暑い季節になると、赤ちゃんにプールで水遊びをさせてあげたくなりますよね。
しかし「赤ちゃんはいつからプールに入れていいのかな?」と疑問に感じているママやパパも多いのではないでしょうか?
今回は、赤ちゃんがプールデビューできる時期や注意点、水着を選ぶときのポイントなどを紹介します。
この記事のもくじ
赤ちゃんのプールデビューはいつからできる?
赤ちゃんのプールデビューの時期は自宅のビニールプールなのか、公共のプールなのかによって異なります。
ここでは、それぞれのプールデビューの時期についてくわしく紹介します。
自宅のビニールプール等は座れるようになってからがおすすめ
自宅のビニールプールに赤ちゃんを入れるのは、生後6~8ヵ月以降に赤ちゃんが座れるようになってからがよいでしょう。
また、お座りがしっかり安定するまでは、後ろに倒れたりひっくり返ったりすることもあるため注意が必要です。
9~10ヵ月頃にはひとり座りも安定して、ママやパパも安心して見守れるようになるでしょう。
プールの水の量は赤ちゃんが座った際の腰の高さくらいまでを目安にしてください。
お座りが上手になると、ジョウロやコップなど水遊び用のおもちゃでいろいろな遊びを楽しめるでしょう。
公共のプールは2歳頃からのデビューがおすすめ
公共のプールに入るのは、トイレの間隔があく2歳頃からがおすすめです。
周囲にも配慮してプールに入る前にトイレを済ませておきましょう。
ただし、公共のプールでは年齢制限で2歳では入れなかったり、オムツが外れていない赤ちゃんの利用が禁止されていたりするケースがあります。
そのため、行きたい公共プールの利用ルールを必ず確認してください。
赤ちゃんのプールデビューの注意点
赤ちゃんのプールデビューで注意すべきポイントは以下の4つです。
- プールに入っているときは目を離さずにそばにいる
- 気温は28度以上、水温は26度~30度を目安にする
- 水分補給と休憩はこまめに行う
- 赤ちゃんの体調や機嫌が悪いときはプールに入れない
それぞれの注意点を踏まえて安全にプールを楽しみましょう。
プールに入っている間は目を離さずに、そばにいる
赤ちゃんは数センチの水深でもおぼれる恐れがあるため、プールに入っている間は目を離さずにそばにいることが大切です。
水深が浅くてひとりで座れる場合も安心はしないでください。
また、赤ちゃんが立ったり、歩いたりする場合にも転倒のリスクがあるため、ママやパパが必ずそばにいて見守るようにしましょう。
気温は28度以上、水温は26度~30度を目安にする
赤ちゃんは体温調節がうまくできません。
からだを冷やしすぎないように気温は28度以上、水温は26〜30度を目安にしてプール遊びをしましょう。
ただし、暑すぎる日は避けてください。
ほかにも、直射日光が当たる場所や風が強い日は赤ちゃんの体調に影響しやすいため注意してください。
自宅でプール遊びをするときは、午前中にプールに水を入れて、水温が上がってきた午後から入る方法もおすすめです。
水分補給・休憩はこまめに行う
プール遊びをしているときでも、赤ちゃんは汗をかきます。
脱水や熱中症を防ぐために、外遊びのときと同じように水分補給を忘れないようにしましょう。
また、プール遊びは想像している以上に体力を使います。
長時間のプール遊びは避けて、以下の時間を参考に遊びましょう。
- 6ヵ月頃まで:15分くらい
- 7~11ヵ月頃:30分くらい
- 1歳~1歳6ヵ月頃:45分~1時間くらい
この時間はあくまでも目安。
赤ちゃんの様子やそのときの気候などによって早めに切り上げるなど、ママやパパが時間を調節しましょう。
また、遊ぶ間もこまめに休憩を入れてください。
赤ちゃんの体調や機嫌が悪いときはプールに入れない
プール遊びの前には赤ちゃんの体調や機嫌をチェックしてください。
遊んでいるときも赤ちゃんの顔色や唇の色をよく見て、体調が悪そうなときはゆっくり休ませることが大事です。
「いつもより元気がないかな?」と感じたときには、プール遊びはやめましょう。
ベビースイミングなどの習い事も同様です。
赤ちゃんの水着選びのポイント
赤ちゃんの水着選びに悩んでいるママやパパもいるでしょう。
ここで紹介する3つのポイントを覚えておいてください。
ポイント① 着替えのしやすいデザインの水着がおすすめ
赤ちゃんの水着は着替えをしやすいデザインを選びましょう。
赤ちゃんは急にトイレに行きたくなったり、スムーズに着替えられないと機嫌が悪くなったりするためです。
ストレッチ加工が施されている素材の水着であれば着せやすく、赤ちゃんも動きやすいでしょう。
ポイント② 水着はサイズの合ったものを選ぶ
赤ちゃんの成長は早いため、洋服は少し大きめのサイズを購入するママやパパも多いでしょう。
ただし、赤ちゃんの水着はできるかぎりジャストサイズのものを選んでください。
大きいサイズの水着を着て赤ちゃんがプールに入ると、水着が膨らんで動きにくくなったり、水着が脱げてしまったりするためです。
赤ちゃんの快適性と安全を守るためにサイズが合った水着を選ぶことが大切です。
ポイント③ 水着の装飾品は多すぎないものを
赤ちゃんにはフリフリレースや大きいリボン、大きな装飾品などがついたかわいい水着を着せたくなることもあるでしょう。
しかし、水着の装飾品が多いと赤ちゃんが動きにくくなったり、引っかかってケガや事故につながったりする可能性もあります。
シンプルなデザインで赤ちゃんが動きやすい水着を選びましょう。
【オムツがとれていないうちは】水遊びパンツを履かせる
オムツがとれていないときにプール遊びをさせたいママやパパもいるでしょう。そのときは、紙タイプか布タイプの水遊びパンツを履かせてください。
水遊びパンツは、通常の紙おむつのようにプールに入っても膨らまず、おしっこやウンチが一時的に外に漏れにくいように設計されたパンツです。
ただし、おしっこやウンチが完全に漏れないわけではありません。
とくに公共のプールではこまめにオムツをチェックして、マナー違反とならないように注意しましょう。
プールに入るときの日焼け対策
プール遊びで欠かせない日焼け対策。
ここでは、主に3つの日焼け対策を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
強い日差しが当たらないよう、日陰などで遊ぶ
強い日差しが当たらないように日陰でプール遊びをしましょう。
赤ちゃんのお肌はデリケートで、少し日に当たっただけで真っ赤になることもあるためです。
日陰がないところは避けたり、簡易テントを活用したりしましょう。
休憩するときにも日陰を選んでください。
ラッシュガードなどで紫外線対策を行う
赤ちゃんにラッシュガードや帽子などを着用させて紫外線対策をしましょう。
ラッシュガードはプール遊び用の半袖や長袖の上着で、水着と一体となったものや上から羽織るタイプなど種類が豊富です。
屋外のプールでは紫外線だけでなく、虫刺されの対策にも役立ちます。
ウォータープルーフの日焼け止めを使用する
紫外線から赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、子ども用の日焼け止めを使いましょう。
プールの際には、水や汗に強いウォータープルーフタイプがおすすめです。
また、ウォータープルーフの日焼け止めでも時間が経つと落ちやすいため、適宜塗り直すのも忘れずに。
ただし、施設によっては日焼け止めが禁止されているケースもあるため、事前にルールを確認しておくことが必要です。
安全にプール遊びを楽しみましょう!
夏になると赤ちゃんをプールで遊ばせたいと思うママやパパは多いでしょう。
うまくお座りができるようになった頃に自宅のビニールプール、排泄の間隔がしっかりあいたり、オムツが外れたりした頃に公共のプールデビューをしてはいかがでしょうか。
ただし、プール遊びの際には、思わぬ事故につながらないように赤ちゃんの様子をしっかり見守ってください。
この記事で紹介した注意点を知っておき、安全にプール遊びを楽しみましょう。
ライター:西川正太
大学を卒業後、大学病院の看護師として勤務。心臓血管外科や集中治療室などの領域を経験。
子育て中であり、専門的に子育てをしたいと一念発起し保育士の資格を取得。
医療や保育に関連するコンテンツ作成にも従事。