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【インタビュー】野々村友紀子さん/年頃の娘が「お父さん大好き」なのは、家庭内の姿を見ているから

今回お話を伺うのは、日常の家事の総量をリスト化して話題となった、放送作家の野々村友紀子さん。
夫である芸人・2丁拳銃の修士さんは、年頃の娘さんとも大の仲良しで、学校や友達の話などもしているのだそう。
難しい年頃の子どもとも仲が良い理由。それは、修士さんが野々村さんと家事をシェアし、料理もできる「かっこいいお父さん」だからだとか。
そこで、かわいい我が子ともっと楽しい時間を過ごしたい、育児にきちんと向き合いたいというパパたちのヒントになることをお伝えしていきます。

この記事のもくじ

[とじる]

野々村友紀子さんプロフィール

1974年8月5日生まれ。大阪府出身。芸人として活動後に放送作家に。お笑いコンビである2丁拳銃の修士さんを夫に持つ、二児の母。細々とした日常の家事の総量を見える化することによって、家事をしない人が知らなかった「名もなき家事」を浮き上がらせた著書『夫が知らない家事リスト』(双葉社)が話題に。

パパが家事をするのはカッコイイ。娘からも高評価


-パパである修士さんは積極的に家事をシェアしてくれるそうですね
野々村さん:はい。以前は家事の役割分担で喧嘩をすることがありましたが、今は自主的にやってくれるので、私だけではなく子どもたちから見ても「良いパパ」ですね。
子どもからすると「家事ができるパパはすごい」「料理できるパパ、かっこいい」というイメージがあるようです。今、娘は高校生と中学生で、世間一般的にはパパを嫌がりやすい年頃ですが、我が家は全然そんなことないんです。

-その年頃でパパと仲良しというのは素敵ですね
野々村さん:学校のことも共有しているので娘からの信頼度も高く、学校であったことや、友達のことなど、なんでも話しています。好きな人の話までしています。果たしてそれを、パパが聞きたいのかはわかりませんが(笑)。
 


「ゴミ捨て・食器洗い・電球の交換」と「掃除、洗濯、料理」は対等か?


-最初から、家事や育児のシェアがうまくいっていたんですか?
野々村さん:最初は全然違いました。ただ、うちは夫婦仲が良いほうで、夫は決して家事を手伝わないタイプではありません。むしろ協力的でした。
それでも「お願いをしなければやってくれない」「手伝ってもらっていても私ばかりが忙しくて夫は暇そう」という不満があり、たまにする喧嘩の理由の多くが、家事の役割分担についてだったんです。そして、喧嘩の後はやるようになっても、日が経つとまたやらなくなる。その繰り返しでした。

-修士さんは、どんな家事を担当されていたんですか?
野々村さん:夫が主にやっていたのは、ゴミ捨てや時々の食器洗い、たまに電球の交換など。一方私は、掃除、洗濯、料理です。夫からすると「自分は家事を3つやっていて、3:3で妻と同じ量」になります。
でも「料理」には、食材のチェック、レシピを考える、買い物に行く、買った食材を冷蔵庫にしまう、下ごしらえ、調理、テーブルの準備なども含まれます。洗い物は夫がやってくれても、その後のシンクの掃除や、食器を拭いて所定の位置に戻すのは私です。「食器洗い」と「料理」で1:1のはずがない。
「これって平等じゃないやん!」と思ったときに、夫はひとつの家事にまつわる小さな家事を知らないのでは。つまり、家事の総量を知らないのではと思いました。
 

-そこで、やっていることをピックアップしたのが「家事のリスト化」なんですね
野々村さん:はい。そうしたら140以上ありました(笑)。普段の自分の家事を、細かなところまで書いてみたら「めっちゃある!」とびっくり。自分でも気づかなかった“家事”たちです。
それを夫に見せたら、彼も驚いて「こんなにあるの? これを1人でやるのは無理だ」と言ってくれました。
 



家事・育児のシェアがうまくいくと、ママがイライラしない!


-リスト化して変わったことはなんでしょうか
野々村さん:今、私が何のために動いて、何をしているのかがわかるようになりました。
今までは「なんか動いているな」「好きでバタバタしているんだな」と感じていたようなんですが、「洗濯物を取り込んだのに、置きっぱなしにして違うことをしている。その前にアレをやろうとしているのか。そしたら畳んで、その後は各所にしまうところまでやらなあかんな」と気づいてくれるようになったんです。

-それこそ、まさに「言わなくてもやってくれる」状態ですね
野々村さん:そうなんです。明確な家事分担をしなくても「できるほうがやる」ようになりました。そういう状態になったら、ものすごく家事が楽になって、イライラが減りました。
そうすると夫婦仲がさらに良くなり、家庭も円満。夫婦の仲が良いので子どもも嬉しい。夫に「飲みに行く」と言われても、機嫌よく送り出せるようになりました(笑)。
 


その行動には意味がある! ママがパタパタ動く合理的な理由


-家事をシェアしていくコツはなんだと思われますか?
野々村さん:まずは「我が家の家事の総量」がどれくらいあるかを知ること。そして、実際にシェアするときは、ママのやり方になるべく合わせようと、パパから「いつもどうしてるの?」と聞いてくれるとありがたいです。
メインで家事を担当している人は、家事を合理的、効率的にできるよう、案外色々考えています。洗濯物の干し方ひとつとっても、乾きやすさやピンチハンガーの左右のバランスを考えていたり。こんなことにルールなんてあるはずないと思うものにも実はあったりします。それに、家事に慣れた人の効率的な方法を最初に知っておけば便利ですよね。きっと、ダメ出しも減りますよ。

-ダメ出しをされて、やる気が消えてしまうという話はよく聞きます
野々村さん:やってくれたことに文句は言いたくないんですけどね。夫のほうが得意なものは、夫のやり方に合わせるようになったりしますので、まずは相手のやり方を踏襲するのが良いかと思います。
とりあえず、ママが家事をしていたら「何をしたらいい?」と聞いてほしいです。忙しくて腹が立ちすぎていると「もういい!」という時もあるのですが、そこでめげずに再度挑んでほしいですね。
人間関係において、自分だけがやっていると感じている状況では、相手が「自分もやるよ」という意思を見せてくれるだけでちょっと嬉しくなりますから。
 

-そのためにも、家事の総量、工程を知っている必要があるんですね
野々村さん:家事の全体を知っていれば、パパから「〇〇やろうか」と言いやすいですよね。ママも、パパが休みたいのはわかっているし「休むな」とは言いたくないんです。休ませてあげたいのも本音です。けれど、それでは自分がまったく休めない。そんなはざまに揺れるママの気持ちもわかってくれると嬉しいですね。

-言わないほうがいいNGワードはありますか?
野々村さん:「休んだらいいのに」でしょうか。休みたくても、やることがいっぱいあって休めないから動いているんです。その言葉はやさしさではありません。
また「後でやる」も嬉しくないですね。なぜなら「明日は天気が悪そうだから、今日のうちに洗濯したい」とか、先々まで考えて今動いているので「後で」じゃ遅いんです。
ただ、女性も「後ででも大丈夫」という気持ちの余裕を持たないと、シェアは上手くいきません。とはいえ、その余裕は、家事をシェアしているから生まれるものなので、まずは夫から歩み寄ったほうが早いかと思います。
 



ライフステージに合わせて家事は増えたり減ったりする


-家事リスト制作時のポイントはありますか?
野々村さん:家事リストの更新です。ライフステージが変われば、家事の総量は変わります。幼稚園・保育園の入園、小中学校の入学、習い事や仕事を始めたタイミングなどで、随時見直していきます。お迎えがひとつ減っても、お弁当作りが増えるなど変化するので、それに合わせて作り変えていきます。

-キッズアライズを見ているパパやママにメッセージをお願いします
野々村さん:イライラしている妻。うまくいかない家事。最初は大変かもしれませんが、恐れずに近寄って、心折れずに乗り越えていったら、その先に必ず成功があります。
その成功とは、子どもたちからの「かっこいいパパ」という認識であったり、子どもに慕われる父親像であったり。そして、子どもたちが巣立った後、老後を夫婦2人で仲良く過ごしていくことだったりします。家事のシェアは、パパのためにもなるものではないでしょうか。
そして普段から会話を交わす、仲の良い夫婦、仲の良い家族が増えるといいですね。


まとめ


家事のリスト化、シェアは、家事をやってもらうためだけのものではなく、家族みんなで幸せになるためのものでした。

※衣装協力:Frene.
 



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