会員登録(無料) ログイン

SNSでも情報を発信しています!

子どものスマホはいつから?ルール作りのポイントや注意点を解説

お気に入りに登録

今や「スマホ」は、私たちの生活に欠かせません。スマホは親子間での連絡や子どもの居場所の把握など、子どもの安全確認に役立つツールです。

しかし、間違った使い方でスマホ中毒になる可能性や、ネット・SNSに絡んだ危険もあるため、使用開始には慎重になるママやパパもいるかもしれません。そこで今回は、いつから子どもにスマホを持たせるのか、そのタイミングや持たせるときのルール、注意点などを解説します。

この記事のもくじ

子どもにスマホはいつから持たせる?


子どもにいつからスマホを持たせる家庭が多いのでしょうか? ここでは、こども家庭庁が発表した「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 」のデータを参考に解説します。


9歳までのインターネット利用者の、27.1%がスマホを使用


こども家庭庁の「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」では、年齢ごとのインターネット利用率や、スマホの利用状況などについて発表されています。
9歳までの子どものインターネット利用率は74.9%、インターネットを利用する機器としては、テレビ、自宅用のPCやタブレット、ゲーム機に続いて、スマホが27.1%を占めます。
また保育園・幼稚園に通う子ども(0歳~6歳)では、子ども専用のスマホを利用する割合は4.9%と少なく、親と共用での利用が86.5%と多いです。しかし、6歳~9歳の小学生では子ども専用のスマホを利用する割合が26.4%と増え、親と共用が61.9%となっています。

10歳から17歳までのインターネット利用者の、74.3%がスマホを使用

10歳から17歳までのインターネットの利用率は98.7%と高く、インターネットを利用する機器としてはスマホが最も多く、74.3%を占めるという結果です。

6歳~9歳までの小学生のスマホ利用については、親と共用が61.9%でしたが、10歳以上の小学生では親と共用が20.3%と大幅に減り、子ども専用のスマホを利用する割合が70.4%と7割を超えます。さらに中学生では93.0%、高校生では99.3%と9割を超えています。

出典:こども家庭庁「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(概要)」

小学校高学年~中学1年生の間に持たせる人が多数派

株式会社NEXERが運営するスマートフォンPLUSが行った「子どもとスマホに関するアンケート」では、「子どもには何歳の頃からスマホを持たせた・もしくは持たせる予定ですか?」との設問で、「中学1年生から」と答えた人が最も多く、27.4%です。2位は「高校1年生」で19.0%、3位は「小学校高学年から」で18.5%となっています。

出典:スマートフォンPLUS「【子どものスマホ何歳から?】27.4%で「中学1年生から」が最多に」

子どもにスマホを持たせるきっかけは?


一般的に子どもにスマホを持たせるきっかけとして多い理由を紹介します。


習い事や塾に通い始めたから


習い事や塾に通い始めるタイミングで、子どもにスマホを持たせるママやパパは多くいます。
特に、GPS機能が付いたスマホを持たせると、習い事や塾の行き帰りなどでも子どもの居場所や無事を確認できるため便利です。親子別々にいるときに災害が発生しても、居場所の特定がしやすいのも安心材料になります。

子どもと日常的に連絡を取りたいから

親子が別々にいるときすぐに連絡が取れることもメリットです。子どものお迎えなどの際に時間や場所を確認したり、遅れたりするときに連絡を取り合えます。

入学のタイミングだったから

中学校や高校入学のタイミングでスマホを持たせるママやパパも多くいます。入学のお祝いとして子どもが欲しがったり、電車やバスで遠くに通学するために必要だったりすることが多いでしょう。

スマホを持たせる前に!家族で決めたい使用ルール


子どもにスマホを持たせる際は、家庭でルールをきちんと決めることが大切です。ここでは、家庭で決めたい4つのルールと決める際のポイントを解説します。


①勉強中や食事中にはスマホを使わない


スマホはゲームや動画など、子どもが楽しくて夢中になるコンテンツが利用可能なため、つい勉強中や食事中でもスマホを使いたくなりがちです。

勉強に集中できず成績が落ちたり、食事中の家族のコミュニケーションが疎かになったりするのを避けるため、きちんとルール決めしましょう。
また、食事中にスマホを使うのは行儀が悪いとしっかり教えることは大事です。

②スマホの使用時間を決める

スマホを使っていると、あっという間に何時間も経っていた経験がある人もいるでしょう。視力の低下や姿勢が悪くなるなど健康面のリスクもあるため、時間をしっかりと決めることが必要でしょう。

③使用していいアプリやコンテンツを決める

アプリやインターネットの使用は、常に危険と隣り合わせです。知らないうちに個人情報が盗まれたり、知らない人とつながって犯罪に巻き込まれたりする可能性もあります。スマホを安全に使用するために、使ってもよいアプリやコンテンツをしっかり決めましょう。

④勝手に課金をしない

無料ゲームやアプリを楽しむのはよいですが、少しだけ課金するつもりが高額になってしまうケースもあります。スマホ決済は簡単にできてしまうため欲望が抑えられず、ママやパパに内緒で高額なネットショッピングをしてしまうトラブルにも要注意です。

ルールは子どもと一緒に決めることが大切

スマホのルールは親が決めて一方的に伝えるのではなく、子どもと一緒に決めましょう。

ママやパパから一方的に言われても、理由や危険性を理解して納得できなければ、守れなかったり、反抗したくなったりするでしょう。子どもと一緒にルールを決めながら「なぜいけないのか?」「どんな危険があるのか?」ということを子ども自身が理解できるようにきちんと伝えましょう。

スマホのトラブルに巻き込まれないための注意点


SNSやインターネットなどを通じて、スマホのトラブルに子どもが巻き込まれる事件が起きています。ここでは、トラブルから子どもを守る4つの注意点を解説します。


インターネットに潜む危険やマナーについて伝える


子どもがスマホのトラブルに巻き込まれる原因の1つに、インターネットの危険性やマナーを理解していないことがあります。インターネットにはどんな危険が潜んでいるのか、例を挙げてわかりやすく伝えましょう。

「インターネットやSNSに自分の名前や学校名などを書き込んだり、安易に写真を投稿したりしない」「友だちにメッセージやコメント、『いいね』などを強要しない」「トラブルが起こったらすぐ親に相談する」など、マナーについてもしっかりと確認することがトラブル防止につながります。

フィルタリングサービスを活用する

フィルタリングサービスとは、子どもに害を与えるサイトやアプリのアクセスや利用を制限するサービスです。

子どもは気づかないうちに不適切なサイトにアクセスしたり、危険だとわかっていても興味を抑えられなかったりすることがあります。そのため、フィルタリングサービスを利用して不適切なアクセスや出会いを物理的にシャットアウトするとよいでしょう。

ペアレンタルコントロール機能を活用する

「ペアレンタルコントロール」は「親としての管理」という意味で、スマホのペアレンタルコントロール機能は、子どもがスマホで利用できる機能を保護者が制限・管理するものです。

ペアレンタルコントロール機能を使うと、子どもがスマホをどのように使用しているか確認したり、安全管理をしたりできます。ママやパパのスマホを使い、不適切なサイトや動画の閲覧を制限したり危険なアプリのダウンロードを制限したりすることが可能です。

気軽に相談できる環境を心掛ける

子どもを心配するあまり口うるさく言ったり、厳しい言葉をかけたりしていると、子どもは反発して親に相談しなくなることもあります。子どもの気持ちを理解して普段から大らかに接するよう心掛け、子どもが困ったときに相談しやすい環境を整えましょう。

年齢に合わせてルールは変更していきましょう

子どもにいつからスマホを持たせるかは、家庭の考え方によってさまざまです。子どもの年齢によって理解力やスマホの用途が異なるため、年齢に合わせたルール作りが必要です。

子どもの成長に応じてその都度、子どもと話し合いながらスマホに関するルールを変更していきましょう。スマホのメリットを大いに活用しながらルールを守ることは、子どもの危機管理能力の向上にもつながります。

ライター:西須洋文

勤務経験30年以上の元男性保育士です。
現在はWebライターとして、保育士や子育ての経験を活かして子育てや保育記事を中心に、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。
そのほか、音楽教育であるリトミック講師などフリーランスとして活動中。


この記事のタグ:

そろばんは何歳からできる?習うメリットや始めるタイミングを解説!

そろばんは、昔も今も子どもの習い事の定番です。 そろばんを習うと算数が理解しやすくなることなどから、子どもに習わせたいと考えるママやパパが多くいます。 そろばんは小学生の習い事というイメ…

続きを読む

【大学教授監修】英語教育は何歳から?早期学習のメリットと学習方法を解説!

子どもの早期英語教育の注目度が高まる昨今、何歳から英語教育を始めたらよいかと悩むママやパパは多いのではないでしょうか。 神田外語大学の田中真紀子教授監修のもと、英語教育の開始時期やメリット、年…

続きを読む

初心者でも簡単。種から芽が出る感動を Seedfun.シリーズ「はじめてさんのかんたんタネまきキット」

おうちでお花や野菜を育ててみたい。 家庭で植物を育てる経験は、子どもたちにとっても感動の体験です。 最近ではプランター栽培なども人気で道具も揃っていますが、せっかく種をまいたのに「芽が出なか…

続きを読む

子どものアンガーマネジメントの方法は?家庭でできるサポートも紹介【専門家監修】

子どもが癇癪を起こし、手がつけられずに困った経験はありませんか。 感情を表現するのは悪いことではありませんが、社会生活の中では感情をコントロールすることも必要です。 今回は日本アンガーマネジ…

続きを読む

ごっこ遊びで仕事を知り、将来なりたいものの夢を育む「ごっこランド」

お店屋さんごっこや、美容師さんごっこ。 小さい頃にした“ごっこ遊び”を、アプリで本格的な内容で体験できるのが「ごっこランド」です。 子育て世代(ファミリー層)の約3分の1が利用しているという…

続きを読む

タブレット学習にデメリットはある?メリットと上手に学習を進めるコツもご紹介!

全国の小学校・中学校にて取り組まれているGIGAスクール構想により、1人1台の端末で学べる環境が整ってきています。家庭学習でもタブレットを使った通信教育が人気ですよね。 とはいえ、学校でも家で…

続きを読む

子どもの「残さず食べた!」を応援する フタが保冷剤になるお弁当箱「mii」

子どもが持って行くお弁当、出先ではどこに置いておくんだろう。 気温が上がる季節が近づくと、食べるまでの保管状態が気になるママやパパは多いのではないでしょうか。 お弁当は、食べる量に配慮して残…

続きを読む

初心者でも簡単。種から芽が出る感動を Seedfun.シリーズ「はじめてさんのかんたんタネまきキット」

おうちでお花や野菜を育ててみたい。 家庭で植物を育てる経験は、子どもたちにとっても感動の体験です。 最近ではプランター栽培なども人気で道具も揃っていますが、せっかく種をまいたのに「芽が出なか…

続きを読む

初めてでも弾ける! 私でも弾ける! 音楽を奏でる感動が得られる「Casiotone 光ナビゲーションキーボード」

見かけるとつい触りたくなるピアノやキーボード。 「弾いてみたいけれど自分には無理」と諦めていませんか? そんな楽器初心者の強い味方がカシオ計算機の「Casiotone 光ナビゲーションキー…

続きを読む

キックバイクやキックスクーターにチェンジ!子どもの“できた”が増えていく「GLOBBER」

子どもが歩いたり走ったりするようになったら、次なる悩みはどんな乗り物に乗せるか。 キックバイク? 三輪車? そんな悩みを解決してくれるのが、成長に合わせモードチェンジができる乗り物を数多く揃え…

続きを読む

  • HOME
  • 子育て情報
  • 子どものスマホはいつから?ルール作りのポイントや注意点を解説
閉じる

ポイントをGETしました!

TOPページヘ

最新情報・プレゼント情報をGET

閉じる

ポイントをGETしました!

TOPページヘ

最新情報・プレゼント情報をGET

閉じる

ポイントをGETしました!

TOPページヘ

最新情報・プレゼント情報をGET

閉じる

ポイントをGETしました!

TOPページヘ

最新情報・プレゼント情報をGET

閉じる

ポイントをGETしました!

TOPページヘ

最新情報・プレゼント情報をGET

閉じる
閉じる

会員登録でもっと便利に! 「お気に入り機能」

登録した記事は、
ログイン後の
お気に入り」ボタンから見返せます♪

会員登録はこちら(無料) すでに会員の方はこちら