
子どもやママ・パパにとって大切な節目となる、幼稚園や保育園の卒園式。入園してからのさまざまな思い出や子どもの成長した姿に、胸がいっぱいになる方もいるのではないでしょうか。
園生活最後の行事になるため、親子ともに晴れの日にふさわしい服装を準備しておきたいですよね。今回は卒園式にふさわしい服装についてや選ぶときのポイント、当日の持ち物などを紹介します。
この記事のもくじ
卒園式はいつ行われる?
卒園式はともに過ごした友達や先生との別れを惜しみ、新しい門出をお祝いする日です。
3月中旬~下旬に行う園が多い
一般的に3月中旬〜下旬に行われることが多いようです。
式典は午前10時ごろに始まり、1時間程度で終わります。
式の後は教室で担任の先生からのあいさつや、友達と写真を撮るなどして過ごすのが定番です。
謝恩会を行う園もあるため、なるべく早めに園の行事予定表を確認し、スケジュールを調整しておきましょう。
卒園式にふさわしい服装選びのポイント!
初めての場合、どのような装いをすればよいのか悩むところ。
ここでは子どもやママ・パパそれぞれの服装選びのポイントを見ていきましょう。
卒園する子どもの服装
子どもの服装は、制服がある場合とない場合とで準備するものが異なります。
選ぶ際は園の方針や雰囲気、子どもの意見などを取り入れてコーディネートしてください。
≪制服がある場合≫
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基本的に制服を着用しましょう。
上だけ制服がある場合は下に黒やグレーなど、落ち着いた色のズボンやスカートを合わせます。
指定のスモックがある場合も、カジュアルすぎる服装は避けてください。
靴下は白や紺などシンプルな色にし、靴は黒のフォーマルシューズもしくはスニーカーがおすすめです。
女の子はストラップシューズでも、素敵に仕上がります。
≪制服がない場合≫
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フォーマルな服装を基本に、コーディネートを考えましょう。
男の子は黒や紺のスーツに白シャツ、首元にはネクタイや蝶(ちょう)ネクタイを合わせます。
女の子は、黒や紺のスーツもしくはジャンパースカートに白ブラウスを合わせてください。
襟にレースやフリルの飾りがあると、可愛らしく華やかに見えます。
靴は男女ともに、黒のフォーマルシューズやスニーカー、また女の子はストラップシューズを合わせてもよいでしょう。
ママの服装
ママの服装はジャケットにスカートやパンツを組み合わせた、スーツスタイルやワンピーススタイルがおすすめです。
新しく購入を考えている方は、入学式に着回すことも考えて選ぶとよいでしょう。
色は黒や紺などのダークカラーにすると、品のある落ち着いた印象に。
アクセサリーはシンプルで上品なものがおすすめです。
パパの服装
パパの服装は、略礼服のスーツスタイルがおすすめです。
ダークスーツではなくビジネススーツでもマナー上は問題ありませんが、お祝いの場にふさわしい服装を心がけましょう。
色は黒や紺、グレーなどで無地が基本です。
シャツは白で襟はレギュラーカラーにし、ネクタイは目立ちすぎない落ち着いた色や柄を選んでください。
スーツやネクタイは、子どもやママと色味を合わせると家族で統一感がでて、おしゃれに仕上がります。
卒園式で避けるべき服装
卒園式はフォーマルな服装が基本です。
以下にNG例を挙げますので、参考にしてください。
ママの避けるべき服装
- 首元や背中がざっくりとあいた、露出度の高い服装
- ひざ上の丈の短いスカートやワンピース
- 透け感の強い素材のシャツやブラウス
- 黒のストッキング
露出度の高いものや透け感の強いものは基本NGです。
ジーンズやスニーカーといったカジュアルファッションや、派手な色も避けるようにしましょう。
黒のストッキングは喪服を連想させるため、ベージュ色のストッキングを選んでください。
パパの避けるべき服装
- 柄が目立つ派手なスーツやシャツ、ネクタイ
- 格式が高すぎる正礼装
- ノージャケット、ノーネクタイ
スーツはうっすらと線が入ったストライプ柄などは許容範囲内ですが、柄が目立ちすぎるものはカジュアル感が前面にでてしまうため、注意が必要です。
ノージャケットやノーネクタイの格好も、卒園式の服装としてはふさわしくありません。
アクセサリーや小物にも気をつけて!
大ぶりなアクセサリーは悪目立ちしてしまうため、選ぶならパールがおすすめです。
パールの輝きが顔まわりを華やかに見せてくれます。
バッグはダーク系で、シンプルなデザインのものがよいでしょう。
かっちりとした小ぶりのバッグがひとつあると、これからのイベントに活用できて便利です。
コサージュを胸元につけると顔まわりが明るくなり、お祝いの席に花を添えてくれます。
卒園式の雰囲気に合うよう、できるだけ上品なカラーや形のものを選ぶようにしてください。
卒園式当日に必要な持ち物
卒園式当日に必要な持ち物を紹介します。
前日までに準備をして、忘れずに持っていくようにしましょう。
ハンカチ/ティッシュ
涙を拭くためのハンカチは必須アイテムです。
ティッシュも、子どもの鼻水や突然の鼻血などに対応できるように準備しておきましょう。
マスクも必要に応じて持参してください。
スリッパ(室内履き)
足元がひんやりと冷たくならないためにも、スリッパは必要です。
シンプルなものを準備しておくと、小学校の授業参観にも使えます。
防寒対策グッズ
まだ寒さの残る3月上旬〜中旬は、防寒対策が必要な場合があります。
裏起毛や吸湿発熱機能のあたたかいインナーを着たり、カイロを背中や腰に貼ったりするなどして寒さに備えましょう。
ストールがあるとひざ掛けとしても使えるため、足元の寒さ対策に便利です。
デジタルカメラ/ビデオカメラ
デジタルカメラやビデオカメラに思い出を残したい場合は、忘れずに持っていきましょう。
動作点検や充電、メモリーカードの準備も前日までに済ませておいてください。
サブバッグ
卒園証書や記念品など、当日は荷物が増えることが予想されます。
メインバッグのほかにサブバッグがあると持ち帰るのに便利です。
黒や紺のシンプルなバッグはきれいめの印象があり、コーディネートの邪魔をしません。
今後の入学式や授業参観などにも使えるため、ひとつ持っておくと長く活躍するでしょう。
思い出に残る卒園式にしましょう!
卒園式は卒園証書を受け取る式典ですが、子どもの成長を喜びお祝いする日でもあります。ママやパパは今までのさまざまな思い出がよみがえって感極まることでしょう。節目となる日にふさわしい服装を心がけることが大切です。準備を整えて、思い出に残る素敵な卒園式にしてくださいね。
ライター:misono
3児を子育て中のママライターです。保育園や児童館での勤務経験があります。
日々の子育てを通して感じたことや育児に関する情報を、ママ目線で寄り添いながらお伝えしていきます。