はじめての出産は楽しみな反面、不安や心配ごともいろいろとあります。安心して赤ちゃんを迎えるためには、事前の準備が大切です。
しかし、いつから何を始めればよいのかわからない方もいるのでは。今回は出産準備の進め方や時期ごとに合わせて必要なものなどを詳しく紹介します。
この記事のもくじ
出産準備のスケジュール
出産に必要なアイテムは赤ちゃんやママのものなど、さまざまです。
一度にすべて終わらせようとすると大変なため、計画を立てて進めましょう。
準備は安定期に入る妊娠5~6か月からがおすすめ
妊娠経過が順調ならば安定期と呼ばれる、妊娠5〜6か月ごろから準備を始めるのがおすすめです。
個人差はありますが、体調も安定し軽い運動もできるため、動きやすい時期に入ります。
どのようなものを揃えるのか、まわりにいる経験者に聞いたり、インターネットや雑誌などでリサーチしたりして、事前に情報を集めておくとよいでしょう。
<妊娠5~6か月ごろ>店頭で商品を見てみよう
まずはベビー用品を取り扱う店舗へ行き、実際に商品を見てみることをおすすめします。
売り場には赤ちゃんの衣服や育児グッズ、ママ向けの衣服など必要なものが揃っています。
店頭に並ぶさまざまな商品を見ながら、どのようなものがあるのかを知ることが大切です。
また、出産準備に関する冊子をもらえたり、店員さんからアドバイスを受けたりできます。
<妊娠7~8か月ごろ>リストを作成し、予算を立て買い物開始
店頭やインターネットなどで情報を集めたら、必要なものをリストアップしましょう。
自分たちで購入するもの、レンタルするもの、お友だちや親戚などから譲ってもらえるものなど、予算を立てていろいろと検討してみましょう。
リストをもとに店舗やインターネットなどで少しずつ買い揃えます。
<妊娠9~10か月ごろ>買いもれチェックや水通しをしよう
買い物がすんだらリストに買いもれがないかチェックしましょう。
レンタルするものは、なるべく早めに注文をすませておくと安心です。
また、お天気のよい日に短肌着や長肌着など赤ちゃんの肌に触れるものは、水通しをするとよいでしょう。
▼水通しの記事はこちら!
出産準備で必要なもの
出産準備で揃えておきたいものを、シーン別に確認してみましょう。
<出産準備>入院準備編
入院する産院によって準備するものが異なるため、できれば病院に確認をした方がよいでしょう。
すべて揃ったら、バッグやスーツケースにひとまとめにしておくと慌てずにすみます。
退院時、自家用車を使用する場合はチャイルドシートが必要です。
診察券、保険証、母子手帳 | さっと出せるようにケースにまとめて入れておく | |
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入院に関する手続き書類 | サインや印鑑もれなどがないかチェック | |
筆記用具 | 授乳やおむつを替えた時間を書くときに便利 | |
パジャマ | 前開きで授乳しやすいもの、着替えを2〜3枚 | |
下着 | 授乳用のブラジャーと産褥ショーツなど | |
母乳パッド | 母乳を吸収して下着の汚れを防いでくれる | |
産褥パッド | 悪露や血液を受け止めてくれる | |
洗面用具 | 歯ブラシ、ボディシャンプー、化粧品など | |
お箸、コップ | コップは落としても割れないプラスチック製がよい | |
タオル | 手洗い用やシャワー用など、数枚必要。大判のバスタオルがあると、おくるみとしても使える | |
スリッパ | 底がすべりにくいものがおすすめ | |
ティッシュペーパー | 汚れを拭くときに便利 | |
スマートフォンの充電器、ケーブル | ケーブルは長いものが使いやすい | |
退院時の洋服 | ママと赤ちゃんの退院時の洋服 | |
飲み物 | 陣痛中や出産後は喉が渇くため、入院先のお茶の提供や自販機の有無も確認しておくとよい |
<出産準備>新生児編
肌着やおむつの新生児サイズのものは使用期間が短く、生まれてくる赤ちゃんの大きさにもよるため、必要な分だけ揃えておけば大丈夫でしょう。
短肌着、長肌着 | 50~60サイズで前開きのものがおすすめ | |
---|---|---|
おむつ | 新生児用を1パック準備し、必要に応じて買い足す | |
ガーゼ | 赤ちゃんの汗や口まわりを拭くのに便利 | |
おしり拭き | 肌の弱い赤ちゃんはぬらしたコットンを使うとよい | |
おくるみ | 赤ちゃんを抱っこしやすくなり、体温調節にも役立つ |
<出産準備>ベビー用品編
ベビーウェアは授乳やうんちで汚れることもあるため、洗い替えを少し多めに準備してください。
ベビーベッドやベビーラックなど大型のものは、レンタルを利用する方法もあります。
ベビーウェア | カバーオールやツーウェイオールなど必要に応じて揃える | |
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ベビーベッド、ベビー布団 | 敷布団やマットレスは窒息防止のため、固めのものを選ぶ | |
抱っこ紐、ベビーカー | 新生児から使用できるタイプがおすすめ | |
チャイルドシート | 車で移動する場合は必須のアイテム。新生児から使えるものを選ぶ |
<出産準備>家族みんな編
家族みんなで赤ちゃんのお世話をするときに役立つグッズです。
ベビー用衣料洗剤 | 肌の弱い赤ちゃんに使える、刺激の少ないものを使う | |
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ベビー用ハンガー | 洗濯後、干すときに便利 | |
沐浴関連グッズ | ベビーバス、ベビーソープ、ベビー用綿棒や爪切りなど | |
温度計、湿度計 | 赤ちゃんが快適に過ごせるように、温度や湿度の確認をする |
<出産準備>ママの便利アイテム編
出産後、ママが心地よく快適に過ごすために揃えておきましょう。
授乳クッション | 赤ちゃんを支えて授乳しやすくする | |
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授乳仕様の衣服 | 胸の部分をめくるとさっと授乳ができて便利 | |
授乳ケープ | 外出時に授乳中の胸を隠してくれる。ブランケットとしても代用可 | |
骨盤ベルト | 産後に開いた骨盤をキュッと締めてくれる |
季節によって必要なもの
赤ちゃんが生まれた季節によって、準備しておくと便利なものがあります。必要に応じて揃えておきましょう。
春~夏生まれ
通気性がよく肌に優しいガーゼ素材のアイテムは、汗をかきやすい赤ちゃんにぴったり。
おくるみやブランケットをガーゼ素材にすれば、涼しく快適に過ごせるだけでなく、クーラーの冷気を防いでくれます。
秋~冬生まれ
秋から冬にかけて生まれてくる赤ちゃんは寒さを防ぐために、スリーパーがあるとよいでしょう。
冬はおしり拭きをそのまま使うと冷たく感じるため、おしり拭きウォーマーがあると便利です。
ベビーウォーマーも防寒アイテムとして、お出かけ時に活用できます。
出産準備を進めるときのコツ
ここでは、出産準備を進めるときのコツをご紹介します
ネットや通販も活用しよう
オンラインショッピングや通信販売は、さまざまなベビー用品の取り扱いがあり、自宅でゆっくりと商品を選べます。
商品情報が確認できたものだけを購入する、大きいものや重たいものを配送してもらうなど、実店舗と使い分けて上手に利用するとよいでしょう。
里帰りをする人は早めの準備が大切
里帰り出産を考えている方は、事前に送る荷物と現地で購入する荷物をリストアップし、なるべく早く取り掛かることが大切です。
特に帰省先が遠く、産休に入ってから実家で準備をしようとすると、不測の事態に対応できないことも考えられます。
お家の中も準備しておこう
新生児は一日のほとんどを寝て過ごすため、赤ちゃんが快適に過ごせる場所を作りましょう。
ベビーベッドを置く場所は、エアコンの直風や外からの直射日光があたらない場所がおすすめです。
布団でお世話をする場合は床をきれいにしておき、冬はカーペットなどを敷いた上に布団を置いて冷気を防ぐなどの対策をしてください。
必要になったら買い足そう
最低限のものを準備し、赤ちゃんの様子やママの状況を見ながら、その都度買い足してください。
粉ミルクや哺乳瓶などは出産後、必要になった場合に揃えるとよいでしょう。
余裕を持って、必要に応じて揃えましょう
安定期に入ったら、ママの体調がよいタイミングで出産準備を始めましょう。
ベビー用品は種類が多く、どこまで準備すればよいか迷うことがあるため、リストアップして本当に必要かどうかを検討することが大切です。
出産後、必要になったらその都度買い揃えてください。安心して出産日を迎えられるように、計画的に進めてくださいね。
ライター:misono
3児を子育て中のママライターです。保育園や児童館での勤務経験があります。
日々の子育てを通して感じたことや育児に関する情報を、ママ目線で寄り添いながらお伝えしていきます。