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【小児科医監修】新生児の体重増加の目安は?体重を量る頻度やタイミングも解説!

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新生児期の赤ちゃんは、日々目まぐるしく成長しています。

ママやパパはお世話をしていて赤ちゃんの体重がきちんと増えているか、増えすぎていないかなど、心配になることもあるでしょう。

この記事では一般的な新生児の体重増加の目安や、体重を量る頻度・タイミングなどをご紹介します。

この記事のもくじ

この記事を監修いただいたのは…
けいこ豊洲こどもクリニック院長:塚田佳子さん

小児科専門医、子どもの心相談医。けいこ豊洲こどもクリニック院長。
獨協医科大学医学部卒業。同大附属病院勤務等を経て2020年から現職。
2023年にはパークタワー勝どき小児科を開院。
2人の小学生男児の母として、日々、ママ目線で診察中。

体重増加の目安は1日20~40g


赤ちゃんの体重がどのくらい増加するかについては個人差がありますが、一般的に1日あたり20〜40gの増加が目安とされています。

日によってはあまり体重が増えないこともあるかもしれませんが、多少の増減は問題ありません。しかし1日15g以下の日が続く場合は体重増加不良の可能性があるので、授乳回数を増やす、ミルクを足すなどして対応しましょう。


月齢ごとの体重増加の目安は?


新生児期の成長は著しいものですが、月齢とともに体重増加のペースはゆるやかになっていきます。

【月齢別 体重増加の目安】

  • 新生児期~生後2か月ごろ 1日あたり20~40g
  • 3~4か月ごろ 1日あたり15~20g
  • 5~6か月ごろ 1日あたり10~15g
  • 7~8か月ごろ 1日あたり8~10g

体重を量る頻度やタイミング


赤ちゃんがミルクをあまり飲まなかったり、逆に飲みすぎているのではと感じたりする場合、体重の増減が気になってしまいますよね。赤ちゃんの体重はどのくらいの頻度・タイミングで量ればよいのかをご紹介します。


体重の量り方


赤ちゃんの体重の量り方には、次の方法があります。

赤ちゃんを抱いて体重を量る

    大人が赤ちゃんを抱っこして体重計に乗り、そのあと大人だけの体重を引く方法は、赤ちゃん用体重計を持っていない場合でも簡単に量れて便利です。
    ただし、大人用の体重計は数値の誤差が生じることもあるので、おおまかな重さを量るときに向いている方法と言えます。

    赤ちゃん用の体重計をレンタル

      赤ちゃんの体重を細かく計測したいときは、赤ちゃん用の体重計で量るとよいでしょう。
      使用期間も短いため、赤ちゃん用の体重計の購入に躊躇するときはレンタルするのもおすすめです。

      また、病院や保健センター、商業施設などの授乳室にも赤ちゃん用体重計を置いているところがあるので、見かけたタイミングで利用してもよいでしょう。

体重の量る頻度

赤ちゃんの体重は、毎日量る必要はありません。赤ちゃんの体重はその日の体調や母乳やミルクの飲み具合などによって、増加する日もあれば減少する日もあります。

大切なのは1週間、1か月など、一定期間のなかでの変化を見ることです。体重を量るのは4〜5日に1回、もしくは1週間に1回程度でもよいでしょう。

体重の量るタイミング

母乳やミルクを飲む前と飲んだあとで、赤ちゃんの体重は変化します。そのため量るタイミングは授乳前なのか、授乳後なのかを統一したほうがよいでしょう。より正確な体重の変化を比較できます。

体重が増えない原因

赤ちゃんの体重がなかなか増えないと、「ちゃんと成長していないのかな」と心配になってしまいますよね。体重が増えない原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

母乳やミルクの摂取量や栄養が不足している

母乳やミルクなどの哺乳量が少ないと、赤ちゃんの栄養が不足して体重が増えなくなってしまう可能性があります。一般的に新生児はどのくらいの哺乳量が必要なのでしょうか。

一般的な新生児の母乳・ミルク哺乳量の目安は、次のようになります。

  • 1日の哺乳量 体重1kgあたり約100~200ml(平均約150ml)
  • 1回の哺乳量 体重1kgあたり約20ml

つまり体重3kgの新生児であれば、1日に約300〜600ml、1回の哺乳で約60mlが必要となります。

しかし、新生児の場合、まだミルクを上手に飲めなかったり、哺乳する力が弱くすぐ疲れてしまったりして十分に飲めない子もいます。

ミルクの場合は哺乳量を確認しやすいのに対して、母乳の場合はどのくらい飲めているのかを把握しにくいかもしれません。

哺乳量が不足しているかどうかの判断には以下を参考にするとよいでしょう。

  • 授乳が終わってもおっぱいから離れたがらない
  • 授乳後も機嫌が悪い
  • 授乳間隔が1時間程度

上記のような行動が見られる場合には、哺乳量が足りていない可能性があります。赤ちゃんの様子を観察し、サインを見逃さないようにしましょう。

消費カロリー量が多い

動きが活発な赤ちゃんの場合、摂取カロリーと消費カロリーが同じくらいになって体重が増えにくいケースもあります。

この場合、赤ちゃんが元気であれば心配をしなくても大丈夫。ゆるやかに成長していくでしょう。

体重以外の症状がある場合は病院へ

体重が増加しない原因のなかに、何らかの病気が隠れているケースもあります。

赤ちゃんの元気がない、不機嫌な状態が続いている、よく吐き戻してしまうなど、体重以外の症状があれば病院で診察してもらいましょう。

1か月健診で成長をチェック


生後1か月健診では、赤ちゃんの成長や健康状態、ミルクの飲み具合などをチェックします。ここでは、具体的にどのような検査が行われるのかを紹介します。


問診内容


1か月健診では、赤ちゃんについて次のような問診を受けます。

  • 授乳方法(母乳、混合、ミルク)
  • 授乳の状況(授乳間隔、量や回数など)
  • 排泄の状況(便や尿の色や形状、回数など)
  • 1日の生活リズム(睡眠や夜泣きの有無など)

健診内容

健診では赤ちゃんの体重や身長・頭囲などを計測し、順調に成長しているかをチェックします。

また、医師による視診・聴診・触診で心雑音や湿疹などの有無の確認、へそに異常がないか、音や光への反応があるか、手足をよく動かすかなど運動機能の発達についての観察を行います。

そのほかにもビタミンK2シロップの投与や、生まれて間もない時期に他の検査を受けている場合は結果の説明があります。

▼1か月健診について詳しく解説中!


生後2週間健診を行う病院もある

病院によっては、生後2週間健診が行われることもあります。2週間健診は、母子の健康チェックや育児・母乳相談を行う目的で行われ、特にママの精神状態のケアに重点を置いています。

産後間もないママは、慣れない育児や睡眠不足に悩まされるケースが多くあるため、「産後うつ」を予防するためにも実施されているのです。

▼赤ちゃんの健診スケジュールについてはこちら!


悩みや不安は相談し解消しましょう!


赤ちゃんの体重が増加するペースは個人差も大きく、ゆるやかであっても元気に成長しているのであれば大きな心配はいりません。母子健康手帳に記載されている「成長曲線」は参考程度に、赤ちゃんの成長を見守りましょう。

それでもママやパパが気になる悩みや不安がある場合は、病院に相談してみてくださいね。


文:山村智子


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