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鯉のぼりの由来は?いつまで飾る?飾る時期と年齢、意味を解説!

初夏のよく晴れた大空を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
見ているだけでも晴れやかな気持ちになるものです。
この記事では、意外に知られていない鯉のぼりを飾る意味や由来のほか、子どもが何歳くらいまで飾るのか、飾る時期やしまう時期など、鯉のぼりをいつまで飾るのかについても解説します。
男の子がいる人も、そうでない人も、これを読めば、鯉のぼりマスターになれるかもしれません。

この記事のもくじ

鯉のぼりとは?意味と由来


端午の節句の飾りには兜や五月人形などいろいろなものがあります。
中でも、外に飾る鯉のぼりはひときわ目を引きます。
鯉のぼりを飾るのにはどのような意味や由来があるのでしょうか。


端午の節句に鯉のぼりを出す意味は?


鯉のぼりには、人生の難関を鯉のように突破して立身出世して欲しいという願いが込められています。

鯉は出世のシンボルとされてきました。
その理由は、中国の故事にあります。
黄河の急流に竜門と呼ばれる滝があり、多くの魚たちが滝を登ることを試みましたが、登り切ることに成功したのは鯉だけでした。
成功した鯉は龍へと姿を変え、天に上っていったとされています。
この故事が元となり「鯉の滝登り」「登竜門」という言葉も誕生しました。
登り切った鯉のように強く逞しく育ち、名を成してほしいという意味があるのです。

鯉のぼりの由来は?

一説に鯉のぼりの起源は、戦国時代に戦のときに使われた旗指物(家紋が入った旗)であると言われています。
後に武家の間で、端午の節句でものぼりを立て、鎧や兜を飾ってお祝いをするようになったとされます。
その風習をもとにして江戸時代に、商家でも旗指物の代わりに五色の吹き流しが飾られるようになり、さらに発展して、立身出世のシンボルとも言える鯉のぼりが生まれたというのが通説です。

鯉のぼりを飾る年齢は何歳から何歳まで?


男の子の立身出世を願う鯉のぼりは、何歳から何歳まで飾るのが一般的なのでしょうか。


鯉のぼりの飾り始めは初節句からが一般的


鯉のぼりの飾り始めは初節句からが一般的です。
例えば、2023年11月生まれの子どもなら2024年5月の端午の節句からという具合です。

ただし、3月4月生まれの場合は、誕生から初節句までの期間が短く、慌ただしくなるため次の年に初節句を行う場合もあります。
2024年4月生まれの子どもが、2025年5月の端午の節句で初節句を行うのがその例です。
初節句をいつ行うか、早めに双方の祖父母と相談しておくと不要なトラブルを招かずに済みます。
 

初節句に関する記事はこちら!



飾り終わりの年齢は決まっていない


「男の子の成長を願う鯉のぼりなら、子どもの成長にともなって飾り終わりの年齢も決まっているのでは?」と気にする人もいるかもしれません。
しかし、結論からいうと、飾り終わりの年齢に明確な決まりはありません。
昔の成人に当たる元服の15歳まで、成人年齢の18歳まで、二十歳の集いの20歳まで飾る人などさまざまで、何らかの節目を区切りとする人は多いです。
中には子どもが喜ばなくなったので飾るのをやめたという人や、子どもが成長して近所の目が気になり出したのでやめたという人もいます。

鯉のぼりを飾る時期はいつから?いつまで?


鯉のぼりを飾る期間に決まりはあるのでしょうか。


鯉のぼりは春分の日から4月下旬に飾り始めることが多い


飾り始める時期は3月下旬から4月上旬と言われており、明確な基準はありません。

先手必勝で桃の節句が終わった3月上旬から飾り始める人、春分を目安に3月下旬から飾り始める人、端午の節句の1週間前を目安にする人など、さまざまです。
縁起を担いで大安の日に出すという人もいます。
地域によって風習がある場合もありますので、心配でしたら祖父母や近所の人にそれとなく聞いてみましょう。

鯉のぼりをしまう時期は決まっていない

しまう時期にも明確な決まりはありません。
5月中旬には片付ける人が多いでしょう。中には旧暦の端午の節句を意識して6月まで飾る地域もあります。
6月になると梅雨に入りますので、特に地域や家での風習がない限りは、端午の節句が終わったら早めにしまうとよいでしょう。
また、鯉のぼりのサイズにもよりますが、しまう際には人手があった方が綺麗に畳めます。
湿気をしまいこまないように晴れの日に、家族で協力して片付けるのをおすすめします。

鯉のぼりを飾るときの注意点

鯉のぼりを飾るときに気をつけることは何かあるでしょうか。
ここでは、3つのポイントについて解説します。

注意点①鯉のぼりをつける順番を間違えないようにする

鯉のぼりは上から吹き流し、黒い鯉、赤い鯉、青い鯉の順番につけます。

鯉のぼりは、元々は黒い鯉だけでしたが、黒・赤・青の三匹を飾り、黒い真鯉を父親、赤い緋鯉を母親、青い鯉を子に見立てることが多くなりました。
父親の鯉の黒は大黒柱を母親の鯉の赤は生命を担うことを表しています。
子どもの鯉の青では若さが表現されています。

黒・赤・青の三匹が家族に見立てられていること、昨今は印刷技術が発展し、黒・赤・青以外の鯉のぼりも生産されていることから、家族が増えると青の下にオレンジや緑、ピンクなどの鯉のぼりを買い足して家族全員を表現する家庭もあります。

生まれたのが男の子の双子だったので、基本のセットに青い鯉を一匹買い足した家庭や、次男が生まれたときには鯉のぼりを増やすのではなく五月人形を買ったという家庭もあります。
もちろん、兄弟が増えても何も買い足さずに「みんなの鯉のぼり」とする家庭もあります。

注意点②雨の日は飾らずにしまう

鯉のぼりを美しいまま長持ちさせるために、雨の日は鯉のぼりを家の中にしまいましょう。
水に濡れるとどうしても生地が痛みやすくなり、色褪せやカビの原因にもなります。

とはいえ、外出中に急に雨が降ってしまう場合もあるでしょう。その場合は、後でよく乾かしましょう。

注意点③乾燥させて保管する

注意点②とも重なる部分がありますが、端午の節句が終わって鯉のぼりをしまうときには、よく乾燥させてから保管しましょう。
特に、雨で濡れた場合は、しっかり乾燥させることが大切です。
乾燥剤を一緒に入れるのもおすすめです。

鯉のぼりを出して端午の節句をお祝いしましょう!


ここまで、鯉のぼりの意味や由来、飾る年齢やタイミングについて紹介しました。
出す年齢もタイミングも大まかな目安はあっても、細かい決まりはありません。
注意点を押さえて、自分たちのタイミングで鯉のぼりを飾って端午の節句を楽しみましょう。
大事なのは、子どもの健やかな成長を祝う気持ちです。鯉のぼりをきっかけに、子どもが生まれたときのお話や、ここまで育った喜びを伝えられるといいですね。


ライター:サカイケイコ

3児の母。
おかあさんだからって好きを諦めない、をモットーに、仕事に家事に育児に趣味に全力投球中。
2024年の目標はボディラインを整えること。
トレーニングの時間をどう作るか、考えています。


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