生活していくうえで大切なお金。
とはいえ家庭内でお金について話すことはあまりないのでは?
親からは話しにくいお金の話。
そんなお金について学べるスクールが「F学キッズ」です。
お金、つまりは金融や経済を学ぶ意義などをお聞きしました。
この記事のもくじ
キッズアライズ編集部が気になるベビー・キッズ関連サービスをご紹介。
今回は、お金について学び、子どもたちの夢を広げるスクール「F学キッズ」です。
表面的に見ると結びつかないような「お金と夢」が実は繋がっているのだとわかるサービスでした。
F学キッズとは
金融業界や士業向けの研修を行う「ファイナンシャル学院」を運営する株式会社F学が小学生向けにスタートさせたスクール。
キャリアコース、経済コース、金融コースの3コースがあり、1つのコースにつき1年をかけて体系的に金融や経済を学ぶことができます。
親子ワークショップの様子をご紹介♪
「F学キッズ」についてお聞きしました!
お聞きした方:株式会社F学 代表取締役 社長 園田 裕樹さん
日常生活のすべてがお金について学ぶ場になる
――F学キッズは子ども向けの金融・経済のスクールですが、子どものころからお金について学ぶ利点はなんでしょうか
園田さん:日本はお金について話すことを忌避する傾向があるかと思います。
しかし、銀行に貯金をしていればお金が増えた時代はとうの昔に終わり、現金を持っていても将来の安心感が増えるわけではありません。
国としても、国民が個人個人で資産形成を行い老後に備えていくよう促している現在、「金融や経済の仕組み」を学ぶことは必要不可欠な時代になってきています。
そして金融や経済の学びは、将来の選択肢を拡大させることに繋がります。
――なぜ、将来の選択肢が広がるんですか?
園田さん:自分たちの暮らしが「お金(経済・金融)」の観点から見てどのように成り立っているかを知ると、普段の生活すべてが経済の勉強になるんです。
スーパーの商品の値段がなぜ変わるのか。物価や為替の変動の仕組みを知れば、スーパーは経済を学ぶ場になります。
そして、F学キッズにはキャリア、経済、金融の3つのコースがあり、キャリアコースや経済コースでは世の中にある仕事について触れるため、自分が将来どんな職業に就きたいかを具体的に考えることができるようになります。
すると、その職業に就くためにはどんな資格や勉強が必要なのか、どういった高校、大学を目指せばいいのかが見えてきて、今やっている勉強へのモチベーションがアップします。
金融コースでは、給料の仕組みなどについても学びます。
給料は「時給×時間」ですから、給料を上げるためには1日24時間しかない時間ではなく、時給に着目しなければならない。
時給を上げることは自分の価値を上げることであり、そのためには何を学んでいくのか。
そこを自分たちで考えるようになると将来の選択肢が具体的に広がります。F学キッズではそこまで落とし込んだレッスンをしています。
お金について学ぶだけではなく、将来の具体的な夢へと落とし込む
――最初にキャリアコースについて教えてください
園田さん:キャリアコースは仕事について学びます。
仕事とは課題を解決し、そのお礼にお金をもらうものです。
例えば医療という業種の中で、医者はどんな課題を解決する人で、どんな解決策を提供するのか。
それを考えることで、自分に合っていると思うか、自分から見て魅力的かを考え、将来就きたい職業かどうかを考えてもらいます。
様々な職業を知ることで、なんとなく「医者になりたい」と思うのではなく、具体的な目標になるようにしていきます。
――経済コースはどんな内容ですか?
園田さん:経済コースでは、社会全体の関わりを経済的な観点で見る視点を育てます。
例えば、家を建てるときにはどのような仕事・企業が関わってくるのか。
大工だけではなく、不動産会社や銀行も関わってくるでしょう。
それを子どもたちにグループワークで考えてもらい、どの仕事が魅力的に感じたかを発表してもらいます。
この視点が育つと、世の中の経済的な繋がりを俯瞰的に見ることができ、経営者的な発想力や考え方が鍛えられていきます。
――金融コースではどんなことを学ぶのでしょうか
園田さん:金融コースは、お金の歴史やお小遣い帳のつけ方などのほか、給料の仕組みや円高・円安の仕組み、物価変動がなぜ起こるのかといったお金に関わる知識の構築を目指しています。
「お金のスクール」と聞いて思い浮かべる、一番イメージしやすい内容かと思います。
しかし私たちとしては、お金を学ぶことで、将来を見据えて頑張れる子どもを育てたいと思っています。
自分から夢に向かって頑張る子を育てたい
――F学キッズが目指すのは、子どもたちのどんな未来でしょうか
園田さん:お金が出発点ですが、私たちが伝えたいのは、将来の夢に向かって何をするのかという部分。
夢に向かって自分から頑張れるようになる子を増やしたいと思っています。
――実際にF学キッズに通って変わっていった子は多いですか?
園田さん:子どもがスクールで勉強したことを家で話すため、家庭内でお金の話をするようになり、保護者も勉強になったという声はいただきます。
また、子どもが自分を育てるのにお金がかかっていることを実感し「ありがとう」と言ってきたという話も聞いています。
私たちとしては嬉しい変化です。
――キッズアライズを見ているママやパパにメッセージをお願いします
園田さん:豊かな人生を送るのに、お金の知識は必要不可欠です。
日本でも当たり前に家庭でお金の話をする文化を創っていきたいと思っています。
家庭内でもっとお金について会話を交わしていただくと、子どもはより具体的に将来を考えるようになります。
私たちは、F学キッズを通して金融や経済を学んだ子どもたちが将来日本をけん引するような経営者やビジネスマンになってほしいと思っています。
仕組みを知って具体的な夢を持てるように
為替や株式といった勉強がメインかと思いきや、子どもたちが具体的な夢を持てるようになる「お金の勉強」。
子どもたちが新しい視点で世の中を見ることができるようになるスクールでした。