【後編】他者が選ぶからこそ、子どもの心にヒットするおもちゃの定額レンタルサービス「トイサブ！」

－おもちゃの選定で大切にしていることは何ですか？
小坂さん：成長具合は子どもによって様々です。早めに発達する子もいますし、ゆっくりの子もいます。
月齢はあくまでも参考であって、一人ひとりに向きあったおもちゃを届けたいと思っています。
それを可能にしているのが、これまでにご利用いただいた、延べ1万人以上の方々のデータ。
それらをもとに、お子様や各ご家庭に合ったおもちゃをお送りしています。

－具体的にはどのようなおもちゃが届きますか？
小坂さん：各ご家庭の状況や親御さんの希望、お子様の好み、リクエストなども考慮しますが、音がなるおもちゃと、そうでないおもちゃを半々にする、木製のおもちゃを1～2つは入れるなどの基本的な傾向はあります。

－ゲームやアニメなどの有名キャラクターのおもちゃはないんですよね
小坂さん：はい。当社では「トイサブ！だから、このおもちゃと出会えた」と思ってもらえることを大切にしています。
広く知られているものではないけれど、とても良いおもちゃはたくさんあります。
それを皆さんに知っていただきたいですし、親御さんの予想とは少しズレたもので、でも子どもはすごく楽しんでいるというものを届けたいんです。
それこそトイサブ！を使ってもらう意義だと思っています。
　

－例えばどんなおもちゃが、それに当てはまりますか？
小坂さん：以前人気だったのが、フィッシャープライスのぬいぐるみです。ただ、外国の色彩感覚、デザイン感覚が強く、大人としては購入をためらう人が多いかも、というのがバイヤーやプランナーの率直な感想でした。
でも、音が出るなど色々な仕掛けがあるので、実はお子さんがものすごく喜ぶと大好評だったんです。親御さんが驚くほどハマるお子さんが多かったと聞いています。

－基本的には知育玩具が中心でしょうか？
小坂さん：子どもにとっておもちゃはすべて知育玩具の側面があります。例えば、ボールを入れると回って落ちて音が鳴る「くるくるチャイム」というおもちゃ。最初はボールを投げて遊んでいるだけだったのが、レンタル期間の2ヶ月で掴んで入れられるようになります。
そういった成長や変化がわかりやすいおもちゃを多く揃えています。

－定期的に新しいおもちゃで遊べる、場所を取らないといったメリットのほかに、おもちゃをレンタルすることによる利点はなんでしょうか
小坂さん：ベテランプランナーの話なのですが「自分が選んだおもちゃは子どもにヒットしない」と言うんです。
子どものことを一番知っているのは親とはいえ、それだけに与えるモノが同じ発想になってしまうのかもしれません。
別のプランナーが選んだもののほうが、意外性があって楽しいらしいのです。

親とは別の視点が介入する経験は、子どもにとっては新しい刺激になります。
一方で親御さんからは「子どもは、自分とは別の人間なんだと実感するきっかけになった」との声をいただいています。
「自分が買ったおもちゃだけだったら、子どもの意外な一面や好みなどを発見することもなかった」と言っていただけることも多く、おもちゃ選びを人にお任せする最大の利点かもしれません。

－レンタルだと、返却時期が来ても「まだ遊びたい」と子どもが嫌がることもあるかと思います
我が家もそうですが、返却時に「次の子に貸そうね」と声掛けをすると、子どもも意外と納得してくれます。捨てるのではなくシェアをする、人に貸す、といった気持ちが育つようです。

もちろん、自分のものにしたいという気持ちが生まれてもいいと思います。そういう時のために、気に入ったおもちゃの延長や購入制度があります。

－キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします
小坂さん：子育てに正解はなく、日々迷われることは多いと思います。
そんな中で、頼れるパートナーを家庭外で見つけることは手抜きではありません。
私たちは、おもちゃ選びに関するパートナーとして、皆さんとお子さんとの時間を応援していきたいです。

• 交換するおもちゃが、手元に届いてから送り返せる「同時返却」
• 故障しても原則弁償不要（無料）
• 買取OK
• 延長OK
• リクエスト可能
• 月齢の異なる子どもがいる場合の「きょうだいプラン」あり（3つずつ）