入院準備は慌ただしいものですが、特にコロナ禍での出産は特別な準備が必要になるのではと不安になりますよね。
私はコロナ禍の前と後、どちらの出産も経験していますが、家族と面会できなかったことなどから用意するものに多少変化がありました。
コロナ禍での入院期間が少しでも快適に過ごせるよう、陣痛バッグ・入院バッグに入れてよかったものをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事のもくじ
陣痛バッグと入院バッグの違いとは?
来るべき出産に備え、最近では陣痛バッグと入院バッグを分ける人が増えています。
バッグを分ける意味とは?その違いは何なのでしょうか?
陣痛バッグ
陣痛バッグとは、陣痛がきた・破水したときにサッと持っていける、必要最低限のものだけを入れたバッグのことです。
荷物が軽いため、急いで病院に行かなければならないときに楽に持っていけます。
一般的には、次のようなものを入れます。
- 財布(現金、特に小銭が多めだと安心)
- 診察券
- 母子手帳
- 必要書類
- 筆記用具
- 飲み物(500ml)
- ペットボトルストロー
- フェイスタオル
- 産褥ショーツ
- 産褥パッド
- ナプキン
- 軽食(ゼリー飲料やお菓子)
- スマホ充電器
- パジャマ一式
- メガネ、コンタクトケース
出産バッグ
出産バッグとは、出産後の入院期間中に必要となる荷物一式を入れたバッグです。
急ぎで必要になるものではないので産後に家族に持ってきてもらうこともできますが、コロナ禍では荷物の受け渡しを中止している病院もあり、あらかじめ用意しておく必要があります。
その場合も、陣痛バッグと出産バッグにわけて整理しておくと、必要なものをすぐに取り出せて便利です。
一般的には、次のようなものを入れます。
- 着替えのパジャマ
- 授乳ブラ
- 母乳パッド
- バスタオル、フェイスタオル
- 靴下
- ブランケット
- 飲み物
- 洗面セット(シャンプー、化粧水など)
コロナ禍の入院にあると助かるアイテム
上記で紹介したアイテムの他に、陣痛バッグに入れたいコロナ禍ならではのアイテムがあります。
ここではそのアイテムを4つ紹介します。
- マスク
コロナ感染対策のため、入院中はもちろん、分娩時もマスクの着用をお願いする産院は多いようです。
(呼吸が苦しければマスクを外してOKな産院もあります。)
そのためマスクは普段から使い慣れたものや、呼吸がしやすいものを多めに用意しておくとよいでしょう。
- 除菌グッズ
産院内にもアルコール消毒液は常設されていますが、除菌シートや除菌スプレーなどを自分でも持っていると安心。
病室やトイレなど、気になるときにサッと使えて便利です。
- 自撮りグッズ(スマホスタンド、セルカレンズなど)
コロナ禍では立ち会い出産や面会が制限されることがあるため、赤ちゃんと2ショットで写真を撮る際に自撮りグッズがあると便利です。
テーブルやベッドサイドに挟んでつけるタイプのスマホスタンドがあれば、自撮りだけでなく寝ながら動画を見たいときにも活躍します。
またセルカレンズはスマホのカメラに挟んでつける広角レンズのことで、手軽に画角の広い写真を撮ることができます。
コンパクトで使いやすいので、荷物が多い入院中にも持っていきやすいでしょう。
- ピンチ付きハンガー
家族と面会ができないコロナ禍では、入院中の洗濯物を自分で洗濯しなければならない病院もあります。
乾燥機も併設されていることが多いようですが、ピンチ付きハンガーがあると靴下やハンドタオルなど小さいものを病室でもすぐ干せるので便利です。
多めに用意しておくと安心アイテム
コロナ禍の出産では、入院中の面会が制限される場合があります。
家族からの荷物の授受を看護師さんにお願いできる場合もありますが、必要になりそうなものはなるべく余裕をもって多く入院バッグに入れて持っていくといいでしょう。
飲み物など自動販売機や売店で買えるものもありますが、産院で買うと値段が高くなるので自分で用意することをおすすめします。
- 飲み物(水、お茶)
陣痛中や授乳中は喉がとても渇き、飲み物の消費が早くなります。
荷物に余裕があれば多めに持っていくことをおすすめします。
- 箱ティッシュ
ティッシュも想像以上によく使います。
授乳や赤ちゃんのミルクの吐き戻しなど、あっという間に1箱使い切ってしまうことも。
2箱持っていくと安心です。
- おしりふき
新生児の赤ちゃんはおしっこやうんちの回数が多く、おむつ替えのときに使用するおしりふきの減るスピードも速いもの。1つ多めに持っていくと安心です。
入院生活を快適にするアイテム
入院中は陣痛や産後の痛みで思うように動けないなど何かと不自由な思いをする場面があります。
そんなとき、入院生活を少しでも快適に過ごせるようなアイテムをご紹介します。
ペットボトルストローや軽食は、産前産後にすぐに使う可能性があるので陣痛バッグに入れておくと安心でしょう。
- ペットボトルストロー
ペットボトルストローがあれば、寝たままでも飲み物が飲めて陣痛中や、産後などで痛くて動けないときに便利です。
産院でもらえることもありますが、自分で用意しておくと安心です。
- 軽食(お菓子・ゼリー飲料など)
出産は想像以上に長時間になることもあるので、エネルギーを摂取できる軽食があると重宝します。
特に手軽なゼリー飲料はおすすめ。
また出産後のご褒美として、お菓子やスイーツを持参する人もいるようです。
- 乳頭保護クリーム
授乳が始まると、赤ちゃんがまだ上手におっぱいを吸えなかったり、頻回に授乳を行ったりすることで乳首が痛くなることがあります。
そんなときは乳頭保護クリームを塗り、乳首をケアしてあげましょう。
乳頭保護クリームを塗ることで刺激や乾燥から皮膚を保護し、乳首をやわらかく保つことができます。
事前に塗っておくとトラブルを防ぎやすくなるので、母乳育児を目指している人は1つ持っておくと安心です。
- 授乳クッション
赤ちゃんが産まれると、一生懸命授乳しようと前傾姿勢になりすぎるなど、悪い体勢が続いて体が凝ってしまうことがあります。
産院によっては授乳クッションが借りられるところもありますが、高さが合わなかったり、コロナ禍で貸し出しを中止したりしている場合も。
枕や布団でも授乳クッションとして代用できますが、毎回高さを調整するのも大変です。
入院中の授乳は頻回なので、お気に入りのものがあれば持参してもよいでしょう。
また体がつらいときなど、楽な姿勢を保つときに体の下に入れるなどしても活躍します。
- イヤホン
相部屋の場合、テレビを見たり、スマホで動画や音楽を楽しんだりするときにイヤホンが必要になります。
テレビとスマホに都度付け替えるのは面倒なので、イヤホンは2つ用意しておくと便利です。
- 延長コード
延長コードもあると便利です。
スマホも充電器をつなげれば、ベッドで横になったまま充電することができます。
- フック&巾着
ベッドサイドに小物をかけておけるフックと巾着など、ものを入れられるものがあると便利です。
私はスマホ、テレビのリモコン、飲み物は常に近くに置いておきたかったので、横になったまま手に取れる範囲にあると便利だと思いました。
- 大判のブランケット
寒い季節はもちろん、暑い季節でもエアコンなどで冷えることがあります。
そんなときに大判のブランケットを持っておくと便利です。
私はベッドに腰かけたときにベッドフレームが脚にあたってひんやりするのが気になったので、ベッドフレームを覆うように敷くことで暖かく過ごせました。
上の子の準備バッグ
第2子・3子の出産の場合、急にやってくる陣痛に備え、上の子のお世話グッズを準備しておく必要があります。
陣痛が来た場合、コロナ禍で上の子を一緒に病院に連れて行くことは難しいので、パパや祖父母、もしくは一時的にママ友などに預かってもらうことを想定し、必要なものをバッグにまとめて準備しておくと安心です。
子どもの月齢にもよりますが、具体的には次のようなものを準備します。
- 着替え
- 下着、肌着
- おむつ、おしりふき
- おやつ、軽食
- おもちゃ、絵本
- パジャマ
- 歯ブラシ
- マスク
どんなバッグに入れていく?
- マザーズバッグ
マザーズバッグであれば、赤ちゃんが産まれたあとも長く使えます。
ショルダーやリュックなど様々なタイプがあるので、自分の使いやすいものを用意しておきましょう。
選び方のポイントは大容量で口が大きく取り出しやすいこと。
また内側の仕切りやポケットがあると整理しやすく、軽量なものであると産後も使いやすいでしょう。
さらに撥水加工であれば急な雨や汚れが付いてしまったときもふき取りやすくおすすめです。
デザインが可愛いものであれば、ママになるのがいっそう楽しみになりますね。
- キャリーケース
入院期間が一週間ともなると、荷物の量も多くなります。
2泊3日分くらいの荷物が入るキャリーケースであれば病室に置いておいても邪魔にならず、移動もとても楽になります。
退院時には産院からおむつやミルク、洗剤などの試供品をもらうことがあるので、荷物が増えることも想定して容量に余裕があるバッグで行くと安心です。
産院のサービスもしっかり活用して、万全の準備を
産院によってレンタル可能なものや、支給されるものは異なります。
荷物を少なくするためにも、パジャマやタオルなどレンタルできるサービスがあれば利用してみてもいいかもしれません。
コロナ禍での出産に不安はつきものですが、陣痛バッグと出産バッグをしっかり準備して出産に備えましょう!
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ライター:山村智子
4歳の男女双子と0歳の男の子の3児の母。
ドタバタ育児の合間にライターをしています。
せっかちでおっちょこちょいな性格なので失敗も多いですが、目標は「肝っ玉母ちゃん」。
笑って過ごす日々を心がけています。