赤ちゃんが笑っていると、思わずこちらも笑顔になってしまいますよね。
新生児の赤ちゃんがほほえんだ表情を見せることを、新生児微笑といいます。
この記事では、けいこ豊洲こどもクリニック院長・塚田佳子さん監修のもと、新生児微笑とはどのようなものなのか、いつからいつまで見られるのかなど、赤ちゃんの笑顔についてご紹介します。
この記事のもくじ
この記事を監修いただいたのは…
けいこ豊洲こどもクリニック院長:塚田佳子さん
小児科専門医、子どもの心相談医。けいこ豊洲こどもクリニック院長。
獨協医科大学医学部卒業。同大附属病院勤務等を経て2020年から現職。
2023年にはパークタワー勝どき小児科を開院。
2人の小学生男児の母として、日々、ママ目線で診察中。
新生児微笑とは?いつまで見られる?
新生児微笑とは、新生児の赤ちゃんが寝ているときなどにほほえむような表情を見せることをいいます。
寝ている赤ちゃんが笑っているのを初めて見たときは、愛らしさとともに驚きもあるかもしれません。新生児微笑は、赤ちゃんが楽しい・面白いなどの感情から笑う行動ではなく、神経の反射によって起きるとされています。
新生児微笑が見られる時期は、生後すぐから生後2か月頃まで。生後2か月を過ぎると次第に見られなくなります。
新生児微笑が起きるのは個人差も大きいため、新生児微笑があまり見られなくても、基本的には心配する必要はありません。ママやパパが見ていないときにほほえんでいる場合もあります。
赤ちゃんの笑顔の発達段階
産まれたばかりの赤ちゃんの笑顔は反射的なものですが、成長とともに感情や意思を持って笑うようになります。
ここでは目安の月齢とともに、発達による赤ちゃんの笑顔の変化について解説します。
1か月頃~┃新生児微笑
生後1~2か月頃の赤ちゃんは、神経の反応として新生児微笑を見せます。顔の筋肉が反射で動く生理的なほほえみながら、ママやパパは愛くるしさを感じるのではないでしょうか。
新生児期は赤ちゃんがこまめに起きて泣く大変な時期なので、赤ちゃんの笑顔を見ると日ごろの疲れが報われる気がするかもしれませんね。
3か月頃~┃社会的微笑
生後3か月を過ぎると、徐々に新生児微笑は見られなくなっていきます。一方で、視覚や聴覚の発達により、赤ちゃんは人の声や顔を認識するようになり、抱っこしたり、あやしたりしたときに笑うようになります。
楽しさや嬉しさを感じて笑う、社会的微笑に変化するのです。この時期の赤ちゃんは、家族などの身近な人以外にも笑顔を向けてくれるでしょう。
6か月頃~┃選択的微笑
生後6か月頃になると、人見知りが始まる時期に入ります。
そのため、それまで不特定の人に見せていた笑顔を、人を選んで見せるようになります。これを選択的微笑といいます。
いつもお世話をしてくれているママやパパなどの身近な人には笑顔を見せますが、馴染みのない人の顔や声には反応しなかったり、緊張したような顔を見せたりすることがあるでしょう。
赤ちゃんを笑顔にさせる方法6選
赤ちゃんの笑顔は、見ている人も嬉しくなるような愛らしさがあります。
赤ちゃんを笑顔にさせるには、赤ちゃんの好奇心を刺激することが効果的。次のような方法を試してみてください。
①笑顔で話しかける
赤ちゃんは大好きな人の表情をじっと観察し、その感情を受け取る力を持っています。ママやパパが楽しそうに笑って話しかけると、自然と笑顔を見せるようになるでしょう。
赤ちゃんも「自分が笑うと、パパやママも笑顔で返してくれる」という嬉しい経験を繰り返すことで、徐々に笑顔の作り方や楽しさを学んでいきます。
まずはリラックスして、優しい声とともにたくさんの笑顔を届けてあげましょう。
②スキンシップをたくさん取る
小さなうちにたくさんスキンシップをすると、情緒が安定しやすくなるといわれています。
情緒が安定すると笑顔も多く見せるようになるでしょう。手や足をマッサージしたり、足を曲げたり伸ばしたりするなど、たくさんスキンシップを取ってみてください。
赤ちゃんとのスキンシップは発達を促すだけでなく、ママやパパにとっても親子の絆を深めるよい機会となるでしょう。
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③ふ〜っと息を吹きかける
赤ちゃんにふ〜っと息を吹きかけたり、うちわなどであおいだりするのもおすすめです。
肌にふわっと息や風が当たる刺激は、赤ちゃんにとって新鮮。最初は目を丸くするかもしれませんが、ママやパパが楽しそうに繰り返すと、そのうちにキャッキャと声を上げて笑い出すはず。
息や風を当てる場所を変えたり、強弱をつけたりすれば、「次はどうかな?」というワクワク感と、くすぐったい感覚が混ざり合い、より面白さも増すでしょう。
④赤ちゃんの体を使って音を出す
赤ちゃんの手におもちゃを握らせて音を鳴らしたり、赤ちゃんの手や足を使ってパチパチと音を立てたりするのもおすすめ。聴覚や触覚が刺激されて、笑顔になりやすいでしょう。
⑤定番のいないいないばあ!
「いないいないばあ!」は、赤ちゃんを笑顔にする定番。見え隠れする顔は赤ちゃんの興味を引きやすく、リズミカルな声かけもよい刺激になるでしょう。
最初はゆっくりと顔を見せることから始め、慣れてきたら「ばあ!」のタイミングで少し変な顔をしたり、声を明るく変えてみたりするのもおすすめです。
パパやママの表情がパッと切り替わる様子を見せれば、赤ちゃんは驚きと喜びが混ざったような元気な笑い声を上げてくれるかもしれません。
⑥ティッシュやタオルを落とすふり
ティッシュやタオルを赤ちゃんの目の前でひらひらと揺らし、パッと手を離して落としてみましょう。
ゆらゆらと不規則に揺れながら落ちていく様子は、赤ちゃんの好奇心を刺激します。何度も繰り返すと、落とす前から「くるぞ、くるぞ」とワクワクした表情を見せてくれるかもしれません。
あえて落とすふりをして止めてみたり、落とすスピードを変えてみたりと、動きに変化をつけるのが盛り上がるコツです。
身近にある道具ひとつで、赤ちゃんの視線を釘付けにし、親子の楽しいコミュニケーションの時間を作ることができます。
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赤ちゃんをあやしても笑わない場合は?
赤ちゃんをあやしてもあまり笑顔が見られないと、心配になってしまうママやパパもいるかもしれません。赤ちゃんの笑顔の頻度には個人差があるため、笑わないからといってすぐに問題があるというわけではありません。
一方で笑ったり、ものを目で追ったりする反応は、発達の状況を判断する重要な手がかりにもなります。あやしてもあまり反応が見られない場合、視覚や聴覚に問題があるケースもあります。
ただし、これまでの成長過程から総合的に判断するため、すぐに異常と結びつくわけではありません。どうしても気になることがあれば、一度かかりつけの小児科医に相談してみるのもよいでしょう。
今しかない新生児微笑を堪能しましょう
新生児微笑が見られるのは、生後間もない間だけです。新生児期しか見られない可愛らしいほほえみをぜひ堪能してください。運よくカメラに収められたらラッキーですね。
また、新生児微笑が見られなくなったあとも、赤ちゃんの笑顔が多く見られるように、親子のスキンシップを楽しんでくださいね。
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