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好きな気持ちと興味は無限大!ナショジオキッズの本が広げる子どもたちの可能性

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動物や魚、昆虫、植物などの生きものや、自然、宇宙など、興味あるテーマの知識を与えてくれる図鑑。
でも、数ある図鑑の中でどのような図鑑を選べばよいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
図鑑を選ぶ際のポイントや図鑑が子どもたちに与える影響などをお聞きしました。

この記事のもくじ

キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。今回は図鑑です。
自然科学雑誌『ナショナル ジオグラフィック』の子ども向け「ナショジオキッズ」シリーズは、美しい写真が目を引くのと同時に多様な視点からの情報が掲載されているなど、日本の図鑑と一線を画した本でした。

「ナショジオキッズ」とは




自然科学雑誌『ナショナル ジオグラフィック』の児童書として世界中で発行されているシリーズ。
日本語版では幼児向けの「写真絵本」、1つの生きものの生態を写真ともに紹介する「わくわく地球探検隊!」、初めての図鑑としても人気の「はじめてのわくわく図鑑」、異なる生きものを対戦させて勝者を探る「激突! アニマルキング」、様々な雑学が楽しめる「ウソみたいなホントのはなし」などがあります。


「ナショジオキッズ」についてお聞きしました!

お聞きした方:株式会社エムディエヌコーポレーション ナショジオキッズの制作を手がける編集部の一員 宮島 芙美佳さん、室井 愛希さん

一流の写真家たちの写真を贅沢に使用


『ナショナル ジオグラフィック』の一流カメラマンたちが撮影した、美しい写真も使われています。

-ナショジオキッズシリーズで目を引くのは、やはり写真ですね
宮島さん:写真の美しさでも定評のある自然科学雑誌『ナショナル ジオグラフィック』の児童書版ということで、どの本も生命力を感じる迫力ある出来栄えになっています。
日本の図鑑や絵本にはあまりない撮り方や色味、構図で、かわいいばかりではないリアルな生きものを見ることができる点も大きな特徴でしょうか。

室井さん:実際に生きものを見るなら動物園に行くのもよいのですが、大自然の中で生きている姿はなかなか見ることができません。
あくびをして大きな口を開けている姿や獲物を狙っている様子など、臨場感ある生き生きとした表情の写真が多いのがナショジオキッズならではだと思います。
 


 


-野生だからこその捕食シーンといった写真もあるんですね
室井さん:そこだけ聞くと刺激的かもしれませんが、でもそれが本当の姿。
かわいいだけではなく、リアルな写真を使いながら、動物たちがどうやって生きているのかを見せているところは海外の本ならではです。
 


「こんなに大きな口を開けている写真など、臨場感たっぷり」と語る宮島さんと室井さん。


ただ読むだけではない双方向の仕掛け


『わくわく地球探検隊! カエルの世界』。問いかけるような文章でも興味を引かせています。

-ナショジオキッズならではの特徴や工夫はありますか?
宮島さん:図鑑をはじめどのシリーズも、物語性がある文章が付いているためとても読みやすく、読み聞かせがしやすい本です。小さいお子様向けの写真絵本については、日本語版発行にあたり「おーい」といった呼びかけを入れたり、のそのそなどの擬音を使ったり、リズム感を大切にしました。
ぜひお子さんと一緒に、声に出して読んでみてほしいです。

室井さん:『わくわく地球探検隊! カンガルーの世界』では、カンガルーの赤ちゃんとお母さんの関係を通して動物の成長や、野生の中で生き抜く知恵などを紹介しています。
難しい言葉を使わない楽しいお話で、カンガルーに関する知識が自然と身に付きます。
 

-図鑑に「キミはどう思う?」といった問いかけの言葉が入っていることが印象的です
宮島さん:例えば『はじめてのわくわく図鑑 海の生き物編』では、ラッコの生態を紹介した後に「キミはハマグリ、カキなどを、こんなふうに食べたことがある?」といった問いかけが入っています。
読んだ知識をもとに自分で考えてみる。こういった仕掛けは、日本の図鑑にはあまりないかもしれませんね。

室井さん:そのほか「やってみよう」などの行動を促すセリフが入っています。本に載っている内容を使ったゲームなどを紹介しているものもあり、楽しみながら学べるんです。
 


読みやすさを重視する一方で、図鑑では漢字もしっかり掲載しています。巻末には用語解説を加えて情報をフォロー。


 


宮島さん:私が担当した『はじめてのわくわく図鑑 宇宙編』には、地球と太陽になりきって、地球役が太陽役の周りをまわってみようというゲームがあります。
親子でやると、楽しんでいただけるのではないでしょうか。

室井さん:小学校1~2年生くらいの夏休みの自由研究にも使えそうな親子で楽しめるアイデアもあったりして、楽しいと思います。
 


原著が海外という利点


-原著があるだけに、日本の図鑑にはない視点や構成のユニークさがありますね
宮島さん:そうですね。日本の図鑑ではあまり焦点が当たっていないであろうマイナーなものがあったりします。『はじめてのわくわく図鑑 宇宙編』では人工衛星や小惑星、太陽系外の話などもあり、私も初めて聞く話が多かったです。
読者からは、子どもが好きな人工衛星が紹介されていて大喜びしたという声をいただきました。
 


ゾウとバトルするアリは、ツムギアリというちょっと強そうなアリ。

室井さん:『激突! アニマルキング No.1は誰だ!? 最強動物決定戦!』は、2種類の動物を一定のテーマで比べている本。
ゾウとアリの力比べや、「乱暴者」「お下品」「デカ鼻」などテーマがユニークなのも、海外ならではの視点かなと思います。
また登場する生きものたちが、ラーテル(ミツアナグマ)やオセアニアにいるニワシドリなど、日本でそれほどメジャーではない動物が出てくるのも興味深く、知識や視野を広げるきっかけになるのではないでしょうか。

宮島さん:親子で一緒に読みながらどっちが強いかなと考えるのもいいですし、1人で読んで想像上で対決させてみるのも楽しいです。
 


 


-アニマルキングは、解説ページも凝っていますね
室井さん:3方向から撮った写真を重ねて解説しているほか、それぞれの生きものの特徴的な姿を見せていたりします。最初はバトルを楽しみ、次に調べものとしても楽しめるつくりです。

宮島さん: 本の中でトーナメント表をつくって最強を決めていますが、弊社サイトでは白紙のトーナメントを用意。
ダウンロードして自分だけの最強を決めることもできます。
見て、読んで、知るだけではなく、本を読んで自分もやってみようといった行動を促す仕掛けがあります。本に書いてある勝者はあくまで答えの1つです。ぜひ自分で考えて、勝者を決めてみてください。
 


「大人が読んでもおもしろい」という声も多いのだとか。


子どもの興味を広げるきっかけにもなる図鑑


カラフルなものが好きな子なら、熱帯魚や色鮮やかな世界の鳥に興味を持つかも?

-図鑑を選ぶとき、どんなことをポイントにすればよいでしょうか
宮島さん:一番は、子どもが興味をもっているものを探すことではないでしょうか。できれば子どもと一緒に書店に行って、本がいっぱい並んでいるのを見てもらい、表紙や中身などを確認して気に入ったものを選ぶのがよいと思います。

室井さん:動物園や水族館、博物館に行った時に、何か興味あるものがあったら、それに関連する本を探してみるのもよいのでは。
そういった場所に行くのが難しければ、テレビで見つけたものでもよいと思います。それらをきっかけに、興味の幅を広げていってほしいです。

宮島さん:すでに子どもがハマっている分野だけではなく、パパやママがおもしろいんじゃないかと感じた分野の本をあげてみるのもよさそうです。
親視点で提案してあげることも、子どもの興味や世界が広がるきっかけの1つになるんじゃないでしょうか。
 


-親提案の本は買ってすぐに興味がわかなくても、時間がたってからふと読み始めることがありそうですね
室井さん:紙の本ならではだと思います。図鑑は知識を深めたり、増やしたりするだけではなく、興味の幅を広げるきっかけとなれる存在。
楽しみ方に決まりはないので、自由に気軽に手に取っていただきたいです。
 


図鑑が行動のきっかけになる


子どもも大人も楽しめる読み物にしたいと語る2人。

-キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします
宮島さん:今はまだ動物が中心ですが、今後はラインアップをもっと広げていく予定です。生きものの種類を充実させていく一方で、乗り物や鉱物など新しいジャンルも増やして、子どもたちの興味の入り口を広げていけるようなシリーズを目指します。

室井さん:ナショジオキッズは、読んでおしまいではなく、何かをしてみようなどのアプローチがある本。様々なことを知って、考えて、行動や挑戦をするきっかけになれたら幸せです。
子どもの可能性、好きの可能性は無限大。子どもたちの人生の中で、少しでもなにか考えたり、行動したりするきっかけになれれば嬉しいです。もちろん、お父さんもお母さんの可能性も無限大。一緒に楽しんでもらいたいです。
 


まとめ


知識を増やすだけではないナショジオキッズシリーズ。
読むだけではなく、考えたり行動したりといったきっかけになれる本でした。


 



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