4月から保育園に通い始める子どものママやパパは、そろそろ入園準備を意識する頃ですね。
ギリギリになってから慌てないためにも、持ち物や生活リズムなどの用意を始めましょう。
入園が決まってからの流れや準備するものは施設によって異なりますが、一般的に用意しておけばよいといわれているものなどを、あらかじめ確認しておくと安心ですよ。
この記事のもくじ
保育園の入園準備はいつからする?
育児をしながら買い物に行ったり名前を付けたり縫い物をしたり……と考えると、入園準備はなるべく早くから始めたいもの。
保育園の入園準備は、いつから始めたらよいのでしょうか。
本格的な準備は保育園の説明会に行ってからがベター
保育園の入園前に準備するものは、説明会で伝えられます。
内容は施設によって違うため、きちんと説明を受けてから用意するのがベターです。
インターネットで調べたものを揃えたあげく「結局使わなかった」「指定のものがあり買い直すことになった」となる事態はなるべく避けたいですよね。
保育園の説明会は2月~3月に行われるのが一般的
保育園の場合、入園が決定するのは早くて1月。
多くは2月に決定し、入園説明会は通知が届いてから半月~1ヶ月以内、つまり2~3月に行われるところが一般的です。
説明会では準備するものを教えてもらえるだけでなく、質問を受け付けてくれることもあります。
手作り品でなくてはならないのかなど、気になることがあれば聞いてみましょう。
お名前スタンプやシールがあると便利
保育園で使用するものは、全て記名をする必要があります。
衣類のほかに、オムツなどにも記名が必要な場合が多く、かなり大変な作業となります。
お名前スタンプやお名前シールを使用することで、作業の負担が軽減されるため、用意することをおすすめします。
入園グッズを手作りする必要はある?
保育園での入園グッズは、必ずしも手作りしないといけないわけではありません。
説明会などで渡されるプリントを確認し、手作りが必要かどうかを確認するようにしましょう。
保育園からサイズなどの指定がある場合は手作りが必要なことも
昼寝をする際のシーツやコップ入れ、着替え入れなどの巾着袋は、保育園で大きさが指定されていることがあります。
その際は、ミシンなどで手作りをする必要が出てきます。
制作代行などに外注するのも一つの手
手作りが大変な場合は、制作代行などに外注するのも一つの手です。
最近では、生地とサイズを指定すると、カバンや巾着などの入園グッズを制作してくれるサービスも増えてきています。
時間がないなどの理由で、手作りの負担が大きい場合は、利用を検討してみましょう。
保育園の入園準備チェックリスト【全年齢】
保育園の入園準備は、入園する年齢によって異なります。
まずは、どの年齢の入園でも必要なものをご紹介します。
保育園によっても少しずつ違うため、説明会で聞いた内容や配布された資料を必ず確認してくださいね。
①上下セットの着替え/肌着
トップス・ボトムス・肌着は、1日に3セットは用意しておいたほうがよいでしょう。
保育園では着替えのタイミングが決まっていることも多く、昼食後やお昼寝後などに着替えます。
子どもは汗をかきやすく、また食事の際に汚すことも多いため、余裕を持って準備しておくのがおすすめ。
園によっては装飾の多い服やフード付きの服を禁止しているところもあるため、注意しましょう。
②お昼寝用寝具
お昼寝で使う寝具は、保育園によってはサイズが決まっていたり三つ折りなど形状が指定されていたりします。
掛け布団・敷き布団・シーツ・タオルケット・枕など一式を用意しなければいけない保育園もあれば、カバーだけでOKの園も。
サイズの指定がない場合は、子どもの年齢や身長に合うものを選んでくださいね。
③タオル
保育園では、ハンドタオルやフックに掛けられるループタオルを使います。
洗い替えを考え、3枚ほどあると安心です。
園によっては1日2枚ずつ持って行くところもあるようなので、見落とさないように説明会で配布された資料をよく確認しておきましょう。
④ビニール袋
おむつや汚れた服を入れて持ち帰るため、ビニール袋も持ち物リストに入っています。
中には大きさや色の指定がある保育園も。
特に指定がなければ、100円ショップでまとめて購入したり、消臭機能付きのものを選んだりするのもよいですね。
⑤外遊び用スニーカー
保育園では外遊びも多いため、靴は履きやすく動きやすいスニーカーが必需品です。
大きすぎず小さすぎない、子どもの足に合ったものを選びましょう。
⑥雨具(レインコートや傘)
雨天時は雨具が必須ですが、保育園によっては「〇歳まではレインコートのみ」「傘は〇歳から」など決まっている場合があるので、確認してから用意するとよいですね。
⑦ママ・パパ用の通園バッグ
保育園に通園するようになると、シーツや日々の着替え、オムツなどかなりの荷物を持って行くことになります。
また、園から自宅に持って帰るものも多いため、ママ・パパが持つための大きめのトートバッグなどを用意するようにしましょう。
【0歳・1歳】保育園の入園準備チェックリスト
ここからは、0歳や1歳で入園する際に準備するものを解説します。
①おむつ
トイレトレーニングが始まる前は、おむつが必須。
10~15枚ほど預けて毎日減った分を補充する形をとる保育園もあれば、必要な枚数を毎日持参する形をとる保育園もあります。
おむつには1枚ずつ記名が必要なため、お名前スタンプがあると便利ですよ。
②おしりふき
おしりふきの用意が必要な保育園もあれば、保育料におしりふき代が含まれていて持参不要の保育園もあります。
③哺乳瓶
1歳の入園では不要なこともありますが、基本的にはストローコップなどを使うようになる前までは哺乳瓶を使用することになります。
子どもが普段から使っているタイプの哺乳瓶を用意しましょう。
園によっては哺乳瓶の持参が不要なケースもあります。
④お食事用エプロン
保育園では給食やおやつの時間があるため、お食事用エプロンが必要になります。
洗いやすいもの、コンパクトにたためるものがおすすめです。
2歳以降の入園は何が必要になる?
続いて、2歳以降に入園する際に必要なものを解説します。
①コップ・コップ袋
外遊び後のうがいや食後の歯みがき、水分補給に使います。
特に指定がなければ、子どもが使いやすい持ち手付きのもの、落としても安心なプラスチック製のものがおすすめです。
コップを入れるコップ袋が必要な場合も。
毎日使うものなので、洗い替えも用意しましょう。
コップ袋は比較的簡単に作れるため、手作り品を持たせたい方は作ってみてはいかがでしょうか?
②歯ブラシ
食後に歯みがきをする保育園もあります。
年齢に合った歯ブラシを選び、雑菌の繁殖を防ぐために1ヶ月に1度程度は新しいものに交換するとよいですよ。
③トレーニングパンツや布パンツ
保育園では2歳児クラスからトイレトレーニングを始めるケースが多く、トレーニングパンツや布パンツが必要になります。
トレーニングを始めたばかりの頃なら、毎日2~3枚は必要です。
余裕を持って多めに買っておくとよいでしょう。
④靴下
着替え一式の他、外遊びをするようになれば靴下の替えが必要になることもあります。
脱ぎ履きしやすいくるぶし丈の靴下、すべり止めが付いている靴下など、子どもに合ったものを選んでくださいね。
靴下は子どもが汚したり紛失したりしやすいため、多めに用意しておくと安心です。
持ち物以外の入園準備
保育園の入園準備は、持ち物だけではありません。
保育園が決定してからの時間は少ないですが、できるだけ準備を進めておきましょう。
生活リズムを整えるようにしましょう
入園後と同じ時間に起床・就寝できるように生活リズムを整えておくとスムーズです。
また、おやつの時間も設定し、決まった時間に食事をとれるようにしておくとよいですよ。
保育園では午前中からお散歩や外遊びなど活発に過ごすため、特に朝食をしっかり食べられるように整えておきたいですね。
卒乳・ミルクの練習を始めましょう
それまで母乳を飲んでいた子も、保育園ではミルクを飲むことになります。
哺乳瓶でミルクを飲めるように練習しましょう。
保育園に預けるからといって母乳をやめる必要はありませんが、月齢や子どもの状態、ママの体調によっては卒乳を考えてもよいですね。
卒乳に関する記事はこちら!
集団生活を体験してみるのもおすすめ
余裕があれば、児童館や支援センターなどを利用して、集団生活を体験させてみてはいかがでしょうか?
他の子どもや保育士と触れ合うことで、保育園に慣れるのが早まるかもしれません。
保育園の園庭開放に行けば、園の雰囲気や保育士の声かけの様子などがわかりますよ。
入園後の慣らし保育にも備えておきましょう
保育園に入園した直後は、多くの園で「慣らし保育」を行います。
最初は短時間保育から始め、徐々に保育時間を長くしていくやり方が一般的です。
慣らし保育の期間は1週間~2週間が平均的
慣らし保育の期間は、園によって異なりますが、1週間~2週間程度が一般的です。
入園初日からフルで勤務をしなければならないなどの事情がある場合は、慣らし保育は強制ではありません。
仕事の都合で慣らし保育ができない場合は、園に相談するようにしましょう。
慣らし保育のスケジュールの例
慣らし保育のスケジュールの一例をご紹介します。
1~3日目 | 登園~昼食前にお迎え | |
---|---|---|
4~7日目 | 登園~昼食を食べお迎え | |
8~10日目 | 登園~午睡を済ませお迎え | |
11日目~ | 終日保育 |
計画的に準備していきましょう
保育園の入園準備は、2~3月頃に行われる説明会のあとから始めることになります。
4月の入園まであまり時間がないため、それまでにどこで何を購入するかを調べておいたり、お名前スタンプを用意しておいたりすると比較的スムーズに進められますよ。
入園準備中に、こちらもチェック!
ライター:あまね
チャイルドカウンセラーの資格を持つママライター。
HSC(ひといちばい敏感な子ども)の娘の心に寄り添うため、子ども認知行動療法やアートセラピーを勉強中。
目標は自分だけの仕事部屋を持つこと。