3人の子どもを育てるママニエールです。今回は、1番下の子が保育園に入園する際に「慣らし保育」をしたときの体験をお話しします。
わが子が保育園に入園したのは、1歳7か月のとき。1歳児クラスからのスタートでした。
上の子たちは幼稚園だったので、私も保育園の「慣らし保育」は初めて。それぞれの子どものペースに合わせて進められていくのだと、実感しました。
この記事のもくじ
半日から始まった慣らし保育10日間
わが子が入園した保育園では、通常10日間の慣らし保育の期間が設けられていました。個人的には「10日間」という設定は長く感じましたが、2週間以上の期間を設ける園も一般的なようです。
わが子が通う保育園では、初日~3日目は給食なしで午前中だけ、4~5日目は給食を食べて帰宅、そのあとはお昼寝をして午後の時間を少しずつ延ばし、10日目までには通常の保育時間へ移行するというのが定型パターンでした。
慣らし保育は予定通りに進んでいくものだと思い込んでいた私ですが、子どものペースによって、進め方や期間が変わることを体験から学びました。
前半戦(1〜5日目)の壁は給食だった!
3日目までは泣きながらも先生に抱っこされ、なんとか予定の時間を乗り切ったわが子。
私もわが子の泣き声に胸を痛めつつも、周りの子たちが同様に泣く様子を見て、みんな同じだと気持ちを落ち着かせていました。
4日目からは給食がスタート。ところがこのときから、周りとは少し様子が違ってきました。
給食の時間になると、わが子がスプーン1口すら食べようとしないというのです。私は、「家では普通に食べています」と言うのが精一杯。
次の日も先生から「食べない」と報告がありました。
先生もプロなので、子どもが興味を持つように声掛けするなど、あの手この手で食べるように促してくれたようでしたが、わが子は頑固に食べませんでした。
そして、ついに先生から「食事は命にかかわることなので、通常保育には進めません。半日の慣らし保育を延長します」と言われ、頭が真っ白に……。
わが子が心配なのが一番、次に仕事の調整の心配が湧いてきました。
後半戦(6~10日目)の救世主は先生とバナナ
周りの子は給食を食べて、お昼寝時間を過ごすパターンに進む中、わが子は変わらずに給食後にお迎えとなったその日、救世主が降臨しました。
それは、その日にたまたま給食に出た「バナナ」。
お迎えに行ったときに「今日、給食にバナナが出て、『これだけでも食べてみる?』と聞いたら、バナナだけは食べてくれました。
明日は様子を見つつ、お昼寝にも挑戦してみましょう」と先生から聞き、小さな一歩に少しホッとしたのです。
翌日はバナナは出ませんでしたが、昨日食べられたことを足がかりに先生が上手に促してくれ、デザートや先生が小さく握ってくれたご飯などを少し食べるようになっていったのです。
周りの同じクラスの子よりは少しのんびりしたペースでしたが、わが子なりに慣らし保育を進めていき、なんとか予定の10日目には、「これなら通常保育に入れそうですよ」と、先生に言ってもらえました。
わが子のペースに合わせて、工夫してくれた先生方には感謝の気持ちでいっぱいでした。
【後日談】慣らし保育は終わらない?「登園渋り」も
ところが、名目上の「慣らし保育」を無事に終えたあとも、それですべてが順調に行くわけではありませんでした。
慣らし保育が終わってからも、朝になるたびに「行きたくない」とわが子が泣く日々が続いたのです。
毎日泣いて嫌がるわが子への罪悪感
家で登園準備をしているときから不穏な空気が漂い、なんとか保育園まで連れて行ったら、保育園の前で号泣。抱っこして園の門をくぐる頃には、こちらの心もすり減っていました。
「慣らし保育が終わればラクになる」と思っていましたが、自分の見通しの甘さを痛感……。
何より泣きわめいて嫌がるわが子に胸が痛み、無理やり連れて行くことへの罪悪感が生まれました。
慣れてからも起きたギャン泣きエピソード
それでも保育園に通わせるうちに、わが子も次第に自分からバイバイしてクラスに入れるようになっていきました。2歳児クラスの秋頃には、もう朝に泣くことはなくなって安心したのを覚えています。
しかし、その翌年の3歳児クラスになって、給食に使うランチョンマットにスープをこぼした日を境に、また登園を嫌がるようになりました。
特に先生に怒られたり、友達に何か言われたりしたわけではないようでしたが、本人にとって非常に嫌な出来事だったようです。
ある日の朝には先生が対処に困るほど大泣きし、先生から「少し落ち着いてから連れてきてもらうのは難しいか」と提案され、仕事との板挟みで悩んだこともありました。
わが家の対策と必要だった視点の切り替え
ここでは、慣らし保育や登園渋りなど、子どもが保育園を嫌がったときに私が心掛けた対策や、役に立った視点の切り替え方を紹介します。
不安は先回り解消!子どもへのアプローチ
家とは違う環境で子どもなりに気を張っていることも多いのだろうと思い、できるだけ本人が不安になるポイントは解消できるように工夫しました。
たとえば、本人としてはランチョンマットが汚れたことが嫌な思い出になっているため、常に予備のランチョンマットを保育園用のカバンに入れておくなどです。
子どもには「もし、また似たようなことが起きたら、このランチョンマットを使えば大丈夫」と伝えました。対応策を用意するだけで、実際にわが子の不安な気持ちもほどけるように感じました。
心強い味方!先生とのコミュニケーション
保育園での強い味方は、なんといっても先生です。連絡帳や日々のお迎えなどでコミュニケーションを取るようにして、些細な家での様子なども共有するようにしました。
先生が毎日お迎えのときに子どもの様子など保護者一人ひとりに伝えてくれるので、子どもと一緒に聞いてそれに対する感想もしっかり返すように意識。
保育園での行動に対して、「それはもしかしたら最近こんなことがあったからかもしれない」など、家での出来事などを交えて話すと、先生もよりわが子への理解を深めてくれるようでした。
また、日頃の感謝を伝えることも大事にしました。
割り切りも大事!親のメンタル維持
悩むことは多かったですが、悩んで解決することではありません。メンタルを維持するためには、「今はそういう時期」だと割り切るしかないと思いました。
完璧に食べられなくても、笑顔で登園できなくても、それは子どもが悪いわけでも、親の育て方が悪いわけでもない。
子どもにとって、環境の変化はそれだけ大きなことなのだと、自分に言い聞かせるようにシフトしたのです。
焦らなくて大丈夫。一歩進んで二歩下がるのも成長過程
慣らし保育は10日間で終えましたが、わが子が本当の意味で園に慣れるまでには、そこからもっと長い時間がかかりました。
朝に泣いていたわが子が少しずつバイバイできるようになり、一進一退を繰り返しつつも保育園を楽しめています。
慣らし保育に不安を感じる方には、「しんどいときはあっても、いつかきっと大丈夫になる」と伝えたいです。
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ライター:ママ二エール
3人の子のママです。
いくつかの会社勤務を経て、出産を機にフリーランスに転向。
ライティング・校閲・編集などの業務に励んでいます。忙しいママ・パパに心からのエールを!

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