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【インタビュー】グローバーさん/パパは家族を守る戦士!家事のスキルアップが武器となる

家事や育児に参加する男性が増えていますが、それって特別なコトでしょうか。
パパが家事や育児をするのに特別な気構えはいりません。
かわいい我が子ともっと楽しい時間を過ごしたい、育児にきちんと向き合いたいというパパたちのヒントになるようなことをお伝えしていきます。

この記事のもくじ

グローバーさんプロフィール


1978年6月4日生まれ。神奈川県出身。
東京大学に入学するも音楽活動に主軸をおくため中退。
その後、再度東京大学に入学し卒業。ミュージシャンとしての活動のほか、ラジオDJ、テレビなどでも活躍。
2021年12月のキッズアライズのオープニングプレイベントでは司会を務める。プライベートでは二女の父。


一緒に走るつもりが、置いていかれた気分だった乳児期


-キッズアライズのプレイベントでは司会をしていただきありがとうございました
グローバーさん:とても楽しいイベントでした。
今、コロナ禍でこれまでの子育ての方法や常識が変わり、子育ての考え方、楽しみ方、幸せの感じ方も変わってきています。
新しい情報や技術も次々と登場する中で、最新の情報がアップデートでき、子育てをする親同士で繋がれる場があるのは嬉しいです。
うちは子どもが2人とも小学生になり、ようやく子育てを楽しめるようになってきました。
その楽しさを分け合えたり、逆に大変な気持ちも分け合って楽になれたり。
そんなことができたイベントだったと思います。
 


-最近になって子育てが楽しくなってきたとのことですが、生まれた当時を振り返るとどうでしたか?
グローバーさん:子どもができて十月十日。
それまでに心の準備や父親になる自覚はできているつもりでいたけれど、生まれてみたら全然そんなものできていませんでした。
全力で父親頑張るぞと気合を入れていたのに、生まれた瞬間に子どもはすごい勢いで泣いて現実を突き付けてくる。
それに合わせて妻は母親としてトップスピードで駆け抜けていってしまい、自分自身は気持ちも体も追いついていけませんでした。
今思うのは、もっと早く自分自身が自立していればよかったということです。
 



-自立というのは?
グローバーさん:今まで家のことは妻、仕事は自分という役割分担をしていましたが、出産後、妻は母親になり子どもに全身全霊をかけるようになりました。
寝不足や授乳で文字通り、肉体的にもボロボロ。
今までのような自分へのフォローがなくなり、ちょっと慌ててしまったんです。
最低限の家事は自分でもできる」と気分的にも、技術的にも自立できていれば、もう少し早く妻をフォローできていたかもしれないと思っています。
実際、家事が上手くできなくて怒られると反論したりして、逆にストレスをかけていましたね。
最初はここが地獄かな?と思ったときもありました(笑)。

-やり方が違うため怒られるのは、家事分担の「あるある」ですね
グローバーさん:でもそれは、母親もいっぱいいっぱいで気がたっているからなんですよね。
そしてその時は、気がたっていることに母親本人も父親も気づいていない。
それが悪循環を生み出してしまうのかな。
 


ママだって初心者。2人して初心者だから周りを頼っていい


-そこからどのように抜け出したのでしょうか
グローバーさん:一番大きいのは、子どもが話せるようになって会話が増え、父の日や誕生日に「よく遊んでくれたで賞」などと書いた賞状をくれるようになったことかな。
子どもや妻から花丸をもらえるようになって、嬉しくなって楽しくなりました。
また、周りに頼っていいと思えるようになったことも大きかったです。
育て方、導き方に迷ったとき、幼稚園や保育園の先生など詳しくてベテランの人の言葉には「なるほど」と教わることがいっぱいありました。
ただ、教えてもらった方法が自分や子どもには合っているかはやってみないとわかりません。
ダメなら変えればいいというくらいの気持ちでトライ&エラーを繰り返し、少しずつ楽になっていきました。


家事や子育てを楽しむコツは「今日も姫の願いをかなえたぞ」


-怒涛の乳幼児期を経たグローバーさん流の、家事や子育てを楽しむコツがあれば教えてください
グローバーさん:自分は、ロールプレイングゲーム(RPG)でいうなら、戦士だと思っています。
うちは妻と娘なので、クイーンと姫2人のために、家族を守る戦士として日々レベル上げをしている状態です。

-王様・キングではないんですか?
グローバーさん:戦士です(笑)。
「姫たちのために、掃除・洗濯といった武器やスキルを手に入れよう」ですね。
もっとレベルをあげて、妻や娘たちにとって、世界一の戦士でありたいんです。
 


-そう考えると、家事を覚えるのも楽しくなりそうです。でも、得意・不得意はありますよね
グローバーさん:そこで「課題の分離」という考え方です。
2度目の大学生だった時に一回り下の同級生から教えてもらったのですが、例えば、料理のできない人がいきなり肉ジャガを作ることはできなくても、ジャガイモを半分に切ることくらいならできそうじゃないですか。

-できそうですね(笑)
グローバーさん:そうしたら、小さくなったジャガイモの皮を剥くのもできそうですよね? 
それをニンジン、玉ねぎで繰り返し、鍋に入れて火を付けてみようと進めていくと、最終的に肉ジャガになります。
つまり、全部を一気にやろうとすると難しいことも、要素や工程を分解していくと、一つひとつは難しくない
家事・育児においても、そうやって考えたらできることが増えました。


家事は気づいたほうがやり、育児は得意・不得意で役割分担


-家事は分担されていますか?
グローバーさん:基本は気づいたほうがやるようにしています。
一方で、育児は得意・不得意で役割がわかれています
自分は理屈っぽくて話が長いので、子どもに言い聞かせていても途中で聞かなくなっちゃうんです。
なので、そこは得意な妻に任せています。

-自然とそうなったんですか?
グローバーさん:最初は、しつけも勉強もお互いが全部やろうとしていました。
でも、2人のやり方、考え方が違うと相手にダメ出しをしてしまい、喧嘩になってしまう。
それは、子どものためになりません。
そこで、意見の違いを認識して、どちらが適しているのかを話し合い、より良いやり方ができるほうが担当することにしました。
ただし、その場合は相手のやり方に口や手を出さない。これは大切。
何度もぶつかって、そういう風になりました。
 


-夫婦間の話し合いと尊重が大事ですね
グローバーさん:でも、これだけは「父親の仕事」というのがあります! それは虫退治(笑)。黒い例の害虫が出たときは、妻からも娘からも本当に頼られて、退治した暁には絶賛されます。虫退治をマスターしておくと、父親として家族のために活躍できるチャンスです!


新たなレベルアップを目指して、新分野にチャレンジ


-現在、グローバーさんの戦士レベルはどのくらいと思われますか?
グローバーさん:100レベル中のレベル10くらいですかね。
まだまだですが、娘たちも小学生になり、自分自身も戦士として少しずつスキルアップしてきたと思っています。
ただ、出来て当たり前になると、褒めてもらえることが減ってくるんですよね(笑)。
そこで、私グローバー、ついにこれまで避けてきた料理に着手しました。

-新たなステージに突入ですね
グローバーさん:はい。最初はレシピ本を買ったものの、考えてみれば子どもが大好きな料理を作る先輩(母親)が一番近くにいるんですよ。
教えを受けて挑戦した結果、オムライスは大好評でした。
「父親の味」なんて、自分にはまだ早かったです。
皆から褒めてもらえてうれしいし、スキルアップした満足感もありました。
家族からの「褒め」が欲しくなったら、新しいことにチャレンジすると良いですよ。
 

-キッズアライズを見ているパパやママにメッセージをお願いします
グローバーさん:キッズアライズのアライズは味方・同盟を意味する「allies(アライズ)」からとられていますよね。
つまり、自分たちは親という同盟を組んでいる仲間です。
同士の皆様。ともに姫と王子たちを守っていきましょう。
子どもは大人が皆で守っていくもの。
皆で一緒に戦って、互いに成長し、喜びを分かち合いましょう。



まとめ・本文


子育てのあるあるや、失敗談などを明るく語ってくださったグローバーさん。
パパの育児への取り組みは簡単ではないけれど、難しくもない。RPGに例えるなどして、自然体で育児を楽しんでいらっしゃいました。

グローバーさん登場記事
 



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