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赤い海、青い山。 宇宙から見た地球の色のクレヨンで固定観念を離れて自由に描く

「海のクレヨン」「山のクレヨン」と聞いて何色を思い浮かべますか?
自然界に本当にある色を抽出したクレヨンは、海といっても青系の色だけではなく赤や黒など意外な色もあり、子どもたちの想像力を刺激しています。
2023年3月には「山のクレヨン」も新しく発売され、さらに充実。
そんな不思議な色のクレヨンについて色々とお聞きしました。

この記事のもくじ

キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。
今回は、地球の色を再現した「海のクレヨン」「山のクレヨン」です。

発売元はなんと衛星放送でおなじみのスカパーJSAT。
衛星を使った様々なビジネスを行う同社だから生まれた美しい色は「海の色は青」「山の色は緑」といった固定観念を取り払うものでした。

「海のクレヨン」「山のクレヨン」とは


衛星写真に写し取られた地球の自然界の色を抽出した12色のクレヨン。
色に名前はなく、クレヨンに緯度経度が記されているだけ。
公式サイトからその色を抽出した場所や、その色になっている理由などを読むことができます。

なお「海のクレヨン」の売り上げの一部は海面上昇の危機に直面するキリバス共和国に。
「山のクレヨン」は2022年1月に大噴火のあったトンガ王国に寄付されます。


「海のクレヨン」「山のクレヨン」についてお聞きしました!


お聞きした方:スカパーJSAT株式会社 Satellite Crayon Project 
清野 正一郎さん、花田 行弥さん

「なぜ?」「どうして?」のきっかけが増え、地球への興味が生まれる


膨大な衛星写真の中から色を選ぶ作業は大変だけれど楽しいと語る、花田さんと清野さん。


――基本の色を揃えたクレヨンではなく「海の色」にしたのはなぜでしょうか


清野さん:衛星放送を主体とした有料多チャンネル放送「スカパー!」で覚えていただいている弊社ですが、根幹は宇宙事業であり衛星を使った様々な宇宙事業も行っています。
このクレヨンのもととなった衛星写真も我々のビジネスの一つです。
そんな中、宇宙をエンターテインメントにするプロジェクトを始動。
衛星写真を見ている時に赤い海を見つけました。
なんてきれいなんだろうと感じたのと同時に、なぜ赤いのかなど疑問が生まれ、さらには赤い海があるなら、もっと色々な色の海があるのではと興味が沸いたのです。
 


そして見つけた黒い海や緑の海は、調べてみるとどれも自然現象で生まれた色で「海って青とは限らないんだ」と自分の固定観念が覆されました。
このおもしろさを誰かに伝えたいと考えた時、やはり子どもたちに感じてほしかったんです。
私にも4歳(当時)の息子がいて、地球の色を子どもが身近に感じられるものになるよう、多くの子どもが最初に触れる画材のクレヨンを使った「海のクレヨン」を企画しました。
 


「山のクレヨン」(写真左。3月新発売)と「海のクレヨン」(写真右)。蓋を開けると最初に衛星写真が現れます。


――シリーズの最初を海の色にした理由はありますか?


花田さん:何よりも地球の色の美しさを実感してほしかったので、地球の面積の多くを占め、色が鮮やかな海にしました。

清野さん:最初は宇宙や惑星の色も考えたんですよね。
ところが、写真を見てみると宇宙には色がない。
灰色や茶色系ばかりなんです。
海のある地球だからこそ様々な色にあふれていて、改めて色は地球の宝物だと感じました。
 


指で示している川と河口の黒さは、川底に堆積した落ち葉から発生したタンニンが理由。腐りにくく、殺菌作用のある水として船乗りに重宝されたそう。


――広い海の中からこの12色を選んだのはなぜでしょうか


清野さん:色選びでは写真の良さに加えて、その色になっている理由やストーリーがあるのかも重視しました。
環境汚染などの悲しい色ではなく、自然の営みで生まれた色であること。
例えば赤い海は、塩分濃度が高いために大量発生した藻の色です。
そういった理由を調べて、12色に絞り込みました。
地球が生んだ自然の色なので、あえて名前は付けていません。
場所を示す緯度経度の数字のみを記載しています。


子どもが工夫を凝らし、親子の会話が増えるクレヨン


公式サイトのギャラリーで紹介しているイラストの一部。左は2歳の子の、右はプロのイラストレーターの作品。

 
――ユーザーの反応はいかがですか?


清野さん:親子で会話が増えたという声をよくいただきます。
「上手に描けたね」など描いた絵の感想だけではなく「この色は海の色なんだって」「赤い海があるって知っていた?」など、色の説明、色の元となった理由など話すことがたくさんあるため話題が広がるようです。

そのほか、バランスの良い配色ではないので描きたいものに対して足りない色が当然あります。
そんなときに絵や色を工夫して描くようになったという声もあります。
 


――公式サイトにはギャラリーページがあり、ユーザーの方々の作品が見られます

花田さん:びっくりするほど上手な絵もあるのですが、子どもの自由な発想で描かれたカラフルな絵もすごいんです。
クレヨン自体の発色が良いので、塗りつぶしているだけでもきれいな色合いになり、色そのものを楽しんでもらえていることが絵から伝わってきます。


地球の活動がわかる「山のクレヨン」の12色


蓋を開けると衛星写真があり、その裏は色を抽出した場所を地図で紹介。

 
――3月10日に新しいシリーズ「山のクレヨン」が出たとのこと。こちらについて教えてください


花田さん:山というと緑を思い浮かべることも多いかと思いますが、砂漠にある山や火山など、赤系やうすだいだいのような色もあります。
加えて、海と違い山は季節によって色がまったく異なるため、抽出する色の幅が広がりました。
例えば富士山の色は、冠雪している冬ではなく夏の姿を採用したことから、赤土が生み出す茶色寄りの赤になっています。
公式サイトでは、冬の富士山をはじめ、クレヨンとは違う色の写真も掲載しているので、季節によって異なる山の色を楽しむことができます。


大人の「へぇ」が子どもに伝播し、広がる興味と知識と好奇心


「山のクレヨン」では2つの火山から色を抽出。場所によって溶岩の粘度が違い、色味が異なるそう。

――海と山のクレヨンが揃いましたが、今後は何の色が出るのでしょうか

花田さん:地球に興味をもってほしいという想いが、このクレヨンのスタート地点なので、次も地球が創り出す、自然界の色を出したいです。
この企画がスタートしてから、本当に地球ってすごいんだなって思うことだらけです。
作る過程で知った地球の不思議や神秘をサイトで解説しているので、ぜひご覧いただきたいです。
少し難しいところもありますが子どもの知識にあわせて大人から伝えていただけると、子どもも地球の不思議をより楽しめると思います。
 


「自分たち大人が楽しんで作っています」と語る2人。


――キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします


清野さん:「地球に少しでも興味を持ってもらいたい!」と、パッケージにもWEBサイトにも様々な仕掛けを施していますが、子どもたちにはそんなことは気にせずに自由に地球の色を楽しんでもらいたいです。
たぶん開けた瞬間に箱は原型をとどめてないでしょうし、巻紙は破け、クレヨンだってバキバキに折りながら使うと思います。
でも、今はそれで良いのです。
「こんな色の海もあるんだ!」とどこかのタイミングでそう知ってもらえるだけで、子どもたちの世界が少しだけ広がってくれたらなぁと。
プロダクトの企画者としてもそうですが、1人の父親として、そう思っています。


まとめ


色味がきれいでお絵描きが楽しくなるクレヨンですが、その根底には地球の不思議や力強さが息づいていました。
 
 



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