実際に弾いてみると、つたない鍵盤のタッチに合わせて伴奏が待ってくれるなど、初めての演奏でも「ちゃんと弾けた実感」を得ることができました。
気軽に簡単に「音楽を奏でる」。そんな体験が得られるキーボードでした。