9歳の娘、6歳の息子を育てる、共働きのママライター Tomomi です。
我が家が体験した第1子の小学校入学は、娘にとっても、私にとっても大きな変化を伴う大変な1年でした。
新しい環境に戸惑う娘の心のケア、通学や宿題のサポート、仕事時間の調整に試行錯誤の連続。そんな私の「小1ママ」体験記をご紹介します。
この記事のもくじ
初めての徒歩通学サポートに大苦戦!
短縮時間割と仕事の調整
入学後の数か月は、新1年生だけの“短縮時間割”で他学年より早い下校時間でした。
帰宅は幼稚園の降園時間より早く、子ども達が道を覚えるまでは、保護者が途中までお迎えに出なくてはなりませんでした。
その事実を知ったのは入学数か月前、慌てて仕事を調整する非常事態となりました。
徒歩でのお迎えは大変でしたが、ダイエットになると自分に言い聞かせ、時間が許す限り頑張りました。
ママさん同士の助け合い
子どもが入学してしばらくは「仕事でお迎えに間に合わない」「曜日で変わる下校時間を間違えてしまう」「予定時間になっても帰ってこない」など、いろんなトラブルが起こりました。
そんな時の心強い味方は、同じ境遇の近所のママさんでした。
お迎えをお願いしたり、代わりに預かったり、おしゃべりや寄り道でなかなか帰宅しない子ども達を手分けして探したり、お互いの協力なしには乗り越えられませんでした。
登下校サポートの工夫
- 私のスマホのアラーム機能は、常にスケジュールでぎっしり。
- 「曜日で変わる下校時間」「子どもの習い事」「私の仕事」「下の子のお迎え時間」を一括管理。
- 親子で下校のルールを話し合い、毎日決まった時間・場所で落ち合えるように工夫。
安全に帰宅するためのルール決めは必須でした。
「お友達と歩くときは2列以上に広がらない」「止まっておしゃべりはしない」「石けりをしながら歩かない」「お友達の家に寄り道しない」などルールを相談し、安全管理を実践しました。
お迎え・宿題・翌日の学校の準備に3時間?! 勉強習慣の壁に直面
初めての宿題
入学当初、娘は幼稚園生活との違いに衝撃を受け、徒歩通学に疲れ、帰宅と同時にエネルギー切れ。
帰宅後すぐに宿題をしてほしい私の思いをよそに「宿題やりたくない! おやつ食べたい! 疲れた!」と不機嫌な毎日でした。
娘をなだめるだけで1時間経過なんて日もあり、親子揃って疲弊していました。
翌日の学校の準備
宿題だけでクタクタなのに、今度は翌日の学校の準備をしなければならず、娘の不機嫌レベルはMAXです。
それでも宿題→学校の準備を習慣化させる日々。
最初は娘1人ではできないので「時間割揃え・鉛筆削り・持ち物チェック・洋服選び」と私も付きっ切り。
結局、下校のお迎えに出てから、娘に一通りの流れを終えさせて私がほっと一息つくまでに3時間近くかかる日も珍しくありませんでした。
私が実践した「宿題→翌日の学校の準備」サポートの工夫
- 「宿題→翌日の学校の準備」が娘の日課になるまでは、娘の帰宅後のペースを変えずに、とにかく応援に徹する!
- 勉強をしながら食べられる飴などで娘の機嫌をとりつつ、終わった後のご褒美も!
- 娘がイライラしてもできるだけ怒らず、隣で娘の気持ちに共感。
- 宿題1ページごとにタイマーをセットし、ゲーム感覚で娘が楽しめる工夫!
- 終わったら自由時間!娘とのスキンシップやリラックスタイムも確保!
勉強の習慣化はとても時間がかかり、娘のモチベーション維持も大変でした。
幼稚園の頃から勉強習慣を身につける練習をしておけばよかったと反省し、現在下の子では、しっかり実践中です。
また、宿題習慣が身につくまでは、親子ともに余計な負担は最小限にするのが得策。
新規の習い事は学校に慣れてきた6月以降に始めるのがおすすめです。
噂の「小1の壁」は存在した!共働き世帯の負担に困惑
共働き世帯の母親の負担は急増
「小学生になったら楽になるね」というセリフを信じてはいけない。
そう実感したのは入学してすぐのことでした。
毎日の早帰り、帰宅後の宿題・翌日の学校準備と、親はそのサポートに幼稚園時代より多くの時間を費やします。
在宅ワークをしている私は、昼間の仕事の時間を減らし、代わりに夜中や週末に仕事をすることも増え、体力を消耗して子育てと仕事のバランスを保つのにとても苦戦しました。
長期休暇・習い事の送迎
もっとも想定外だったのが、小学校の長期休みです。
幼稚園では預かり保育でも給食が用意されていたのに対し、学童保育では毎日お弁当持参、さらに学校までの送迎も必須でした。
夏休みの私のスケジュールは分刻み!お弁当作りに送迎、仕事の後には習い事の付き添い、休日は夏休みの宿題と大忙しでした。
私が実践した「小1の壁」の乗り越え方
- 先輩ママのアドバイス「仕事を始めるなら幼稚園のうちに」を実践!職場に慣れた状態で入学を迎えたので、時短勤務などの相談がしやすかった。
- 長期休みのお弁当は、週末の作り置き、前夜の夕食を多めに作って回すなどで対応!パパにも毎朝の卵焼き係を任命。
- 習い事はオンライン活用や学校の近くで探し、学校から直接行けるように手配。送迎負担を少しでも減らす。
うちにとっての「小1の壁」では多くの負担が私にのしかかってきましたが、毎日“大変アピール”を続けた結果、夫の協力を勝ち取ることができました。
すべて抱え込まず、家族一丸となって助け合うことが大切だなと痛感した1年でした。
子どもの心の変化に気がつける母の余裕が必要
幼稚園と小学校の違いに戸惑う娘
なんでも笑顔で聞いてくれた幼稚園の先生と違い、小学校の先生は子どもとの関わり方も違いました。
先生との距離感に戸惑い、娘の学校への苦手意識は強まりました。
加えてコロナ禍も重なり、毎日マスク着用、私語も控えなくてはならず、大人でも嫌になるような日々。
次第に学校に行きたくないと言い始める娘への対応に頭を悩ませました。
私が実践した子どもの心のケアの工夫
- 学校まで付き添ったり車で送ったり、どんな形でも学校に行くことを最優先にサポート。
- 幼稚園と小学校の違いを一緒に考え、納得がいくまで娘と話し合う。
「幼稚園では遊びが主体の学びだったけれど、小学校では机上での勉強を頑張るんだよ」など、園生活と小学校生活の違いを説明。
先生と話すのが大好きだった娘の気持ちにも共感しつつ、小学校での先生との距離感を理解できるよう話し合いました。
幼稚園からのお友達の存在も助けになり、今では元気に楽しく登校できています。
まとめ
幼稚園と小学校では親子ともに生活環境が大きく変化し、試練の連続でした。先輩ママからのアドバイスを参考に、入学前からサポート体制を整え、親子で乗り越えていくことが大切だと実感しました。
子どもの変化に気がつき、笑顔で受け止められるよう、私自身も心の余裕を持ってサポートをしていきたいと思います。
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ライター:Tomomi
旅行・アウトドア・パン作りが好きな2児のママライター・フリーランスの留学カウンセラー。
海外留学経験を生かして我が子に“おうち英語教育”を実践中。
夢は、グローバル教育を通じてたくさんの子ども達、若者の未来を応援すること。