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【保育士監修】赤ちゃんの夜泣きの理由と効果的な対応は?

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多くのママやパパが経験する赤ちゃんの夜泣き。「こっちが泣きたい…」と思ってしまうこともありますよね。夜泣きの理由と対応策を知り、大変な時期を乗り越えていきましょう。
ライターのnicoaiが、保育士をして得た知識と、保護者に聞いた夜泣きを乗りきる対応の仕方をお伝えします。

この記事のもくじ

夜泣きってなに?

夜泣きとは、夜中や明け方に突然目覚めて泣き出すこと。生後6カ月くらいから2歳くらいまでの子どもに起こりやすいとされています。夜泣きの仕方は個人差があり、ギャーギャーと激しく泣く、グズグズと小さな声で泣く、何度も起きたり、長く泣いたりとさまざまです。

そして、一度夜泣きが始まるとなかなか泣き止まず、寝つくまでに時間がかかることが多いようです。中には毎晩、夜泣きをする赤ちゃんもおり、家族の睡眠不足や近所への騒音を心配し、ストレスを感じているママやパパも少なくありません。
 



赤ちゃんが夜泣きをする理由は?


赤ちゃんの夜泣きがいつまでも続くと、親は心身ともに疲れてしまいますね。赤ちゃんが夜泣きをする理由を特定するのは難しいことですが、考えられる主な理由を紹介します。


理由①赤ちゃんは睡眠の練習中だから


赤ちゃんはまだ大人のように睡眠サイクルが整っていません。生まれてすぐは昼と夜の区別もついておらず、大人と一緒に朝起きて夜眠る生活を過ごすことで、少しずつ睡眠の練習をしていきます。また、私たちは浅い眠り「レム睡眠」と、深い眠り「ノンレム睡眠」の繰り返しで睡眠をとっていますが、赤ちゃんはその切り替わりの頻度が多いのです。そして浅い眠り「レム睡眠」の時に、何らかの不快感や夢が影響して、ぐずってしまうようです。
 

理由②刺激的なことがあった

昼間に慣れていない人に会ったり、騒がしい場所に行ったり、赤ちゃんが驚くような刺激的なできごとがあった時に夜泣きをすることがあります。その時の影響で興奮状態になっていると考えられます。特定の人に会った時、特定の場所に行った時などに夜泣きをするのであれば、それが赤ちゃんにとって刺激的なできごとだったと捉えることができます。


理由③不快感があった


お腹が空いていたり、おむつが汚れていたり、どこかが痛いなどの不快感がきっかけになって夜泣きをすることがあります。また寒さや暑さからぐずることもあります。
 



夜泣きをした時の対応策は?


もともと睡眠サイクルが未熟な赤ちゃんには、日中の刺激、不快感があった時など、さまざまなきっかけで夜泣きが起こります。
赤ちゃんがいつまでも眠らずに泣き続ける時は、どうしたらいいのでしょうか。
 

たくさんのママやパパが夜泣きを経験し、乗り越えてきているようです。
どうしても泣き止まない時に、ほかのママやパパがしている対応策をご紹介します。
 


対応策①ベビーカーに乗せてゆらゆら


赤ちゃんをベビーカーに乗せてゆっくり前後にゆらすと、心地よいゆれで泣き止んで眠ることがあります。
玄関のスペースでベビーカーをゆらすほか、可能であれば廊下を動き回ったり、外をお散歩したりするのもいいかもしれません。
 

対応策②車に乗せてドライブに行く

車に乗せている時によく眠る子であれば、ドライブに行くのもおすすめです。
環境が変わると赤ちゃんは泣き止むことがあります。
好きな道を走っているうちに、いつの間にか赤ちゃんが熟睡していることも。
 


対応策③赤ちゃんが落ち着く音楽を流す


赤ちゃんが落ち着く音楽を流しましょう。
オルゴールやメリーを活用するほか、動画サイトでいろいろな曲を流して、泣き止む曲を見つけてみては。
また、ママやパパが歌って聞かせるのもいいですね。
 


対応策④安心する音を聞かせる


ママのお腹の中にいた時の音と似ていると言われているドライヤーの音、掃除機の音、テレビのザーザー音、ビニール袋のガサガサ音などを赤ちゃんに聞かせてみましょう。
音に反応して泣き止むことがあります。
 


対応策⑤一度しっかり起こす


眠れずにぐずっているのなら、一度しっかり起こし、好きなように遊ばせる方がいい場合もあります。
いつまでも眠らないことにイライラしているより、時間を気にせず、思いっきり遊ばせて体力を消耗させてから、もう一度寝かしつけた方がすんなり眠ることもありますよ。
 


対応策⑥抱っこやおんぶで好きなことをして過ごす


抱っこひもで抱っこやおんぶをしていれば眠ってくれる場合は、そのまま自分の好きなことをして過ごし、赤ちゃんがぐっすり眠るのを待つのもいいかもしれません。
ゲームをしたり、読書をしたり、SNSを利用したりするなどして、普段ゆっくりできないことを楽しんで夜泣きの時間を乗り越えたというママやパパもいます。
 

対応策⑦ママとパパが交代で睡眠時間を確保する

抱っこでなければ眠らない場合や、一度しっかり起こして遊びにつき合う場合、ずっと起きていては親の体力が持ちません。ママが赤ちゃんを見ている時はパパが眠り、パパが見ている時はママが眠るなど、交代制にして睡眠時間を確保しましょう。


揺さぶりに注意


手を尽くしても泣き止まない時もありますよね。
夜泣きがひどい時は焦ってしまい、抱っこをしてあやそうと赤ちゃんを激しく揺さぶってしまいそうになることもあるかもしれません。

でも、頭を激しく揺さぶられた赤ちゃんは脳に損傷を起こす危険性があります。
抱っこで泣き止まずに困った時は、抱っこ以外の方法を試してみましょう。

夜泣きをした時に確認すべきポイント

まずは泣くきっかけになった理由がありそうなら、できるだけ取りのぞいてあげましょう。また理由を探るために、大泣きしていても慌てず赤ちゃんの様子を観察してみましょう。
 

温度は大丈夫?

室温が高すぎたり、低すぎたりしていないか、また乾燥しすぎていないか確認しましょう。赤ちゃんは大人と比べて体温調節機能が未熟です。汗をかきやすく肌トラブルも起きやすいので、こまめに室温や衣類、布団の調節をしましょう。
冷房の効いた部屋では、衣類からでている手足は気温の影響を受けやすく冷たくなりがちです。手足だけではなく、お腹や背中などの体幹部も冷えているようなら寒がっているサインと捉えて、衣類や布団を増やすといいでしょう。
 

不快感はない?

オムツが汚れていないか、お腹が空いていないか、汗で衣類が濡れていないかなど、ケアが足りている状態か確認します。
 



体調に変化はない?


鼻づまりや咳、声がれ、発熱はないか、呼吸が苦しそうではないか確認しましょう。また発疹、傷や赤みなど身体に変化がないかもチェックしておきましょう。
 

日中の過ごし方はどうだった?

日中になにかいつもと違うことがあった場合は、それが刺激になって泣いているのかもしれません。不安や興奮状態になっている赤ちゃんには、気分を変えられるように、抱っこしながら穏やかに声をかけて安心させてあげましょう。
 

昼夜のリズムをつけることで改善することも


夜泣きが何日も続くときは、一度生活リズムを見直しましょう。朝になったらカーテンを開けて明るくする、夜になったら部屋を暗くする、お昼寝を短くするなど、赤ちゃんが昼夜のリズムがつきやすい環境作りを心がけましょう。日中は外に出てお散歩をしたり、体を動かす遊びをしたりして、活発に過ごすようになると、赤ちゃんも夜ぐっすり眠ることが増えていきます。
赤ちゃんは日々成長しているので、夜泣きはずっと続くわけではありません。いつか必ず朝までぐっすり眠る日が来ることを心に留めておいてほしいと思います。
 


無理せず夜泣きを乗り切って


赤ちゃんの夜泣きが続いて夜にまとまって眠れないのは、ママやパパにとってもつらいもの。
体調を壊してしまわないよう気をつけましょう。
日中、赤ちゃんが昼寝をしている時に、ママやパパも一緒に眠って体を休める時間を確保してくださいね。
赤ちゃんが不快に感じていそうな理由を取りのぞいても泣き止まない時は、今回紹介した対応策を試してみてください。
家族で協力しながら、無理なく夜泣きの時期を乗りきってほしいと思います。

 
 

ライター:nicoai

元幼稚園教諭、元保育士、2児のママライター。
育児を楽しみながらチャイルドコーチング、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーの資格を取得。
「子育て学び広場 にこあい」で、オンライン子育て相談や子育て講座を開催しています。


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