3人の子どもを育てるライターのママニエールです。それまで素直だったわが子が、急に乱暴に口答えをしたり、親を無視したりして、戸惑った経験のあるママやパパも少なくないのではないでしょうか。
私自身、第一子の長男が小学校低学年の頃に反抗を見せたときは、自分の育て方の問題かと悩んでしまうことがありました。
当時は理解できていなかった「中間反抗期」について、今だからこそ感じる反省点を含めて体験談をお話しします。
反抗の裏にある子どもの気持ちに気づいてから試行錯誤して見つけた、中間反抗期の子どもとの向き合い方などを紹介します。
この記事のもくじ
あとから知った「中間反抗期」とその理由
私の場合、「中間反抗期」という言葉は、子どもが反抗している当時は知りませんでした。
しかし、あとで知ったとき、あのときの子どもの様子はまさにこれだったのだと、腑に落ちたのです。
中間反抗期とは、幼児期の「イヤイヤ期」と思春期の「反抗期」の間、多くは5歳頃から10歳頃に起こる子どもの反抗的な態度のこと。
この時期の子どもは、自我や思考力が発達し、自分なりの考えや意見を持てるようになる一方で、それをうまく言葉や態度で表現する術がまだ身についていないために屁理屈や口答え、無視といった形で反抗が表れやすいのだそうです。
知識として知っていれば、あの頃の私も少し楽な気持ちで向き合えたのではないかと、今は思います。
わが子が見せた「中間反抗期」
わが子の場合、中間反抗期は主に3つの形で表れました。
振り返ると、どれも「自分の意見や気持ちを通したい」という子どもの気持ちの表れだったのだと感じます。
ああ言えばこう言う「屁理屈・口答え」
宿題をしなさいと言えば「今やろうと思ってたのに!」、片付けを促せば「ママだってやってないじゃん!」と必ず一言、大人の揚げ足を取るような言い訳が返ってきました。
その場を切り抜けたいだけの屁理屈や口答えに、毎日のように苛立ちを募らせていました。
都合の悪い言葉は「無視をする」
子どもにとって耳の痛い注意をすると、返事をせずにその場をやり過ごしたり、ゲームやTVなどに逃げたりすることも増えました。
呼びかけても無反応、話しかけても目を合わせない。声は届いているはずなのに、まるで存在を消されたような感覚があり、精神的にじわじわとダメージを受けていたように思います。
親をうっとうしそうにする
それまでは何をするにも「見て見て」とまとわりついてきていたのに、こちらから声をかけるだけで「うっとうしい」という表情を見せるようになりました。
何かを手伝おうとすれば「自分でできる」、忘れ物を確認すれば「言われなくてもわかってる」と、親の干渉そのものを煙たがるようになったのです。
失敗!私がやってしまったよくない対応
当時の私は、この変化にどう対応すればいいのかわからず、今思えば逆効果な対応を重ねていました。
正論で論破…長々とお説教
屁理屈を言われると、つい大人の正論で言い返してしまいました。
「やろうと思っていたなら、なぜ今までやらなかったの」と筋道を立てて追い詰め、長々とお説教をしてしまったことも……。
正論をかざして理屈では勝てても、子どもの心はますます閉じていくばかり。論破することが目的になってしまい、対話になっていなかったと反省しています。
感情的に突き放す
何度言っても聞かない態度に、つい感情的になって、「じゃあもう勝手にしなさい!」と突き放してしまうこともありました。
言った瞬間から後悔することも多いのに、繰り返してしまう。子どもを追い詰めるだけで、何の解決にもならない対応だったと思います。
気づいて変わった!子どもの行動が腑に落ちた日
これといった大きなきっかけがあったわけではありません。ただ、ある日ふと、「あ、この子は私を相手に練習しているんだ」と感じる瞬間がありました。
わが子は元々穏やかな性格で、多くの男の子が小さいときに好む戦いごっこなども自分からやるタイプではありませんでした。
おそらく、子どもにとって私は「自分を見放さない」と無意識に信用できる相手。
安全な私でまず、人とぶつかることや自分の意見を通すことを練習しているのだと気づき、それまでとは違う目で子どもを見られるようになりました。
私が試行錯誤して見つけた対応策
腑に落ちてからは、試行錯誤しながら少しずつ対応の仕方を変えていきました。
屁理屈は「1回受け止めてから放置する」
屁理屈を言われても、すぐに反論せず「そっか、そう思ったんだね」とだけ返すようにしました。
そして、それ以上は議論を続けずに子どもの出方を待ちます。親が同じ土俵に乗らないことで、無駄な言い合いが激減しました。
また、子どもなりに反省することもあったのか、乱暴な言い方は減っていったように思います。
「指示」ではなく「選択肢」を渡す
たとえば「早く宿題しなさい」という指示を、「宿題、ご飯の前と後どっちにする?」といった選択肢に変えるだけで、それまでよりはスムーズに動くようになりました。
自分で決めたという感覚が、反発する気持ちを和らげてくれたようです。
1人の人間として距離を置く
わが子であっても、「自分とは別の人格を持つ1人の人間」だと意識するようにしました。
別の人格であるのは当たり前ですが、親子の関係性だと、その線引きが曖昧になってしまうことが往々にしてあるように思います。
過干渉になっていないか、一歩引いて見守る姿勢になれているかを問いながら行動するようにしたことで、お互いに適度な距離感が生まれました。
時々、下の子抜きで思い切り甘えさせる
上の子も自分なりに外で背伸びして頑張っている分、家では甘えやワガママが出やすいのだと気づきました。
そのため、下の子抜きで上の子の話を聞いて気持ちを受け止める時間を持つようにしたのです。
中間反抗期は成長の通過点!ずっと続くわけではない
当時は悩んで苦しく感じるときもありました。しかし、今振り返ると当時のぶつかり合いは、子どもが少しずつ親から離れ、自立していくための大切な準備期間だったのだと思えます。
口答えができるようになったのは、子どもが自分なりの意見を持てるようになった証拠。親をうっとうしがるのも、自分の世界を築こうとしているからこそ。
中間反抗期はずっと続くものではありません。子どもが順調に育っているサインだと思えば、捉え方も変わるのではないでしょうか。
ライター:ママ二エール
3人の子のママです。
いくつかの会社勤務を経て、出産を機にフリーランスに転向。
ライティング・校閲・編集などの業務に励んでいます。忙しいママ・パパに心からのエールを!

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