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【後編】栄養士に聞く!3~6歳の子どものおやつにはどのような役割があるの?

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子どもの楽しみの1つに、おやつの時間があります。おやつはおいしく、また色々な味に触れられる時間となります。しかし、なぜ子どもにおやつは必要なのでしょうか?

必要とされる一方で、おやつは「あまり多くあげてはいけない」とも聞きます。肥満や虫歯などのリスクがあることは分かっていても、実際にはどれくらいの量を与えていいのか迷いますよね。また、肥満や虫歯が気になり、おやつを子どもにあげない選択をすることも。

そこで、子どもにおやつがなぜ必要なのかをお伝えします。おやつを食べるタイミングや種類、市販のおやつの選び方も合わせて解説します。
 

この記事のもくじ

 
←前編はこちら!

栄養士に聞く子どものおやつ特集第2弾!​
3~6歳の子どもにはどんなおやつを選べばいい?

前編では、目安量と目安の時間をお伝えしました。

それでは、3~6歳の子どもにはどんなおやつを選べばいいのでしょう。チョコレートや揚げ菓子に抵抗がある保護者の方も多いかもしれませんね。おやつは手作り?それとも市販で大丈夫でしょうか。

どんなおやつを食べさせればいい?

子どものおやつとして想像するのはどのようなものでしょうか。パッと思いつくところではチョコレートや
おせんべいなど、大人が食べられるものを考えがちです。

けれども、子どものおやつは、お菓子である必要はありません。「軽食」と言い換えるとわかりやすいでしょうか。

例えば、おにぎりやサンドイッチなど、主食になるようなものが挙げられます。いわば3食のご飯と同じようなものでOK。そのため、毎回の食事の取り分けでも大丈夫です。だからと言って食事を作らなければいけないわけではありません。

また、朝食や昼食で足りなかった栄養素を補うものでも良いですね。乳製品を食べなかったから、おやつにヨーグルト。果物が少なかったからおやつにリンゴなどを選ぶのは、とてもいい方法です。

あくまでもおやつは補助としてのものです。
そのためおやつをたくさん食べて、食事が食べられなくなるのを防ぐため、保護者が量の調節をしてあげましょう。

手作りは大変…市販でもいい?

おやつは必要だとわかっても、毎日・毎回手作りして用意するのは大変ですよね。毎回のおやつを全て手作りする必要はありません。実際に保育園でも、市販のおやつを提供していることがあります。

現在はせんべいやクッキーなど、様々なおやつがコンビニやスーパーで気軽に購入できます。
お腹が空くと、提供までの時間が待てないこともありますよね。袋を開ければすぐに与えられる市販のおやつも活用していきましょう。

ただし、大人が食べるおやつをそのまま与えてしまうと、味付けが濃すぎたり、量が多くなってしまったりする可能性があるので要注意です。

それではここから、市販のおやつの選び方を紹介します。

市販のおやつの選び方を知りたい!

スーパーやドラッグストアなどに売られている市販のおやつは種類が多く、どんなものを選んだらよいか迷いますよね。3~6歳の子どもに「どんなものを食べさせたら良い?」「量が多すぎるのでは?」と悩まれることもあるかと思います。

そこで、いくつか市販のおやつ選びのポイントを紹介します。

おやつ選びのポイント


噛む力も増え、いろいろな種類のおやつが食べられるようになると、子どものおやつにはどれを選んでよいか悩んでしまいますよね。

市販品を選ぶ上で、意識したいポイントは

・小さいうちは幼児用を選ぶ
・個包装のものを選ぶ
・栄養がプラスされているものを選ぶ


上記3つです。

幼児用のおやつは、幼児用でないものと比べると脂肪分・塩分・糖分が控えめになっています。そのため、薄味で、未発達な子どもの味覚を考慮して作られています。大きさも子どもが握りやすい形状になっていたり、くちどけが良かったりと子どもの口の大きさや飲みこみに配慮されています。

3歳になると、歯で食材をすりつぶすことができるようになります。しかし、噛む力は大人と比べて弱いと言われています。それを考えると、硬いおせんべいなどは食べるのが難しいかもしれませんね。
無理には与えず、子どもの発達に合ったものをあげましょう。


個包装のものを選ぶ


おやつは、個包装されているものを選びましょう。

市販のおやつは、3~6歳の子どもが食べるには量が多いものがあります。大きい袋に入ったおやつは、一目ではどれくらい食べたのか量が分からなくなり、あげすぎてしまうことも。

個包装だと、保護者が食べる量を把握しやすくなります。子どもは好きな味だと「もっと欲しい!」とねだりがちですが、個包装だとおしまい、と言いやすいですよね。量が調節できれば、お菓子でお腹いっぱいになってしまうことを防げます。

目の前にあると食べたくなってしまうので、個包装で見えているだけにできるのもポイントです。
つぎの食事に響かない量を与えましょう。

栄養がプラスされているものを選ぶ

市販のおやつには、野菜の粉末が混ぜ込まれていたり、鉄分やカルシウムがプラスされていたりするせんべいやクッキーが多く売られているのを見かけます。けれども、骨や筋肉・血など体を構成するたんぱく質や、骨や歯を形成するカルシウムは、普段の食事からはとりにくいといわれています。

実際に、平成30年の国民健康・栄養調査報告 を見てみると、1~6歳のカルシウム摂取量の平均値は396㎎、鉄の摂取量の平均値は4.2㎎でした。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、3~7歳のカルシウムの推奨量は600mg、鉄の推奨量は5.5mgとなります。カルシウムも鉄も、どちらも必要な量が取れていないことが分かります。

しかしカルシウムや鉄が毎日摂取できているかは数字で確認することが難しいので、日常的に意識してカルシウムや鉄を多くとっていきたいですね。

おやつは食事に足りない栄養素を補う役割があるので、これらの栄養がプラスされたおやつを取り入れるのはおすすめです。

おやつが持つ役割とは?まとめ

子どものおやつは、3食では補えない分の栄養補給という役割を持っています。また、誰かと一緒に食べることで精神的にも安定し、リフレッシュにもなります。
 

★POINT★

・3~6歳の子は食事の2~3時間前に、おやつを食べるのがおすすめです。
・1日に1回、または2回にわけて与えましょう。
・おやつの適量は1日に必要な総エネルギーの10~20%が目安です。


食事でとり切れなかった栄養素を補う、カルシウムや鉄など栄養が含まれたものを選ぶのがおすすめです。
手作りだけでなく、市販されているものを選んでもOK。個包装が選べると1回に食べる量を調節でき、次の食事への影響が少なくなります。
市販のおやつも活用しながら、子どもと一緒にコミュニケーションもとれると良いですね。
 

[管理栄養士・ライター:おおすかさとみ]

食べることが大好きな2児のママライターです。以前は病院で栄養指導などの栄養管理を行っていました。特定保健指導も経験しながら、栄養・食事についてわかりやすく伝えていきます。


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