ママとパパを栄養から応援する明治と、あそびを通じて子どもの成長を見守るボーネルンドが子育て支援で協業を実現。2022年3月から「もぐもぐ+あそぼ」プロジェクトを始動し、7月1日(金)・2日(土)に記念イベントとして、六本木ヒルズにて子育てセミナーを開催しました。今回は、その様子をお伝えします。
この記事のもくじ
実施概要
イベントコンセプト
“栄養”と“あそび”で、子どもの個性豊かな未来への成長を叶えるために、明治の栄養士とボーネルンドのプレイリーダーからお話を聞いたり、実際のあそびを体験するイベントです。
開催日
2022年7月1日・7月2日
1部:10:00~10:45
2部:11:30~12:15
3部:13:00~13:45
4部:14:30~15:15
名称
明治×ボーネルンド 子育てセミナー「もぐもぐ+あそぼ」
場所
六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース
「もぐもぐ+あそぼ プロジェクト」とは
子どもの成長に欠かせない、しっかりあそんで・食べて・眠り・排泄するという循環。このうちの「食べる」ことに長年向きあい続けてきた明治と、「あそぶ」ことの大切さを伝えてきたボーネルンドが協業し、子どもの個性豊かな「みらい」を一緒に育てるプロジェクトです。
月齢ごとに異なる特性を栄養士とプレイリーダーが分かりやすく解説
当日は、6~8ヶ月、9~11ヶ月、12~18ヶ月、19~23ヶ月の月齢ごとに4つのグループに分かれ、セミナーを開催。1グループにつき、抽選で選ばれた4~7家族ほどが参加しました。
セミナーでは、グループごとに明治の栄養士が、それぞれの月齢に必要な栄養素や食べ方などを解説します。続いて、ボーネルンドのプレイリーダーが月齢によって異なる運動能力や興味の範囲を伝え、月齢に合わせたあそび方を紹介しました。
お話の最中、シートに広げられたおもちゃに夢中であそぶ子どもたちも多く、プレイリーダーがその様子を見ながら、あそびが子どもの運動神経や脳にどのような刺激があるかなども解説。ママやパパたちは真剣な表情で聞いていました。また、親も一緒にあそぶときのヒントなども伝えたり、一緒に手あそびをしたり。その後の質疑応答では、多くのグループで食にまつわる質問が飛び出し、栄養士から具体的な話を聞く姿が見られました。
6~8ヶ月グループの様子
赤ちゃんによっては離乳食が始まる子もいる月齢。周囲に興味が生まれ、あそびに反応するようにもなります。
栄養士からは、離乳食の目的やポイント、レシピのほか、授乳とのバランス、この時期に必要な栄養素などについても説明がありました。プレイリーダーは、デンマーク発祥のあそべる家具「ボブルス」で全身を使ったあそびを紹介。ゾウの形をした「ボブルス」を逆さにして赤ちゃんを乗せて揺らすと、楽しそうに笑う子や驚いて泣いてしまう子など十人十色の反応となりました。
9~11ヶ月グループの様子
離乳食も中期、後期へと進み、手づかみ食べなども出てくる頃。脳が急激な発達を遂げる時期のため、栄養とともにスプーンを使うなどの刺激も大切です。また、鉄やカルシウムが不足しやすくなるので、フォローアップミルクなどを食材として使うアイデアが紹介されました。
あそびは手の動きを促進させる玩具として、カラフルなワイヤーに沿ってボールを動かす「ルーピング」が用意されており、赤ちゃんたちが楽しそうにあそんでいました。最後は歌を歌いながらの手あそびで終了です。
12~18ヶ月グループの様子
離乳食が終わり、大人と同じものを食べさせて良いのか迷う頃です。乳歯が生えてくる時期のため、栄養素に加えて歯の話や食べ方の話などにも触れていました。参加者からあそび食べに関する質問なども飛び出し、同じ悩みを抱えるママやパパが一緒に頷きながら聞いている姿が印象的でした。
あそびの面では、提供されている玩具にぬいぐるみや積み木が登場。ぬいぐるみを大切に抱えて歩く姿が見られたほか、ほかの月齢グループの玩具でも積極的にあそぶ姿が見られ、あそびの幅が広がっていることがわかりました。
19~23ヶ月グループの様子
栄養以外にも、好き嫌いや食べムラ、あそび食べなど食に関する悩みが広がる幼児期。乳歯も増え、幼児期に特に重要な鉄、亜鉛、カルシウム、ビタミンDなどの栄養素に加え、食に関する全般の話がされていました。
あそびでは他の3グループに比べ、知的好奇心が旺盛になっているのがわかります。積み木はより複雑な組み立て方ができるようになり、パズルなどに挑戦する姿も。また、エリアを出て他のグループの様子を見に行ったり、他のお友達や、お友達が持っている玩具に興味を惹かれて近づく子もいるなど、周囲への興味・関心が高いのがこの時期の特徴だそうです。
参加者の声
セミナーの最後には、月齢に合わせて明治の粉ミルク「明治ステップ らくらくキューブ」や液体ミルク「明治ステップ らくらくミルク」、ボーネルンドがおすすめする玩具などが入ったお土産などを配布。12ヶ月以上のグループには、幼児期の栄養をサポートする「明治ミラフル ドリンク ヨーグルト味」や「明治ミラフル 粉末飲料 ストロベリー風味」などが入っていました。
参加されたママ・パパに話をお聞きすると、皆さん口を揃えて言っていたのが、「最近はこういったイベントが少なく、親同士の交流がなかったので、他の子の様子を見たり、話を聞けたりするのが良かった」という点。「うちの子だけじゃないんだ」と安心したり、少し上の月齢の子を見て、「もう少ししたら、ああいうことができるようになるのかな」など楽しさを覚えたそうです。また、ささやかな疑問を聞くことができて良かったというママも。今後の活動に期待大!です。
なお、今後のイベント情報やプロジェクトの詳細は、公式サイトから確認できます。
もぐもぐ+あそぼ プロジェクト公式サイト
「もぐもぐ+あそぼ」についてお聞きしました!
子どもも一緒にママ・パパも、栄養とあそびの大切さを実感できる場に
お聞きした方:株式会社明治 金澤美紀さん
栄養やあそびなど、様々な視点から子育てを応援したい
これまで明治は粉ミルクをはじめとしたさまざまな食品で、お子様の子育てを応援してきましたが、成長には食や栄養だけではなく、あそびや睡眠も欠かせません。
たくさんあそぶことでお腹が空き、しっかり食べられるようになる。あそびによる運動や疲れることでぐっすり眠れることから排泄も整いやすくなります。
子育てを本当に応援するとはどういうことか考えた時、協業という形が思い浮かびました。
子育てをしているママ・パパに少しでもお役にたつ情報を効率的に楽しく伝えたい。そこで、玩具だけではなく遊具や施設、あそび場を提供し、トータルであそびに取り組むボーネルンドにお声がけしました。
ママ・パパたちが気軽に相談、共感できる場を
明治では、栄養のプロフェッショナルである栄養士に子育てについて気軽に電話で相談できる「明治 赤ちゃん相談室」や、ビデオ通話サービス「明治つながる栄養士」を展開していますが、日々のちょっとした悩みや疑問だと「わざわざ電話しなくても」という方は多いと思います。
でも日々、疑問は残ります。そういったちょっとした疑問がでることが子育て中は日常であり、毎日のようにインターネットで子育てに関する情報を検索しているかと思います。
ただ、インターネットは知りたいことを早く解決できるといったメリットがある反面、情報が溢れており、何が正しいのかモヤモヤが残る……といったこともあるのではないでしょうか?
そのようなちょっとした疑問にこそ、このようなサービスやイベントを活用して解決していただけたら。このプロジェクトでは、そんなちょっとした悩みや疑問を解決できる場も提供していきたいと思います。
そして、親御さんたちの交流が減っている現在、同じ月齢の子を持つ方たち同士で、「わかるわかる」「他の子も同じなのね」といった共感と安心感を持てる場もつくっていきたいです。
あそびと栄養は子どもの健全な成長に不可欠
お聞きした方:株式会社ボーネルンド 西山千夏さん
子育ての土台には不安や心配ではなく「楽しさ」を
ボーネルンドは、あそぶことが、食べることや眠ることと同様に大切なことだと考え、あそびを通して子どもの健やかな成長を応援するために45年前に創業。
世界のあそび道具の輸入販売、公園、幼稚園、保育園などの遊び場づくり、親子の室内遊び場キドキドを展開し、あそびの環境を豊かにしてきました。
同時に、あそびの大切さや具体的なあそびのヒントをお伝えする活動も行っています。でも、最近では情報があふれ、あそびの大切さの真意が伝わりにくくなっていると感じていました。そんな中で、栄養で子どもの成長を応援している明治と出会い、一緒になら「食べる」「あそぶ」という本当に大切なことを、わかりやすくお伝えできると考えました。
子育ての土台には不安や心配ではく、「楽しさ」があってほしいという点でも両社の思いが一致し、今回のプロジェクトにつながりました。
「食べる」「あそぶ」の情報を楽しく学ぶ機会に
プロジェクト初のリアルイベントでしたが、わたしたちの予想を上回る反響でした。子育てに本当に大切な「食べる」「あそぶ」に関する信頼できる情報を、子どもと一緒に楽しく学ぶことができる機会や、他のファミリーとゆるやかにつながることができる機会が求められていることを実感しています。
また、月齢を分けて今のお子様の成長にぴったりな内容にしたこともご評価いただきました。お子様もママ・パパも本当に楽しそうで、この機会を喜んでくださったことは、何よりもうれしいことでした。これからも続けてほしいというお声も多く頂戴し、活動を継続していく責任も感じています。
あそぶこと、食べること、排泄すること、眠ること。子どもの健全な成長にはこの循環が大切です。なぜ大切なのか、どうすればよいのかを、楽しく知ることができ、子育てがちょっと楽しく、楽になる。このプロジェクトでは、これからもそういった機会をつくっていきまたいと思っています。
まとめ
今回のイベントのように同じ月齢のママ・パパたちが集まって、気軽に相談できる場が増えると、子育てがもっと楽しくなりそうです。