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言わなくてもいいことを言う

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子どもはときに言わなくていいことを口に出し、ママやパパをドキリとさせますよね。
道を歩いていて知らない人に「あの人、髪の毛がないね」と言ったり、親戚の集まりで「おじちゃん、くさい」と言ったり。
どうしたら余計なことを言わなくなるのでしょうか。

今は言わないで……! 気まずい空気に耐えられない

子どもの余計な発言には、ひやひやさせられるもの。
相手に聞こえるところで言ってしまい、一緒にいる大人が気まずい思いをすることもありますよね。

また、ママやパパのいないところでお友達や先生にも同じようなことを言っているのではと、心配になる方もいるでしょう。

相手が言われたら傷つく言葉もあると分かってもらうには、どのように教えれば伝わるのでしょうか。

純粋な心で思ったままを言っているだけ

子どもは正直に、思ったままを言葉にしているだけです。
「言ってはいけない」と分からないだけで、悪気があるわけではありません。
子どもの口をふさぐ、その場から連れ出すなど、慌てて遮る必要はないでしょう。


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ですが、5~6歳頃にもなると、言ってはいけないと理解しながらも悪ふざけで言うことも。
その場合、相手を傷つけるかもしれないと完全には理解できていないと考えられます。
「なぜ言ってはいけないのか」を改めて教える必要があるでしょう。

相手に謝るのが先、子どもにはあとで理由を教えて

子どもが言ってはいけないことを口にしてしまったら、まずママやパパが相手に謝りましょう。
親が謝る姿を見せて、子どもに「謝らなければいけないことをしてしまった」と気づかせるのです。

そして、ママやパパは、謝りその場を去ったあとで、なぜ謝ったのかを子どもに説明してください。
「あんなことを言われたら悲しいよ」「傷つくよ」と相手の気持ちを想像させ、もし子どもが間違った認識を持っていれば、「あの人は○○じゃなくて△△なんだよ」などと訂正することが大切です。
そのときの言葉や態度で「悪いことをしたら謝るのは当然」と子どもに伝えるのが親の役目と言えるでしょう。
こうした体験を繰り返すことで、子どもは言っていいことと悪いことの分別がつくようになります。

子どもは、親が自分の代わりに謝る姿を見て、「自分が悪いことをしたときはママ(パパ)が謝ってくれるんだ」と思います。
のちのち「あのとき守ってくれた」と思い返すことで、親子関係が強固なものになるでしょう。

5~6歳頃は、自分と他者を意識できる年齢です。
このくらいの年齢で、言ってはいけないと分かっていて悪ふざけで言っている場合は、「今の正しいと思う?」「あなたが言われたらどう思う?」「ママだったら傷つくな」と話し合う時間を作りましょう。

とはいえ、言葉で子どもに理解してもらうのはとても難しく、限界もあります。
そんなときに役立つのが絵本です。
「悪いことをしたらいけない」「みんなが笑顔になるとうれしい」など、物語のなかで善悪の判断を間接的に教えてくれます。
子どもは諭されたり、お説教されたりするより、物語を聞かせてもらうことで想像力が高まります。
人の気持ちが何となく分かり、空気感というものがつかめるようになるでしょう。

言わなくていいことを子どもが言ったら、「教え甲斐がある」とポジティブに受け止めると気持ちが軽くなるかもしれません。
実際にこの時期は、子どもに正しいことをしっかり教えるのによいタイミングです。
子どもの吸収力を信じて、根気よく伝え続けてくださいね。

どんな場面も成長のチャンスと捉えてみて

子どもが言わなくてもいいことを口にしてしまったら、気まずいですよね。
子どもの素直な言葉の数々には、大人にとっては新鮮に感じるものもたくさん含まれています。
「そんなふうに見えているんだ」と、子どもの“目”を知るチャンスと捉えると、育児をより楽しめるかもしれませんよ。

監修:榎本可世子

第37期認定子育てアドバイザー(保育士、幼稚園教諭・元保育園園長、子育てアドバイザー養成講座講師)

文:あまね
イラスト:Ryoko Ishiyama
 



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