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【助産師監修】バースプランは何を書けばいいの?記入例を紹介!

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出産に向けた希望を医師や助産師に伝えたいという人は、バースプランを書くのがおすすめです。

また、バースプランでは自分の考えを整理でき、納得のいくお産に近づくことができます。

今回は、八丁堀さとうクリニックの助産師・早川晃代さん監修のもと、バースプランとは何なのか、記入例などをご紹介します。

この記事のもくじ

この記事を監修いただいたのは…
助産師:早川晃代さん

助産師、看護師、保健師国家資格修得後、大学病院の産科病棟で13年間勤務する。
在籍中に分娩介助、ハイリスク妊産婦や新生児のケア、母乳育児のサポートを経験。
現在は八丁堀さとうクリニックにて、産前の保健指導や産後の母乳育児ケアを実践し妊産婦と関わっている。

バースプランとは?


バースプランとは、どのようなお産にしたいのかを考え、計画することをいいます。

出産時や出産後、入院中などの希望を書き出すことで、自分の気持ちを整理することができ、産院に希望を伝えやすくなります。


バースプランを作成するタイミング


バースプランを作成するタイミングは特に決まっていませんが、両親学級が開催される妊娠中期以降がお産をイメージしやすいです。

出産直前になってから「これもやりたかった!」と慌てないよう、あらかじめ夫婦で話し合っておくとよいでしょう。思いついたことは忘れないよう、メモすることをおすすめします。

産院によって専用の記入用紙があるケースと、自分で作成するケースがあります。作成したバースプランを提出・相談するタイミングは産院によっても異なり、なかには「バースプランに対応していない」という産院もあります。

産院から案内がない場合も、どんなお産にしたいのか考えてみるとよいでしょう。

バースプランを作成するメリット

バースプランを作成する過程で、「自分はどのようなお産をしたいのか」という思考を整理することができます。

具体的にイメージすることで、お産に向けた心の準備もできるでしょう。出産への不安を事前に医療スタッフに相談できるので、不安を軽減する効果もあります。

事前に希望を伝えておくことで産院との信頼関係が築け、入院後も妊婦さんに寄り添ったケアに活かしてもらえるでしょう。
このようにバースプランを考えることで、より満足感のある出産に近づくことができます。

バースプランは何を書けばいいの?


バースプランでは出産方法や出産時にしたいこと、入院中どう過ごしたいかなど、どんなことでも書いてOKです。

望むこと・望まないこと、疑問や不安などを書き出しましょう。その内容を受け、産院が対応できること・できないことを判断します。
一般的には、次のような内容について書かれることが多いです。


出産方法について


産院によっては自然分娩や無痛分娩、自由な体勢で産めるフリースタイルなど、出産方法を選べることがあります。

どのような出産方法があるのかを調べ、希望に沿ったお産ができる産院を選んだうえで、自分の要望を伝えましょう。

陣痛時の過ごし方

陣痛中は痛みがあるため、妊婦さんから直接希望を伝えられないこともあるでしょう。

そのため陣痛時の希望はあらかじめ伝えておくとよいです。かけてほしい音楽や焚いてほしいアロマ、一緒にいてほしい人、どのようなサポートをしてほしいのかなどがあげられます。

状況によって要望が変わることもあるので、「当日の希望を優先してほしい」という内容でもOKです。

分娩中、分娩後にしたいこと

分娩中に家族が立ち会うかどうかも、あらかじめ家族で話し合っておきましょう。

産院によっては、立ち会いできる人や人数に制限があるところもあります。赤ちゃんが誕生する瞬間のビデオ撮影や写真撮影、出産後に赤ちゃんを抱いて肌を触れ合わせるカンガルーケアなどもバースプランで希望する人もいます。

そのほかにも、出産後にへその緒や胎盤を見たい、呼吸法をリードしてもらいたいなどがあります。

医療処置の要望

分娩時は状況によって、医療措置がとられることがあります。

陣痛促進剤の使用や会陰切開、帝王切開の麻酔など、不安がある場合にはあらかじめ相談しておくとよいでしょう。

特に希望することが思い浮かばない場合は「赤ちゃんの安全を第一に、必要な処置を優先してください」などと伝えるのもよいです。
また持病がある場合などは、緊急時の対応や心配な点を事前に伝えておく必要があります。

出産時のバースプランの記入例


バースプランの記入例を、シーンごとにご紹介します。


出産方法の記入例


  • 無痛分娩で産みたい
  • 自然な陣痛を待ち、経腟分娩で産みたい
  • 水中出産をしたい
  • 分娩台ではなく布団で産みたい
  • 帝王切開は極力避けたい

陣痛時の過ごし方の記入例

  • 前向きな声かけをしてほしい
  • 静かに見守ってほしい
  • 好きなアロマを焚きたい
  • 好きな音楽を流したい
  • 夫に手をつないでいてほしい
  • ひとりで過ごしたい
  • 痛みを和らげるマッサージをしてほしい

分娩中、分娩後の対応についての記入例

  • 家族に立ち会ってほしい
  • お産の進行具合を教えてほしい
  • 出産の瞬間をビデオ撮影したい
  • 夫にへその緒を切ってほしい
  • カンガルーケアをしたい
  • 呼吸法をリードしてほしい
  • できれば会陰切開はしたくない
  • 夫にも赤ちゃんを抱っこしてほしい

自分に合ったバースプランの記入例


初産か経産かによっても、バースプランの内容は異なるでしょう。それぞれのバースプラン例をご紹介します。


初産の記入例


初産は特に夢が膨らんだり、不安に感じたりすることが多いかもしれません。

バースプランに書いた内容は絶対に約束されているものではなく、不測の事態には実現できない可能性があることを心得ておきましょう。

  • 痛みが怖いので、無痛分娩を希望したい
  • ずっと夫に付き添っていてほしい
  • 心細いので助産師さんにそばにいてほしい
  • お産の進行具合やそのときの状況をできるだけこまめに説明してほしい
  • 産後は母子別室でゆっくり休みたい

経産(2人目以降)の記入例

経産婦さんの場合は、初産の経験を踏まえて「今度はこうしたい」という希望が出てくると思います。

また上の子がいるというのが初産との大きな違いになるので、上の子を参加させるのか、入院時のお世話をどうするのかなど、家族で話し合っておきましょう。

  • 上の子がいるので、緊急入院にならない方法を知りたい
  • 上の子の長期休みに合わせて計画分娩したい
  • 上の子にも出産に立ち会ってほしい
  • 上の子にへその緒を切らせてあげたい
  • 上の子のときは母乳が出ず苦労したので、次は完全ミルクで育てたい

帝王切開の記入例

初めから帝王切開が決まっている場合のほかにも、分娩中のトラブルなどにより、急遽、帝王切開になるケースもあります。

いざというときに慌てないよう、帝王切開の可能性も視野に入れたバースプランを考えておきましょう。

帝王切開で産まれた赤ちゃんは呼吸が不安定になりやすく、すぐに処置が必要となるため、希望が通らない可能性もあります。

  • 手術中はリラックスできる音楽をかけてほしい
  • 手術室の直前まで家族に寄り添ってほしい
  • 赤ちゃんを取り出すタイミングを教えてほしい
  • 赤ちゃんを抱っこしたい
  • 術後の痛みを和らげる方法を知りたい
  • 術後は動けないので、ベッド横に飲み物を用意しておきたい

赤ちゃんを迎える準備のひとつです


バースプランを書くことは希望のお産に近づけるだけでなく、産院とのコミュニケーションや不安の軽減、お産に向けた心の準備をするのにも役立ちます。

妊婦さんだけで考えるのではなく、家族みんなで話し合えるとよいですね。

お産は思い通りにならないこともあるので固執しすぎず、赤ちゃんを迎える準備のひとつとして取り組んでみてください。

【こちらの記事も確認しましょう♪】
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文:山村智子


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