登下校やバス通園など、親と離れて子どもだけの行動。
成長を感じる一方で不安もいっぱい。
そんな時に心強いのが、子どもの居場所がわかるGPS端末です。
その中でも日本PTA全国協議会推薦商品に認定されている「みてねみまもりGPS」について、どんな仕組みなのか、キッズケータイ・スマホとはどう違うのかなど、色々な疑問点をお聞きしてきました。
この記事のもくじ
キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。
今回はGPS端末の「みてねみまもりGPS」です。この数年で機能が大幅に向上し、さらに便利で使いやすくなっているそうです。
みてねみまもりGPSとは
位置情報を取得し、専用アプリで居場所を確認できる端末。
幅48mm、高さ48mm、厚み20mmとコンパクトながらAI学習機能により普段の行動範囲を学び、登録エリアからの出入りがあるとプッシュ機能でお知らせ。
専用バッテリーで、1回の充電で最大2ヶ月稼働(※)。
- 省電力モード利用時、1日2時間の移動、GPS測位の場合で計算
「みてねみまもりGPS」についてお聞きしました!
お聞きした方:株式会社MIXI みてね事業部 佐藤 僚さん
今、ドコにいるのかがリアルタイムでわかるGPS端末
――小学校への登下校や塾通いなど、子どもの1人での外歩きに不安を感じているパパやママは多いと思います
佐藤さん:そうですね。
2020年にみてね事業部が行なった保護者4000人を対象にしたアンケートでも、子どもの外出に関して小学校1年生の保護者87%が「不安を感じる」と答えています。
そして、不安を感じる状況で最も多いのが「通園・通学」。
次に「公園で遊んでいる時」でした。
小学校中学年以上になると塾や習い事に通う子が増え、1人で外出する時間や行動範囲もぐっと広がります。
そんなパパやママたちの不安に寄り添うのが、子どもの位置情報を把握できるサービスで、主にGPS端末やキッズケータイ・スマホが挙げられます。
学校へ持っていけるGPS端末
――GPS端末とは、具体的にどのようなものでしょうか
佐藤さん:GPS情報を利用して位置を特定し、スマホアプリから好きな時に居場所を確認できるものです。
子どもの手のひらに乗る程度の大きさで、ランドセルや鞄、ポケットにスッと入れておくことができます。
一般的には、事前に設定した地点や範囲に出入りすると、その情報が自動で送られてくるプッシュ機能を備えていて、毎回問い合わせをしなくても子どもの行動が把握できる点が特徴ですね。
――GPSで位置情報が確認できるキッズケータイ・スマホとの違いはなんでしょうか
佐藤さん:機能的には、GPS端末が常時位置情報を取得しているのに対し、ケータイやスマホは常時、位置情報を取得しない点です。
ケータイで保護者が子どもの居場所を知りたい場合は、キャリアによっては位置情報を確認する有料サービスにオプションでの加入が必要で、1回毎に利用料金を支払うものもあります。
一方で、塾や習い事の送迎で「今終わったよ」と連絡を取り合う時には便利です。
――GPS端末は、位置情報の確認に特化しているんですね
佐藤さん:そうですね。
また、ケータイやスマホは多くの学校では学校への持ち込みが禁止されている点も重要です。
つまり、パパやママたちの一番の不安である登下校時に利用ができません。
幼稚園や小学1~3年生くらいまではGPS端末を利用し、塾や習い事に通うようになったらキッズケータイ・スマホを併用するご家庭が多いようです。
バッテリーは最大で2ヶ月、位置情報の精度も高い
――バッテリーのもちはいかがでしょうか
佐藤さん:2019年頃から新しい通信方式が実用化され、より少ない電力でGPSの位置情報を取得できるようになりました。
そのため、2020年以降に発売されているGPS端末は、以前のものより圧倒的にバッテリーのもちが良くなっています。
使い方次第で変化はしますが、当社の端末の場合、使い方次第でおおむね1ヶ月、長いと2ヶ月に1度の充電で使用が可能です。
――使い方次第とは?
佐藤さん:「みてねみまもりGPS」の場合、位置情報の取得が90秒に1回の「高頻度モード」と、3分に1回の「省エネモード」の違いや、移動距離・時間などが影響します。
ただ、最新機器の利用者からは「先輩ママから聞いていたよりもバッテリーのもちが良く、使いやすい」といった声をいただきます。
――位置情報の精度も気になります
佐藤さん:位置情報はより多くの衛星から情報を受け取ることで精度が高くなります。
「みてねみまもりGPS」では、世界各国の衛星測位システムやドコモLTEの通信網などから位置情報を取得し計測するので、精度はかなり高いといえます。
また、GPS信号が受信できない場所ではWi-Fiのアクセスポイントからも測位しています。
使いやすいアプリで、位置情報の保存期間は3ヶ月
――アプリやその他の機能について教えてください
佐藤さん:「みてねみまもりGPS」の特徴のひとつに、AI学習機能があります。
普段の行動範囲をAIが学習し、いつもとは違う場所に行くと「みまもり範囲から離れました」という連絡がプッシュ機能で通知されます。
――ログの保管期間が他社製品より長く、歩数計といった楽し気な機能もあるんですよね
佐藤さん:位置情報は3ヶ月間保管しているので、〇月〇日にどこに行ったなどの確認ができ、好評です。
歩数計に関しては端末の機能で歩数を計測できたので、遊び心で付けました。
「今月はこんなにいっぱい歩いた!」と成長が感じられて、ちょっと楽しいですよね。
――アプリは、GPS端末が複数でも利用できますか?
佐藤さん:1つのアプリで複数台の端末を登録できるので、兄弟姉妹がそれぞれ複数利用しても大丈夫です。
そして、このアプリは誰でもダウンロードして利用が可能。
管理者が招待すれば、おじいちゃん、おばあちゃんも利用できるので「離れて暮らす孫の様子がわかってうれしい」といった側面もあります。
「みてねみまもりGPS」以外にもある「みてね」のサービス
――キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします
佐藤さん:「みてねみまもりGPS」をはじめ、当社が展開する「みてね」のサービスは、テクノロジーで子育ての課題を解決し、子育て家族のハピネスを拡大していくというミッションを掲げています。
写真・動画の共有サービス「家族アルバム みてね」や、夜間休日の自宅往診サービス「みてねコールドクター」など、便利なサービスを利用しながら、かけがえのない子どもとの時間を楽しく過ごしていただきたいです。
まとめ
入園・入学で子どもの行動範囲が広がり、子どもの成長を感じる一方で、心配事が増えます。
「みてねみまもりGPS」は、そんな心配を少しでも和らげてくれるサービスでした。