
小学校入学後は、どんな生活になるのかドキドキしますね。
今回は、小学生の一般的なタイムスケジュールを紹介します。
地域や学校により多少の時間のズレがあるかもしれませんが、ひとつの例として参考にしてみてください。
この記事のもくじ
小学生のタイムスケジュール【学校生活】
6:30頃~ 起床、朝食、身支度
登校時間に間に合うように、余裕を持って朝の準備ができる時間に起床します。
朝食をしっかり食べてエネルギーチャージしましょう。
低学年のうちは忘れ物も多いので、家を出る前にもう一度、子どもと一緒に忘れ物がないかチェックすると安心です。
7:30~8:00頃 登校
学校で指定された通学路どおりに通学します。
1年生のうちは、歩くペースが遅いことや、学校に着いてから授業の準備をするのに時間がかかることがあるため、時間に余裕をもって登校するとよいでしょう。
通学班で登校するルールの学校も多いです。
その場合は、通学班によって集合時間が決められています。
新1年生がいる班では集合時間を早めに設定するケースが多くなります。
▼小学校の登校時間に関する記事はこちら!!
8:30頃~ 朝の会・授業
朝の会の後、1コマ45分間の授業が始まります。
4月頃は学校内を見学する「学校探検」など、新入生が学校生活に慣れるように工夫された内容の授業も多く行われます。
先生の話を聞くだけでなく、教科書に載っている物に実際に触れたり、タブレット端末を操作したり、自分の意見を発表したり、友達と話し合ったりしながら授業を行います。
12:00頃~ 給食
給食は、準備、配膳、食べる時間、片付けの時間を合わせて30~45分程度。
一般に1週間ごとに給食当番が決められ、当番の子どもたちが配膳を担当します。
幼稚園や保育園と比べて給食を食べる時間が短いので、最初は食べ終えるのに苦労することもあるかもしれません。
休み時間
授業と授業の合間に5分休みがあり、トイレを済ませたり、次の授業の準備をしたりします。
また2時間目と3時間目の間と、給食後にそれぞれ15~20分程度の休憩時間があり、子どもたちは校庭や教室で自由に過ごします。
15:00頃 下校
最初の1~2週間程度は早く帰って来ることも多いですが、通常5時間授業が始まると15時頃に下校します。
最初の1週間程度は先生の付き添いがあったり、保護者の迎えが必要になったりする場合もあります。
小学生のタイムスケジュール【放課後】
15:00頃~ 自由時間
放課後は、自由時間。
学校から出される宿題をする他、家でゆっくりしたり、友達と遊んだり、習い事や地域活動をする子もいます。
自由時間にやること
宿題をする
1年生は早ければ4月中旬頃から宿題が始まり、GW明け頃には本格的に宿題が出るケースが多いです。毎日、忘れず宿題ができるように保護者が見守りましょう。
宿題をするタイミングは家庭によってさまざま。
帰ってすぐ終わらせる、おやつを食べて一息ついてから、習い事や友達と遊んで帰ってきてからなど、子どもの性格や生活スタイルに合わせて家庭でルールを決めて取り組めるようにしましょう。
友達と遊ぶ
友達と約束をして、放課後に遊ぶことがあるでしょう。低学年のうちは待ち合わせ場所や時間の約束が曖昧で友達と会えずに帰って来ることもあるようです。
機会があれば、子どもと仲のよい友達の親と連絡先を交換しておくと、子ども同士の約束も確認しやすくなります。
また、子どもに遊ぶ場所をきちんと報告させ、帰宅時間を守る約束をしておきましょう。
習い事をする
放課後、習い事をする場合もあるでしょう。新生活は思っている以上に疲れるものです。
新しい習い事は小学校に慣れてから始めるのがおすすめ。
前から続けている習い事も、子どもの様子に合わせて無理なく通えるといいですね。
学童保育利用の場合
学童保育を利用する場合、放課後は小学校や児童館などの指定の教室で過ごします。公立の学童保育では、一般的に18:00まで、延長時間がある場合は19:00まで利用でき、親が迎えに行きます。
学童保育では、職員の見守りのもと、自主学習をしたり、おやつを食べたり、遊んだり、本を読んだりして、ゆったりと過ごします。
宿題は学童保育の時間内で終わらせて帰ってきますが、念のため親がチェックしておくと安心です。
民間学童では、送迎サービスがあったり、遅い時間まで預かってくれるところもあります。
18:30頃~ 夕食・お風呂
理想的な就寝時間を目安に考えると、18:30頃から夕飯やお風呂の時間がとれるとベストです。
小学校では、幼稚園や保育園の時と違って、学校の様子を先生から教えてもらえる機会は少ないので、夕飯やお風呂を親子のコミュニケーションの時間にして、学校の様子を確認しておくとよいでしょう。
小学校では人間関係 のトラブルが発生することもあります。
子どもはママやパパに話を聞いてもらえることで気持ちがラクになるケースが多いようです。
21:00頃~ 就寝
小学生には8~10時間のまとまった睡眠時間が必要と言われています。
そのため、21:00頃には就寝できるとベストです。
1日の疲れをとり、翌日の授業に集中するためにもしっかり睡眠をとれるようにしましょう。
子どもの睡眠について詳しくはこちら!
小学校生活をスムーズに! 放課後の過ごし方のポイント
宿題を見守り少しずつ自分でできるように促す
初めのうちは親子で一緒に連絡帳を見て、宿題の内容を確認しましょう。
正しい姿勢でできているか、鉛筆を正しく持てているか、間違いや雑に書いていることがないか、ママやパパが見守ります。
慣れてきたら、自分で考えて取り組めるように促していきましょう。
前日に明日の学校の準備をする
前日のうちに、子ども自身が連絡帳や時間割を見て、翌日の持ち物を自分で準備できるようにしましょう。
工作の材料など特別な持ち物が必要なこともあるので、子どもと一緒に連絡帳を確認するほか、配布プリントや学校アプリなどに届く連絡をしっかりチェックしておきましょう。
プリント類・連絡帳はママやパパに渡す習慣を
新年度は提出書類も多くあります。
毎日の連絡帳はもちろん、学校でプリントが配布された時は必ずママやパパに渡すよう習慣づけておきましょう。
提出期限を過ぎてからランドセルからクシャクシャの提出物が出てきたという事のないように要注意です。
ルールや約束を守れるようにする
子どもだけで過ごす場面が増えてくるので、学校のルールやママやパパとの約束をしっかり守れるようにしましょう。
登下校中、寄り道をしないこと、持ち物を振り回さないことや道路の歩き方などを確認しておきましょう。
放課後はストレス発散の時間を持つ
初めての小学校生活に慣れるまでの間、子どもはとても緊張して過ごします。
放課後は好きなことに没頭したり思いっきり身体を動かしたり、自由に遊ぶ時間を持つことでストレスを発散できます。
入学後に多くなりがちな抱っこやスキンシップを求めるなどの甘えを、しっかり受け止めてあげることも学校生活を頑張る力になります。
まとめ
小学生のタイムスケジュールは、学校の授業時間に合わせて進んでいきます。
放課後は、宿題や翌日の準備、しっかり心と身体を休める時間も必要です。
時間に合わせて行動できるようサポートしてあげましょう。
ライター:nicoai
元保育士、幼児教室講師。
小1、小4の子を持つママ。
家族療法カウンセラー、チャイルドカウンセラーの資格を生かし「子育て学び広場にこあい」で、オンライン子育て相談や子育て講座を開催しています。