
小学校の入学式は、親子ともに不安でいっぱい。式の時間や内容などを事前に把握し、心の準備をしておきたい方もいるのではないでしょうか。ここでは入学式の日程や当日の流れを解説します。入学式にふさわしい服装や気をつけるべきマナーも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
この記事のもくじ
入学式は4月上旬が一般的
小学校の入学式は、4月の第1週目〜2週目にかけての平日に行われることが多いようです。
始業式と同じ日に行うところや、別日で行うところなどがあり、地域や学校の方針によって異なります。
各家庭に届く入学通知書や2月ごろに行われる入学説明会などで、日程を確認しておきましょう。
また、公立小学校の場合、自治体の中で入学式の日程を同日にしていることがほとんどです。
同じ地域の公立中学校や公立高校と日程をずらし、きょうだい間で入学式が重ならないように配慮されています。
入学式の1日の流れ
入学式当日は、9時ごろから式典が始まります。
1時間程度の式典後に各教室へ移動し、11時30分〜12時ごろに下校です。
(時間は学校によって多少前後することもあります)
【式典の流れ】
一般的に以下の流れで式典が行われます。
- 開式のことば
- 国歌斉唱
- 校長式辞
- PTA会長お祝いのことば
- 祝電披露
- 歓迎のことば
- 担任紹介
- 6年生歓迎のことば
- 校歌斉唱
- 閉式のことば
学校によっては、2年生の合唱や来賓紹介をすることもあります。
【入学する子どもの流れ】
親子で受付を済ませたら、別々に行動します。
教室では6年生がお世話をしてくれる学校も多いです。事前に子どもに伝え不安を取り除いてあげるのもよいでしょう。
①親子で登校 | 受付をしたあと、クラスを確認します。昇降口(靴箱)で上履きに履き替えて各教室へ。 | |
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②教室で待機 | 教室では6年生が席まで案内したり、トイレへ連れて行くなど、いろいろとお世話をしてくれます。待機中は折り紙や絵本などを読んでくれることもあるようです。 | |
③体育館へ移動 | 時間になったら廊下に整列し、体育館へ移動します。 | |
④入学式 | 体育館入り口で待機し準備が整ったら入学式がスタート。クラスごとに入場します。 | |
⑤記念撮影 | クラスごとに集合し撮影。 | |
⑥教室へ戻る | 教室で先生の話や配布物の説明があります。 | |
⑦解散・下校 | 親子で下校。 |
【保護者の流れ】
①親子で登校 | 受付をしたあと、クラスを確認します。子どもは教室へ、保護者は体育館へ移動。 | |
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②体育館で待機 | 入り口で室内履きに履き替えて保護者席へ。指定がない場合は空いた席に座ります。クラス別に座る場所が指定されていることもあります。式が始まるまでにトイレを済ませておきましょう。 | |
③入学式 | 式典中、写真や動画はマナーを守って撮影をしましょう。 | |
④記念撮影 | クラスごとに集合し撮影。 | |
⑤教室へ移動 | 案内に従ってクラスごとに教室へ移動します。 | |
⑥解散・下校 | 親子で下校。 |
「入学式」の看板前での写真撮影は、行きと帰りどちらでも撮影できます。
時間によっては混み合うこともあるため、なるべく並びたくない場合は、少し早めに登校するなど時間をずらしてみるのもおすすめです。
入学式で気をつけるべきマナー
親子にとって大切な晴れの日だからこそ、マナーを守り迷惑がかからないように気をつけましょう。
①子どもへの声掛けは避ける
式典の最中、子どもへの声掛けはNGです。
子どもの意識が保護者へ向いてしまったり、途中で駆け寄ってきたりすることも考えられます。
また、入退場の際に子どもがそばを通るとつい声をかけたくなりますが、我慢をしてそっと見守るのがマナーです。
②撮影のルールを守る
入学式での子どもの姿を、思い出として映像に残しておきたいですよね。
撮影する際はルールを守り、周りに迷惑がかからないように配慮しましょう。
小学校によっては撮影可能な場所を設け、撮影できるのは入退場のみ、といった独自のルールを決めている場合があるため注意が必要です。
ほかの子どもが写った画像を無断でSNSにアップロードすることも、マナー違反です。
③スマホなどはマナーモードに
体育館ではスマホや音の鳴る電子機器などはマナーモード、もしくは電源を切りましょう。
式典の最中に音が鳴り出すと、せっかくの雰囲気が台無しです。
カメラはシャッター音をOFFにできる場合は、事前に設定をしておきます。
体育館に入り着席したら、再度確認するようにしてください。
④下のきょうだいにも配慮する
下のきょうだいを連れて出席する場合は、お気に入りの絵本や音の鳴らないおもちゃなどを持って行き、静かに過ごせるような工夫をしましょう。
ぐずったり騒いだりした際には席を離れて外に連れ出すというように、臨機応変な対応ができるとよいですね。
出入り口付近や端に座っておくと、スムーズに退席しやすいでしょう。
⑤入学式最中の会話は控える
式典の最中は、私語をつつしむのがマナーです。
ママ友や家族と席が隣同士だと嬉しくて、つい会話をしてしまうこともあると思います。
たとえ小声だとしても、周りからはうるさく感じられます。
ビデオ撮影をしている方にも迷惑がかかるため、気をつけましょう。
入学式当日の持ち物
入学式当日に持って行くものは、入学説明会のプリントや入学通知書に記載してあります。
前日までに準備を済ませて、忘れ物がないようにしましょう。
【入学する子どもの持ち物】
- ランドセル
- 上履き
- 筆箱
- ハンカチ・ティッシュ
学校によっては入学式当日、「ランドセルは不要」と記載しているところもあるようです。
入学式と書いた看板前でランドセルを背負って写真を撮りたい場合や、教科書を入れて持ち帰る場合は持って行くとよいでしょう。
【保護者の持ち物】
- 室内履きとビニール袋
- バッグ
- サブバッグ
- 入学通知書
外履きの靴を入れるビニール袋があると、移動中の持ち歩きが楽です。
当日は教科書以外にもプリントや封筒など配布物が多いため、大きめのサブバッグがあると持ち帰りに便利でしょう。
また、入学通知書は前もって自宅に届くため、当日まで紛失しないようにわかる場所に保管することをおすすめします。
もし忘れた場合でも入学式には出席可能です。受付でその旨を伝えてください。
入学式にふさわしい服装は?
入学式の服装は男の子ならジャケットとシャツにハーフパンツ、女の子ならワンピースにボレロやスーツのセットアップが一般的です。
卒園式で着用したものを、そのまま着用させる家庭もいます。
ママはフォーマルワンピースにジャケット、もしくはパンツスーツのスタイルがおすすめです。
パールのアクセサリーや胸元にコサージュをつけて、華やかさを添えましょう。
パパは黒や紺のダークカラーのビジネススーツがよいでしょう。
ネクタイの色はシルバーやネイビー、ボルドーなどにし、ネクタイと同色のポケットチーフを使うと、まとまりのあるおしゃれな着こなしに見えます。
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晴れやかな気持ちで入学式を迎えましょう!
春にはいよいよ1年生。子どもは新しいランドセルを背負って登校するのを、ワクワクドキドキと待ちわびているのではないでしょうか。ママやパパも楽しみな反面、不安もいっぱい。今回紹介した入学式の流れや服装、マナーを確認し、親子ともに晴れやかな気持ちで当日を迎えてくださいね。
ライター:misono
3児を子育て中のママライターです。保育園や児童館での勤務経験があります。
日々の子育てを通して感じたことや育児に関する情報を、ママ目線で寄り添いながらお伝えしていきます。