明治とボーネルンドがコラボした「もぐもぐ+あそぼ プロジェクト」は、「あそび」と「たべる」で、子どもの「みらい」とママとパパの子育てを応援する活動です。
去る5月19日(金)・20日(土)、六本木ヒルズでは2回目となるイベントが開催されました。
キッズアライズでは、今回新しく実施された「親子のあそび場&栄養相談」の様子をレポートします!
この記事のもくじ
実施概要
イベント内容
生後6ヶ月から1歳5ヶ月の子どもをもつ家庭を対象に、ボーネルンドのプレイリーダーと明治の栄養士が子どもにとって大切な「あそび」と「栄養」について伝える「子育てセミナー」や、世界のあそび道具で自由に遊べる「親子のあそび場&栄養相談」を実施。
子どもの成長と子育てを応援するイベントです。
開催日
5月19日・5月20日
スケジュール
「もぐもぐ+あそぼ」子育てミニセミナー&ワークショップ- 1部 10:00~10:45(生後6~8ヶ月)
- 2部 11:15~12:00(生後9~11ヶ月)
- 3部 13:00~13:45(生後12ヶ月~17ヶ月)
- 1部 14:15~15:15
- 2部15:30~16:30(生後6~17ヶ月)
親子のあそび場&栄養相談
名称
ボーネルンド×明治「もぐもぐ+あそぼ」「子育てセミナー」&「親子のあそび場&栄養相談」
場所
六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース
楽しいあそびを体験しながら、ママ・パパは栄養士さんに相談
前回好評だった子育てミニセミナー&ワークショップに加え、新たに実施されたのが「親子のあそび場&栄養相談」です。
赤ちゃんの五感やバランス感覚を引き出すあそび道具がそろったスペースで、自由に楽しめるというもの。
ボーネルンドのプレイリーダーと、明治の栄養士さんもいるので、あそびをサポートしてくれたり、栄養について相談したりできます。
キッズアライズが取材した回は、26組の親子が参加。
カラフルなボールプールに飛び込んだり、トランポリンのようなマットの上でハイハイをしたり、赤ちゃんはみんな楽しそう。
身体を大きく動かすあそび道具のほか、指先を使うルーピングや積み木、ごっこあそびができるおままごとセット、音を楽しむシロフォン(木琴)などもありました。
一方、ママやパパは栄養士さんに聞きたいことがたくさんある様子。
特に多かったのが「離乳食の進め方」や「量」についての相談です。
「2回食になって、これぐらいしか食べないけれど大丈夫?」など、進み具合に不安を感じているよう。
栄養士さんは月齢別の食事量の目安をパンフレットで示しながら丁寧に答えていきます。
仮に目安量を食べていなくても、心配しすぎなくてよいそう。
「母乳やミルクが飲めていたら、量はそこまで心配しなくて大丈夫です。離乳食で大切なのは、咀嚼の練習。しっかり“もぐもぐ”できているか、そんなところを見ながら離乳食を進めてくださいね」の言葉に、ママとパパも一安心です。
採血なしで測定できる鉄チェックや、うれしいお土産も!
1歳以上が対象の「鉄チェック」も人気でした。
指先に光を当て測定するため採血不要。
指先にクリップをはさんで約30秒待てば、痛みなくヘモグロビン濃度を測定できます。
とはいっても、赤ちゃんが30秒じっとしているのは難しく、測定に苦戦する姿も。
測定後には、鉄の重要性や簡単に鉄をとる方法などを紹介した小冊子『こどもの栄養サポートブック 鉄のおはなし』が手渡されていました。
1時間たっぷりあそんで、イベントは終了。
会場出口では参加者にお土産が配られていました。
ボーネルンドのお得なクーポン券のほか、生後6~8ヶ月の赤ちゃんには「明治ほほえみ らくらくミルク」が、生後8~17ヶ月の赤ちゃんには「明治ステップ らくらくミルク」と「明治ミラフル」がプレゼントされました。
【インタビュー】-ふらっと遊びにくる感覚で、気軽に栄養相談を
お聞きした方:株式会社 明治 石田裕美子さん
子どもの栄養について、より多くの人に知ってほしい
今回のイベントは、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけの変化などを受け、より多くの方に気軽に参加してほしいと思い企画しました。
「子育てセミナー」に加え「親子のあそび場&栄養相談」を設けたのもそのためです。
ふらっと遊びに来るような感覚で、栄養についてご相談いただきたい。
「質問する」というよりも「おしゃべりする」といった関係性で、赤ちゃんの成長にとって重要な栄養についてお伝えしたいのです。
また明治では、幼児の貧血の実態把握と鉄分の重要性を伝える「鉄チェック活動」を2022年から行っており、イベントでも実施しました。
鉄は脳の働きや成長に欠かせない栄養素ですが、国の調査では日本の幼児の約半数が鉄分不足というデータ(※)があります。
今回「鉄チェック」のアナウンスをしたところ、皆さんすぐに測定に来られ、関心の高さに驚きました。
この測定をきっかけに、鉄を摂取しようという意識を持っていただくことが大切だと考えています。
- 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の推奨量(12~36ヵ月)と「国民健康・栄養調査(平成28年)」の摂取量中央値(12~36ヵ月)の比較
リアルなイベントだからできる、相互交流の価値
当社では栄養士にオンラインで相談できる場を設けていますが、やはりリアルなイベントだからこそ得られることもあります。
一方向のコミュニケーションとは違い、対面だと些細な疑問も聞けるというお声をいただきます。
私自身も子育て中、栄養士の相談会へ参加しましたから、その気持ちがよくわかります。
ネットにはたくさんの情報があふれていますが、それ故に何が正しいのかわからなくなることがあります。
その意味で、お子さんの個別の状況を伝え栄養士に相談できる機会は貴重ですし、安心感につながると思います。
このようなイベントを全国各地で展開していきたいです。
【インタビュー】-あそびながら、子育てに役立つ情報を得られる貴重な場
お聞きした方:株式会社 ボーネルンド 村上裕子さん
“多様性”を意識した、あそびの環境づくり
前回はコロナ禍ということもあり、参加者の皆さんは子どもと一緒に学ぶ機会を得られたこと自体を喜んでくださいました。
今は自治体などの子育てセミナーも再開され、旅行などのレジャーを親子で楽しむ方も増えています。
選択肢が広がるなかで皆さんのニーズに応えられるように、今回はあそび道具をより充実させました。
意識したのは、あそびの多様性です。
ボールプールやエアマットなど、ご家庭ではなかなか体験できないような、身体を思いっきり動かすあそび道具を用意しました。
飛び跳ねる、バランスを取る、登り降りするといった粗大運動はもちろん、手指を使った微細運動、想像力を引き出すごっこ遊びや音あそびなどを体験していただけるよう、世界中のあそび道具をそろえました。
子育てに奮闘するママとパパの味方でありたい
皆さんの幸せそうな表情を見て「やってよかった」と実感しているところです。
先ほど選択肢が増えたと話しましたが、子どもも大人も楽しく過ごしながら子育てに活かせる情報を得られる場は多くありません。
多くの子育てセミナーは、お父さんやお母さんの「学び」の色合いが強く、子どもの「あそび」にスポットが当たらないケースがほとんどではないでしょうか。
私たちが心がけているのは、押し付けにならないこと。
ボーネルンドのプレイリーダーも明治の栄養士も、お父さんやお母さんの意見を否定しません。
知識を押し付けるのではなく、同じ目線で語り合う“味方”でありたいと思っています。
「もぐもぐ+あそぼ プロジェクト」は長期的なプロジェクトです。
今回のようなイベントを継続しながら、将来的には両社が共同で商品を開発する、そんな展開も視野にいれています。
まとめ
コロナ禍で出産したママたちは、子育てについて気軽に相談できる相手が少ない傾向があるそう。
そんな中、専門家に相談し、ほかのファミリーともふれ合えるイベントは、ママやパパにとって心強い味方になってくれるはずです。