赤ちゃんとの生活にも慣れてくると、初めての家族旅行をしたいと考えるママやパパは多いですよね。
大人だけの旅行とは違い、乳幼児連れの旅行は気をつけなければいけないことが多くあります。
事前準備や旅先選びなど、初めての赤ちゃん連れ旅行を成功させるポイントをご紹介します。
この記事のもくじ
赤ちゃんとの旅行はいつからOK?
旅行では、長時間の移動や環境の違いなどから、親子共に普段の生活以上に負担がかかりやすくなります。
乳幼児連れの旅行を成功させるには、赤ちゃんの負担を極力減らしながら、ママやパパが初めての家族旅行を楽しめることが大切です。
赤ちゃんはもちろんママやパパの負担も減らすなら、 “首が座ってから歩き出す前までの時期”で、生後5~6か月以降の旅行がおすすめです。
旅行では、感染症などのリスクもあるため、ある程度の予防接種を受けてからの方が病気へのリスクを減らすことができるでしょう。
また、歩き出すようになった赤ちゃんを追いかけまわすのは大変です。
赤ちゃんが歩き始める前の方がママやパパはリフレッシュの時間を取りやすいかもしれません。
【月齢別】赤ちゃん連れの旅行におすすめの旅先
赤ちゃんの月齢に合わせて、無理なく出かけられる場所を選ぶことも大切です。
ここでは月齢別の赤ちゃんの様子やおすすめの旅の楽しみ方をご紹介します。
【生後5か月~6か月】おすすめの旅先
一般に、首が座り、睡眠のサイクルが決まってくるこの時期は、赤ちゃんのリズムに合わせた旅行計画を立てやすくなります。
離乳食を開始していたとしても、まだ1回食のため、旅行時の離乳食の準備も最小限にできます。
この時期は、大人のご褒美やリフレッシュを目的に旅先を決めるのも良いですね。
部屋出しの食事を満喫したり、温泉付きのお部屋でゆったり身体を癒したりしてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんと温泉旅行をする前にこちらもチェック!
【生後7か月~8か月】おすすめの旅先
お座りが安定しハイハイをしだす子もいるこの時期は、子どものお世話を中心に行動できる旅先を選ぶのがおすすめです。
赤ちゃん歓迎の宿や、ベビールームや授乳室などの設備が整っている観光スポットなどを活用すると良いでしょう。
水族館や動物園など、赤ちゃんの五感を刺激する場所や、街歩きやショッピングに出掛けるのもおすすめです。
【生後9か月~10か月】おすすめの旅先
指差し反応をしたり、つかまり立ちをしたりし始めることが多いこの時期は、 子どもの成長を促せる旅先を選ぶのがおすすめです。
自然の中でのピクニックや森林浴、プールのあるレジャー付きホテルなどで、初めての経験を増やしてあげましょう。
【生後11か月~1歳】おすすめの旅先
伝い歩きを始める赤ちゃんが多いこの時期は、赤ちゃんが自分の足で立ったり歩いたりして刺激を楽しめる場所がおすすめです。
海やグランピング施設にテーマパークなど、親子で一緒に体験して楽しんではいかがでしょうか。
赤ちゃんとの旅行で注意したいポイント
乳幼児との旅行では、どんなことに注意すべきかを把握し、いざというときに慌てないようにしましょう。
ここでは、主な注意点をご紹介します。
赤ちゃんの体調管理
旅行中も、赤ちゃんの体調管理を優先し、体温や様子をチェックし、些細な体調の変化も見逃さないようにしましょう。
万が一に備えて旅先で受診可能な小児科を調べておくと安心です。
また、余裕を持ったスケジュールにすることも大切です。
初めての新幹線デビューで注意したいポイント
乳幼児を連れての新幹線移動では、赤ちゃんが泣いて周りの人に迷惑をかけてしまわないかと心配するママやパパもいます。
チケットの予約は早めに行い、「多目的室」に近い車両を選び、2人並びの席を指定しておくと安心です。
多目的室は身体の不自由な方が優先して使用できる個室ですが、空いていれば授乳などにも利用できます。
また、赤ちゃんが泣いたときに移動しやすいよう、通路側の席を予約しましょう。
ベビーカーや大きな荷物を持参する場合は、事前にベビーカー置き場の確認も必要です。
座席の後ろに「特大荷物スペース」のついた席もあるので、座席の指定時に確認してみましょう。
乗車を上手に昼寝のタイミングに合わせられれば、ママとパパも落ち着いて過ごせます。
眠ってくれなかったり、泣いてしまったりしたときのために、お気に入りのおもちゃやおやつ、ミルクなども用意しておきましょう。
初めての飛行機デビューで注意したいポイント
飛行機でも、新幹線同様、事前の座席指定は必須となります。
機内に持ち込めるベビーカーのサイズやおむつ交換台の場所、ベビーコット(赤ちゃん用ベッド)の貸し出しについて事前に確認をしてから、座席を指定すると良いでしょう。
注意したいのが飛行機の離陸時と着陸時の耳抜きです。
大人でも不快に感じる気圧の変化に泣き出してしまう赤ちゃんも多いものです。
離陸や着陸に合わせて授乳ができるよう、授乳ケープやミルクを用意しておきましょう。
ハイハイや歩き始めの赤ちゃんなら、搭乗前に出発ロビーなどにあるキッズスペースで遊ばせてあげましょう。
空港でたっぷり遊び、離陸時に授乳をすることで、搭乗中に眠ってくれるケースも多く、ママとパパも束の間の休憩を取ることができるかもしれません。
飛行機デビューの前にこちらもチェック!
【必須アイテム】赤ちゃん連れ旅行の持ち物リストを公開
乳幼児連れの旅行では、1泊2日の旅行でも信じられないほどの荷物になってしまうことがあります。
必需品から、あると便利なものまで旅の持ち物をご紹介します。
赤ちゃん連れ旅行の必需品
- 保険証
- 母子手帳
- お薬手帳
- 着替え(日数分×2セット)
- おむつ
- おしりふき
- おむつ替えシート(大判)
- ベビーカー
- 抱っこ紐やスリング
- マグ(水分補給用)
- 哺乳瓶
- 粉ミルク+水筒(お湯)
- 授乳ケープ
- スタイ+お食事エプロン
- 保湿クリーム
- ガーゼ+タオル類
- パジャマ
- 歯ブラシ
- ビニール袋(臭わないタイプ)
- お気に入りのおもちゃやおやつ
- 除菌グッズ+ティッシュ+ウェットティッシュ
- 冷却シート+帽子+日焼け止め+虫よけ(夏場)
- 肌掛け靴下(冬場)
- チャイルドシート(車の場合)
宿泊先で準備があるか確認しておきたいもの
- 離乳食
- ベビーフード
- 食器
- ベビーソープ
- ヌードルカッターや乳幼児用のカトラリー+食器
- バスチェアー
あったら便利なもの
- チェアベルト(お店のいすに固定できるタイプ)
- ビニールいす(ふくらませるタイプ)
- DVDプレイヤーとDVD
赤ちゃんとの旅行におすすめの宿泊スタイル
乳幼児との旅行計画では、宿泊施設選びは特にこだわって決めていきたいポイントです。
初めての赤ちゃん連れの旅行におすすめの宿泊スタイルをご紹介します。
ウェルカムベビーのお宿
赤ちゃんと滞在するのに便利なサービスや設備がある施設「ウェルカムベビーのお宿」なら、おむつごみ箱やベビー食器、ベビーチェアやベビーベッド、おむつや離乳食まで、幅広いサービスを受けることができ、旅先でも不便を感じることなく楽しめます。
和室のある宿
乳幼児連れでの宿泊では、赤ちゃんが寝転んだり、ハイハイしたりしても安心な和室や和洋室タイプのお部屋がおすすめです。
特に旅館では、宿泊するお部屋で食事がとれ、部屋つきの温泉を楽しめるお部屋も用意されています。
食事やお風呂のたびに移動する手間もなく、家族でゆったりとした時間を過ごすことができます。
レジャーが楽しめる宿
ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんが遊べるキッズルームやちびっこ広場、プールや子ども向けイベントなどが開催されている施設もおすすめです。
アウトドアは好きだけど、赤ちゃんにはまだ大変という時期には、設備の整ったグランピング施設などを利用してみてはいかがでしょうか。
無理のないプランで初めての家族旅行を楽しんで
乳幼児連れの旅行は、ママと赤ちゃんに負担のかからないよう、余裕を持ったスケジュールで計画することが大切です。
赤ちゃんの月齢や生活リズムに合わせて、無理なく家族みんなが楽しめるプランを立て、初めての家族旅行を成功させましょう。
ライター:Tomomi
旅行・アウトドア・パン作りが好きな2児のママライター・フリーランスの留学カウンセラー。 海外留学経験を生かして我が子に“おうち英語教育”を実践中。 夢は、グローバル教育を通じてたくさんの子ども達、若者の未来を応援すること。